Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK -The Touring Years」

2017-08-04 02:02:35 | cinema
ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK -The Touring Years Blu-ray スタンダード・エディション
クリエーター情報なし
KADOKAWA / 角川書店


タイトルの通り、主に彼らのライブ時代、
ハンブルクから最後のキャンドルスティックまでの、
世界をツアーしていた頃のライブ映像を中心にしたドキュメンタリーでした。

年代を追って、デビューからアメリカを制するまでの高揚感とか、
巨大化してクレイジーなものになっていくツアーへの絶望という
彼らの感情に寄り添うような作りで、
いやービートルズって大変だったんだなと思う。

アルバム制作のこととか
キリストより有名事件とかも交えながら、
彼らの興味関心の変化や成熟の一方で、なおアイドルグループとして続けられるツアーの内容が
どんどん虚しいものになってく様をよく捉えていて面白い。

それと、その時期の彼らの人気ぶりがもう尋常でない。
知っていたつもりではあるのに、改めてスタジアムでのライブの馬鹿でかすぎな観客席とか、
彼らの到着する空港やホテルに押し寄せる何千何万という人の姿とかを見ると
これは他では見たこともないような大騒ぎだと思う。





しかしそういう切り口なので、彼らの中期入り口まででほぼおしまい。
初期から中期も素晴らしいとは思うが、
ワタシとしてはやはりSGT以降の彼らの曲の貫禄が非常に好きであることがよくわかった。

すごいとかかっこいいとかを通り越して、
もうただそこにあるみたいな。

中期後期はあまりセンセーショナルというか
映像的な資料があまりないからなのか、
その辺にフォーカスしたドキュメンタリーはほぼないのが
ちょっと残念。

映画「LET IT BE」がある意味後期のドキュメンタリーなんだろう。
いろいろ事情はありそうだが、もはや歴史資料としてあの作品を世間に公表すべき時が来ているのだはなかろうか。
(要するに観たい!)

ということでは、本作のラストがあの!ライブ映像であることは
とても感動するし、全体のコンセプトがより説得力のある形になったと思う。
できればもうちょっと長めに使って欲しかったな。


しかしあのライブの彼らの佇まいは、本当に貫禄がある。
とても当時まだ20代終わりとは思えん。。。。。


********

「アンソロジー」の映像も見ているので、
本作は全体的に既視感あり。
しかし初見の映像とか、こういう背景の写真だったのねというような編集もありで
新しい発見も多数。

「アンソロジー」でも思ったが、初期ライブでのリンゴのプレイは
すごくパワフルでノリが良く、これがバンドを牽引するドラムか〜と
感心。



@自宅WOWWOWで鑑賞
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