Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

ツイン・ピークス エピソード18

2008-04-28 03:04:35 | TWIN PEAKS
ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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1990-91アメリカ
監督:ドゥウェイン・ダンハム
製作総指揮:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
脚本:バリー・プルマン
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:カイル・マクラクラン、マイケル・オントキーン、ジョアン・チェン、パイパー・ローリー、シェリル・リー、シェリリン・フェン、ララ・フリン・ボイル、メッチェン・エイミック、ジャック・ナンス、エヴェレット・マッギル、キミー・ロバートソン、グレイス・ザブリスキー


ツインピークス・エピソード18

消えた少佐はどこへ?
少佐の奥さんはしかし、「主人は以前も任務で失踪したことがあります」とか言って、心配ながらも毅然とした風情。
「どんな理由で?」
「それは機密です」(笑)
というわけで少佐の任務は依然謎である。
この謎に対する息子ボビーの卑俗なへなちょこぶりのギャップが妙に可笑しい


少佐にほのめかされたホワイトロッジ/ブラックロッジについてクーパーが口にすると、保安官事務所の面々が一瞬凍りつく。
「どこでそれをきいた?」
なんだよハリーたち、そのことを知ってたんなら最初から言えよ!(笑)
ローラ・パーマー事件の顛末はいかにもオカルティックじゃないですか。
ロッジとの繋がりをこれまで思いつきもしなかったのかい??

という、なんだかいきあたりばったりな脚本作りがおおいに笑えるのでした。

****

笑えるといえば、麻薬捜査官デニースが登場する(笑)
なんの意味があるんだ彼/彼女の登場は???
クーパーの麻薬密輸容疑の捜査に来たけれど、クーパーとは旧知の仲。
ただし女装前のデニスとしてだけど。
クーパーの車から粉がみつかった。。とか言ってたけど、
こいつはこのあとどうなるんだっけ??


そいから、エッカートのもとから逃げてきたジョシー。
ハリーに保護してもらえばいいのに、なぜかキャサリンに「あなたにすがるしかないのよ」とかいって世話になることに。
キャサリンはこれまでのジョシーに対する怨念が一気に噴出し、メイドとして雇ってあげます。朝食は明日7時に。とかいって威張る。

しかしその裏には・・なんとアンドルーは生きていた(笑)
エッカートの謀略で殺されたことになっているアンドルーは、復讐心に燃えキャサリンとなにやら企んでいるらしい。

となってくると、このドラマ、もうどこへ行くのかわからない。

ジェームズは自暴自棄な一人旅に出て人妻とよろしくやっちゃうし

ディック・トレメインの周辺は相変わらずうざくて
従兄弟とかいうガキが登場して、パフェのクリームをスプーンで飛ばしたり、アンディをダブルRダイナーの椅子から落としたりいたずら放題。あーむかつく。
このウザさを導入するためにディックはいるんだな.きっと。



しかしなんだかな~
冷静に見ると、このあたりから視聴者は離れて行ったんだろうなあ。
初期の面白さは細々とホワイトロッジあたりの展開に受け継がれるのみ。



セカンドシーズンもこれで半分観終わったな。



ツイン・ピークス―ローラの日記 (扶桑社ミステリー)
ジェニファー リンチ
扶桑社

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********************

ページトップ↑にあるのは全作パックのゴールドボックス。
下↓はシーズン別バラ売り。
特典がそれぞれ違うので要注意


ツイン・ピークス ファーストシーズン

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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ツイン・ピークス セカンド・シーズン Part1 スペシャル・コレクターズ・エディション 【3枚組】

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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ツイン・ピークス セカンド・シーズン Part2 スペシャル・コレクターズ・エディション 【3枚組】

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映画版前日談
ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間

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「ハイスクール1968」四方田犬彦

2008-04-26 04:37:10 | book
ハイスクール1968 (新潮文庫 よ 30-1)
四方田 犬彦
新潮社

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すごく面白かったです。

1968という年を中心に、そのとき都内の高校生だった筆者が過ごした日々を回想するわけだけど、世が世なだけに、それは個人的な物語でありながらその時代の動きを映す鏡だ。

その時代とは、人間の生き方に対する大きな改革を、実際に手に届くものとして夢見ながら、理想と現実がはげしくぶつかり合い、外に内に拡散し行き詰まり、鬱屈し禍根を残した大きな希望と挫折の物語。
筆者はまさにそうした外側の物語に囚われかつ反目もしながら、多感な感受性のままに自分の内側に大いなる屈折を抱え込んだ世代の一人だ。


○時代の大きな物語を、個別体験としての、人間に変化をもたらすような体験的なものとして読み出すことで、ステレオタイプにはまりこむかもしくは忘却の彼方へ葬りさられようとしている未だ清算されざる「あの時代」への眼差しを、回復すること。
○1968を中心とした高校生の闘争について記された資料がほとんどないことに応えての体験記をものそうという試み。
○筆者が抱えてしまった鬱屈への対峙と癒し。

この3つの意思が結実した優れたエッセイになっていると思う。

****

1968年から1972年ころにかけては、全否定の革命的世界観から、多幸症的全肯定文化へとドラスティックに世相が移行したときなのかもしれない。
筆者が象徴的な事柄として触れているのは雑誌ananの創刊で、それはそれまでの重厚で難解なものを称揚する文化とは袂を分かち、表層的でファッショナブルな幸福な世界にわれわれは開かれているのだということを感じさせるものだったという(とは書いてなかったかも、まあ、そんなような感じ)

anan創刊は70年だそうです。

その後の世相は私にはおなじみで、やはり70年の万国博覧会にはじまる手近で幸せな未来像とともに、80年代のバブリーなポップカルチャーへとつながっていくわけです。
権力を転覆して革命を起こすと真剣に信じていた人にとってはそれはまごうかたない挫折であって、深い傷を心に負うことになったでしょう。
陽気なヨモタ氏もまた、少し遅れた世代でありながら、いや、その世代ならではの挫折を心に抱えていたことがこの本を読むと伝わってきます。

彼の場合は、革命に身を投じたというよりは、その騒ぎのなかで、あるものはセクトに没入し仮初の言葉で教義を繰り返すことによる錯覚的特権意識におぼれ、あるものは民青オルグに素直に従い他セクトを糾弾することに血道をあげ、教師は卑屈な態度で問題を回避し状況の収束のみを考える、という、人間のさまざまな愚かしい姿を見てしまったことによる精神的な挫折と、どこにも帰属し得ない自分の抱える強烈な孤独とを、多感な10代後半に味わってしまったことによる傷のようです。

闘争が終焉を迎えると手のひらを返したように受験をし東大へ行く同級生たちを横目に、もうすっかり将来への展望を見出せなくなった少年の姿がここには描かれています。

著者なりにあの時代はなんだったのか、一夜にして自主解除されてしまった高校のバリケード封鎖はなんだったのか、それをなんとか総括することで、人生にも過去にも将来にも落とし前をつけたかったのでしょう。

****

孤独と挫折は、少年期に誰もが通過する道であるともいえるのかもしれません。わたしもまた、少年期にどこにも帰属できない孤独を自覚した者であることは間違いなく、それはもしかしたら今でも解決されざる精神構造として自分自身に根付いているのかもしれません。三無主義といわれた70年代、享楽的な80年代を学生として生きた自分たちは、それでもやはりなにかと闘って、何かを残そうと努力したはずなのに、結局それを次の世代には残せていないまま人生の終わりに向かっているような気がしてなりません。

すこし上の世代の人の「総括」に興味があるのは、そうした思いが自分にあるからかもしれません。


それとは別に、自分は物心ついたときには60年代文化というのは終わっていて、熱い時代だったという伝説のようなものとして残っていたので、ある種の憧れをもって見ていました。その中で、たとえばビートルズのようなポップな一面も吸収しつつも、重厚で難解な芸術に惹かれる心性は育っていたでしょうし、過激な政治運動も自分たちにはないパワーを象徴するものとしてうらやましく思ったりしたこともあり。
だからあの時代の光も闇も含めて結局どういうことだったのか?ということには自分のルーツを確かめるような意味合いがありますね。

この本はおそらくは今のティーンエイジャーへ向けても書かれていて、随所に人名や地名や難しい漢字にはルビが振られています。
自分自身の総括をするとともに、後の世代へのメッセージを残す意図がきっとここにはあります。ワタシもとっくにティーンエイジャーではありませんが、そのメッセージを受け止めて歩いていきたいと思います。

****

80年代について言えば、表層的な世相の一方で、そうしたものに反旗を振るような動きがなかったわけではありません。音楽でいうならばメジャーな音楽産業に対して、個別発信的なマイナー、インディペンデントレーベルという動きが活発になったのはあの時代でした。あれは日本においては、活発である一方で、当事者の意識の中でその意義がちゃんと自覚されていたのか怪しい面もあって、あっという間にメジャーの予備軍的としての「インディーズ」になり、外からも内からも変質し消費のプロセスに吸収されてしまいました。たとえばその発生から挫折(挫折と呼んでもいいと思うんですが)の総括が自分たちに課せられていることのひとつなのかもしれませんね。

あるいはネアカ/ネクラ二元論の風潮のなかで公の行き場を失った者の収容先としてのたとえばオウムを生み出した世代として、それぞれ一言あるべきなのかもしれないし。


脱線したなあ。




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「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」若松孝二

2008-04-22 15:01:01 | cinema
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]

CCRE

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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

予告編↓



1972年に起こった連合赤軍によるあさま山荘立てこもり事件。
そこへ至る赤軍派と革命左派の経緯を、ことのはじめ、学費値上げ反対闘争から端を発した大学生による反体制闘争の起こりから解きほぐしていく作品。

山荘での事件に先立つ山岳ベース事件でその陰惨さにおいて記憶される連合赤軍の活動と挫折は、そのまま日本における学生闘争の理想と現実を表すものであり、おそらくはその真っ只中にいた世代にとっては、いまさら触れず隠してしまいたい暗部として扱われてきたのではなかろうか。
一部の人々を除いて。

しかし、その世代に属さないワタシなどにとっても、あの事件はなにかしら看過できないモノを含んでいるように思えてならない。
たとえば記憶に新しいオウムの一連の事件。真っ先に連合赤軍での粛清を思い出した。
もしくは野間宏『真空地帯』で描かれた、軍隊という閉鎖集団における理不尽な暴力とのつながり。
世代を超えたこうした暴力の形態の不気味な系譜は、連合赤軍事件が決して特定の人々の狂気の沙汰による特異な事件ではないことを示しているのではなかろうか。

あの事件はノスタルジアでも弾劾でもなく、そうしたもしかしたら普遍的である人間の振る舞いのケーススタディーとして、鳥瞰的に/個別具体的に探りを入れる必要があるのだと思う。

若松監督は、そのための材料すらが残されていないこと、一定の視点(体制側からの)でしか映像がないことに、深い憤りと自責の念を持っていたに違いない。彼のことばを引く。

「映画に文法はない。志さえあれば、映画は撮れる。俺にあるのは「あの時代、彼らは何に怒り、立ち上がり、全てを捨てて闘おうとしたのか、権力側からの視線ではなく、実録としての作品を残す」という志、これだけだ」

実録としての作品を残す、ということに含まれた情念の重さを感じる。

*******

山荘での攻防戦をクライマックスとするが、映画の主眼は山岳ベースでの「総括」にあるだろう。

都会での公権力の包囲網に抗して山奥に武力闘争拠点を設けて戦い抜こうという彼らは、しかしたった18人。厳しい生活に脱走者が出るたび、アジトが発覚するのを恐れて山を移動する彼ら。

その生活はいつしか、リーダーである森、永田を中心とした、メンバー個人個人の活動に対する「総括」が十分であるか、という評定の場へと変質していく。
過去や言動に問題があると森たちが考えるメンバーを槍玉に挙げ、「総括」「自己批判」を迫る。それぞれの「総括」の内容を裁くのは、やはり森、永田によるきわめて恣意的な判断である。

強圧的な精神修養の場となった山岳ベースに、メンバーの加藤と小嶋が屋外でキスをしているところを永田に見られたことに端を発し、「殴るという指導」が導入される。殴り、気絶させることで、気絶からよみがえったとき真の共産主義化された個人が生まれる。それを「同士的支援」を行うことによって達成させるのだという理論が生まれる。
森と永田は次々にメンバーに「総括」を迫り、総括が不十分である場合には「殴る」指導をした。また反革命的と判断したものに対しては総括ではなく死刑を言い渡し、殺害した。

いつ自分がやられる立場になるともわからない萎縮した空気の中で、粛清の暴力に参加しなければ何を言われるかわからない。そのような意識で、メンバーはリーダーのいう共産主義的人間への生まれ変わりを信じ、粛清される者を殴り、殴られる者にたいして「がんばれ」と声援を送りさえする。

暴力と恐怖による支配と隷属の装置がここにできあがった。

メンバーの入れ替わりがあったものの最後に残ったのは9名。
二手に分かれて下山したうちの5名があさま山荘に立てこもることになる。

****

この暴力支配の構図を個別事情として読み解くことはいくらでもできるだろう。
森の過去の逃亡歴に対する後ろ暗さが他者への脅迫的な批判にむけられたとも、
永田の個人的な嫉妬心が主に女性兵士の総括へ向けられたとも、
当時の学生運動で唱えられていた「自己批判」(革命を起こすには自分自身が革命的人間に変わらなければならない)という心性が総括理論を許し服従へつながったとも。
映画でもさりげなくそうした分析的視線を随所に織り込んである。

しかし、どこまでも提示されないのは、そうした支配装置の中に組み込まれてしまったときに、個人としての倫理観に基づく行動をとるにはどうしたらよいのかということに対する回答である。
辺見庸氏がどの著作かは忘れてしまったが説いていたように、世界の困難を打開するのに必要なのは組織の論理ではなく個人のモラルなのであるならば、暴力装置の中でその個を発揮することの恐るべき困難さへの回答はどう用意しておけばいいのだろうか。

この映画で残された問いは、そうした問題なのだとワタシは思った。

***

という意味では、むなしく殺された遠山のみが暴力の拒絶を一度は表明したこと、そしてラスト近くあさま山荘に立てこもったメンバーのうち最年少の加藤が発した痛烈な批判の言葉が、この映画に託された希望なのだろうと思う。
加藤のせりふが実際に発せられたものかはわからないが(台本にはなかったことばだというが)若い世代にあの事件の提示する問題を乗り越えてほしいとする監督の願いが込められているのだと思う。

ならば、若い世代はどうかというと・・必ずしもそれを問題意識として持っているとはやはり思えない。
学校や社会における陰湿ないじめであるとか、この映画の公式ガイドブックに雨宮処凛が寄せた文に描かれた自傷サークルにおける自己批判という儀式とか、そしてもちろん、しっかりオウムで再現されてしまった暴力支配の構図に、現在のわれわれは結局は歴史に学んでいないのだという漠然とした悲しみを覚えずにはいられない。

それは、過去のさまざまな事件や世相にふたをしてきた先の世代の、それこそ「総括」の忌避に責任があるといえるし、歴史に学ばなければいけないということをおろそかにした社会の責任であるといえるし、経験のなかで充足してしまうワタシを含めた後の世代の知的怠慢のせいであるともいえると思う。


てなきびしい調子で全否定をして、仕事をサボってネットカフェで一人息巻くまにまになのである。


*****

森と永田のキャスティングは絶妙。
重信はかわいすぎるが、実際に彼女は美人だ。
あさま山荘で実質リーダーだった坂口役のARATAはなかなかかっこよかった。
が、やはり高校生加藤の主に表情による演技で全編事件への批判のまなざしがよかった。彼が一番おいしい役だっただろう。
ジム・オルークによる音楽は、わりと若松好みになっていたのでは?J.A.シーザーよりはモダンなハードロック調で、結構場を盛り上げる風につかわれていた。

しかし人間は簡単に死ぬのだ。
これこそが映画的現実なのだ。


【追記】
公式ガイドブックを読んでちょっと立腹したことがあったので、
ここに書きました。
関係ない事もいっしょに書いてる記事だけど・・

若松孝二 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

朝日新聞社

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あさま山荘1972〈上〉
坂口 弘
彩流社

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あさま山荘1972〈下〉
坂口 弘
彩流社

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仕事に行けん!!

2008-04-22 12:29:10 | ウツ記
ちと3月末からがんばりすぎたかもしれん。
とはいえそんなに大残業とかしたわけではないけれど、
自分基準では大残業だったのだし、
3月中はなんとか仕事を残さないようにフル回転したし、
4月になってからは新しい係で係長面してすごしたので、
ここへきて緊張の糸がぷっつりと・・・

ぷっつり切れるのが早すぎる気もしますが。

ま、切れたものは切れたのでしかたなく

昨日も休んでしまったが
今日も休んでしまった。

なんともなさけなく、かつ部下の顔も思い浮かび
ああ、いったいいつまでこのような生活(っていうか仕事に通うということ)が
続くんだろうか
もう無理だ
生きていたくない
とぼとぼ

とか珍しくネガティヴ思考に陥った昨日今日ですが
そのさなか、「実録連合赤軍 あさま山荘への道程」を観に行ってしまい、
ますますやりきれない気持ちに好き好んで拍車をかけている自分です。

「映画に文法はない。志があれば映画は撮れる」という監督の言葉通り、志一本の映画でした。公式ガイドブックを仔細に読んでみると、現実の出来事は映画よりもさらに入り組んでいたようで、「あの事件」が抱えていた闇の深さをつくづくと知るのです。

しかし、いまつくるガイドブックならば、そこにオウムの3文字が見当たらないのはどうしてでしょう?あの事件との類似性をもって事件を相対化・解題していくことが必要なのではないのかな?ついでにさかのぼると日本の軍隊での閉鎖的暴力装置からの繋がりも考えて。
連合赤軍も決して特異な現象ではないのだと知る必要があるでしょうに。



で、ときおり強力な映画や小説に出会うと仕事を休んでしまう悪い癖があり、それもあって仕事に行けないのです。
「百年の孤独」を読んだときのように。


仕事に行けん!!
仕事にいけんぞ~~~!!
うお~~~っ!
悪いかっ!?(開きなおる)


今日はおとなしくスタバですごそう
(家にばあちゃんがいるからな、体面がわるいで)


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残念

2008-04-18 00:40:06 | diary
ここで書いたかどうかわからなくなってしまったんですが、
先日とあるオーケストラの団員募集に応募しまして、
先週の土曜日にオーディションに行ってきました。

会場に行ってびっくりでしたが、50人くらいの募集に250人くらい応募があったようで、こりゃ無理だ、とあきらめていました。

で、今日結果が来て、案の定ダメでした。

学生の頃はコンマスなんかもやっていましたが、所詮は井の中の蛙であることは自分が一番よく知っているというもので。。
ここ20年くらいのブランク(ってでかすぎ)は到底埋めるべくもなく
敗退です。

う~ん
ムリとわかっていても
やっぱりちょっと残念だ。
今後オケで弾くなんてことはそうそうないことだしね
もう一生無いのかなあと思うと感無量なり

ま、ちぇんばろとアンサンブルレッスンでひきつづきがんばります。

****

どうでもいいすけど、残業でついさっき帰ってきたのです。
風呂入るのめんどくせえけど汗臭いのもやなので入ります~







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「叫びとささやき」イングマル・ベルイマン

2008-04-16 21:32:10 | cinema
叫びとささやき

ハピネット・ピクチャーズ

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1972スウェーデン
監督:イングマール・ベルイマン
脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
出演:イングリッド・チューリン、ハリエット・アンデルセン、リヴ・ウルマン、カリ・シルヴァン



う~
映画についちゃ観るヒマも書くヒマもないこのごろです
いくつかたまっているけれど書く前に忘れてしまふ・・

***

なわけで、うねさんに「観ないのは問題である」と指摘された「叫びとささやき」でござる。

遠い昔にたとえばヴィスコンティ「家族の肖像」やドライヤー「奇跡」あるいはベルトルッチ「暗殺の森」をみたときの、アメリカの映画に慣れた自分が触れた「異質な」映画の存在という新鮮な発見の感覚を、「叫びとささやき」で思い出した。ヨーロッパ映画というのはこういうものだという、極私的原体験に通じる感覚をこの映画は持っていた。ああ、ベルイマンもヨーロッパ映画のひとつの典型を体現した作家なのだろうか。

説明を欠いた描写、不用意な効果音や音楽の排除、孤高の精神の立つ一瞬をとらえようとする精神性のようなものに貫かれた画面運び。
これぞ我がヨーロッパ(?)よいなあ~


冒頭、苦痛の中に目覚める末娘を表情のアップだけで表現するストイックな大胆さが忘れがたい。
この若くして死に至る病におかされた末娘の存在/不在によって、これまで本人たちがさけて通ってきた3姉妹+侍女の間にあった愛憎が、静かに静かに表にぐっと浮かび上がってくる様がすごいのですよ。

憎しみはもちろん、抱いている愛情さえも避けて避けて長い間にできあがった屈折した感情が、末娘の死の床を契機にあらわになるのです。その過程は、末娘が書く日記の言葉に始まり、長女が次女に告白する愛情とそれへの侍女の拒絶の身振りへとつながり、ああこんな風に近しい人の間も時を経て変わってゆくのかと、感慨深いわけです。
自分も年の離れた妹がいるのでそんなことも考えたりするのです。

が、ベルイマンはさらにもうひとつ後半に仕掛けを施しているのです。ここがこの映画のすごいところだと思うのです。妹の死に際して姉たちがそれぞれに抱いた姉妹への思いは、実はまだ偽りの混じった都合の良い思いに過ぎなかったことがこの仕掛けで一気に明らかになってしまうのです。このとき、物語は意識の上の説話であることをやめ、無意識の闇をすくいあげるのです。

最後には、そんな仕掛けなどなかったかのように、姉妹と侍女による形見分けなどが行われて、もとのように互いの距離を克服できないままにそれぞれの生活へ帰って行く姉たちの姿が描かれます。
とともに、まだ妹が元気だったころに3人で大きな庭園を散策する風景も映し出されます。子供の頃に乗ったブランコをみつけて喜ぶ大人になった3人の姿は、もはやありえない「無垢」な関係を想起させて涙を誘います。

観終わって全体を反芻してみて、始めてその涙の痛々しい深みがわかる、そんな映画でした。

****

なんつって、すでに記憶があいまいでして、ラストのシーンはこんなんではなかったかもしれません。違っていたらごめんなさいまし。

まあ、うねさんに言われたからというのもあるけれど、それを差し引いてもワタシには痛いほど心に響く映画であったことはまちがいなく。

*****

ベルイマンではおなじみのリヴ・ウルマンですが、この作品を観ても「若い!」という感想は抱かなかったのが不思議です(笑)若いうちから年取っていたんでしょうか彼女は??

という点では、エルランド・ヨセフソンだって負けてはいません。すでに老成の域に達しているような雰囲気をこの映画ではかもしだしています。「サクリファイス」での彼とたいして印象が変わりません。「善悪の彼岸」なんかのほうがよっぽど若々しかったのでは??

というわけで、必要以上に出演者を年上に見せるベルイマン・・という仮説を立ててみましたが、どうでしょうか???



【追記】
ワタシはどうやらこの姉妹の上下を全然わかっていないようです。
死の床にある娘はどうやら次女で、ウルマンは末娘、もう一人が長女
というのが正しいようです。
ワタシはモノの見事に全員不正解~


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最近の採取

2008-04-15 04:27:48 | ひこうき雲
このところあまり外を出歩かないのですが
細々と採取。


東戸塚?



五反田(じみ~)



これも五反田?(なかなかよし)



老酒?
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「ゆけゆけ二度目の処女」若松孝二

2008-04-10 21:41:28 | cinema
若松孝二 初期傑作選 DVD-BOX 3

紀伊國屋書店

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1969日本
監督:若松孝二
脚本:出口出(足立正生、小水一男)
音楽:迷宮世界
出演:小桜ミミ、秋山未痴汚



「ママ~僕でかけるよ~
観光バスがとまって~
閑古鳥がないて~」

だったっけ?

すごい歌が出てくる。

「僕のおまわりさんを殺しに~~」

すごい歌だよ。
あの歌だけでもすごい収穫だ(ってちゃんと覚えてないけど)
しかもジャズ系ブルースだもんな。


という強烈な印象を与えつつ、かつアングラ芝居を思わせる唐突で意味不明の台詞にもかかわらず、全体としては結構入組んだ、映画らしい映画だったという印象。

ほとんどの舞台が中層ビルの屋上だが、夜に屋上への扉の鍵がかかってしまうとそこは一種の密室になる。開放的でいながら実は閉鎖空間であるという、すぐれてめっけもの的シチュエイションには前頭葉のあたりがうずうずとする。

けれどもこのモノクロ映画を彩るのは(一部カラー画面になって文字通り彩るんだけど)輪姦や乱交に取り巻かれた自殺願望と殺人衝動。

地下室に自費出版の著作の大量返品を抱え込み(言葉の抑圧)、中層階で乱交に巻き込まれ(性的トラウマ)た少年が屋上(表層)でみせる態度は、極度の潔癖性と弱者への共感、抑圧者への病的な敵意と、殺人/死による浄化という強迫観念・・・というふうに、ビル全体を少年の精神構造に見立てて観るというのもよいかもしれない。

ならば輪姦され出血する少女がつぶやく「ゆけゆけ二度目の処女」はなにをあらわすだろうか。喪失と再生をくりかえす人の生についてのうんざりした開き直りだろうか。

とにかく理屈を越えた衝動のようなものがうずまいている映画であって、それを無理矢理にでも理屈づけて楽しみたい気もするのだが、なんともそれもせんかたないきもして、ほかの作品もみたいなというのと、もう一度観たいな。

実相寺といい大島といいこの若松といい、70年前後の日本の映画の力というものを感じました。


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なにを動機に行くべきか?

2008-04-07 22:36:05 | diary
うむ~~

今日は久々に出社拒否症におそわれ
午後から出勤になってしまった。

ここ10年ばかり、同じ仕事をやってきたので、
自分をこうすれば動機づけられるという仕事上のテクニックみたいなのが、
きゅうに仕事内容が変わって通用しなくなった。
というか、いまいち新しい仕事が自分の仕事には思えないのだ。

前の仕事が体に染み付いてしまっている。
前の係(隣)の電話が鳴っているとついとってしまいたくなるし。。


いや~順応力落ちたかな~~


つうわけで、午後から行って、一日分の密度の濃い仕事をして
へろへろなのです。


夜はチェンバロのレッスンだったけど、直前まで仕事をしていたので、
いかにも仕事人間が演奏してますって感じになっちまったよ。。
音楽やるときは音楽に没入してしまいたいもんですが。

チェンバロは平均律#1Fis mollのフーガをなんとなく適当に仕上げて、次回からは1番c-durに挑戦です♪



帰り道、雨が降ってやだなあと思いつつ本屋へ。
今日は本を持って出るのを忘れてしまったので、帰りのスタバで読む本を物色。
(こういうことするから本が増えてしょうがない)
重い本はやだなあと思っていたら、ヨモタ氏の単行本が文庫になって出ていたので買う。
なんか気分にちょうどよさげな本だし。

と思ったらヨモタ氏は中学から教育大付属だったんだ~
やっぱり頭のいい人は最初から違うもんだなあ

しばらくは1968の青春というものについて考えたいと思うです。

ハイスクール1968 (新潮文庫 よ 30-1)
四方田 犬彦
新潮社

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関係ないけど昨日ギターを拾った。
マンションのゴミ置き場で。
アイヴァニーズのセミアコ、ブルーサンバースト?
ジャックのところがこわれていたけれど、楽器としてはどこも損傷なく、
ちゃんと弾ける。
すげえラッキー^^
(実は1月前くらいに中古ギター買ったんだけどね~拾うの知ってれば買わなかったのにぃ)

来週の休みはギター修理だな。タノシミ
(でもお店でやってもらおう。めんどういから)


しかし、うちのマンションのゴミ置き場、ときどきお宝がでてくるからすごいよな。
サンリオ文庫のレムとか拾ったし、マンドリンもあったし、ウチの子供の椅子も拾ったものだし。
(拾得物横領??)


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ツイン・ピークス エピソード17

2008-04-07 02:26:33 | TWIN PEAKS
ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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1990-91アメリカ
監督:ティナ・ラスボーン
製作総指揮:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
脚本:トリシア・ブロック
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:カイル・マクラクラン、マイケル・オントキーン、ジョアン・チェン、パイパー・ローリー、シェリル・リー、シェリリン・フェン、ララ・フリン・ボイル、メッチェン・エイミック、ジャック・ナンス、エヴェレット・マッギル、キミー・ロバートソン、グレイス・ザブリスキー


ツインピークス・エピソード17

「3日後」とめずらしく時制を示してはじまるこの回は、ちょっとした息抜きの回。前回をいちおうのクライマックスとして印象づけるということなのだろう。

やはりリーランドはあれで落命していたのだ。セーラ(ローラママね)は、しかしローラのときとはちがって取り乱したりはしていない。二人の死を正面から受け止めたいと言う。
リーランドの怪演はもう観られないのか?というのは残念である。

一応事件も解決したし、クーパーはツインピークスを去ることになる。名残を惜しむ保安官事務所一同。ハリーはクーパーに釣りで使う特製疑似餌と、ブックストアボーイズのワッペンをあげたりしている。これはもうほとんど子供の世界であるよ(笑)

そこへなにやらあやしげな二人組が事務所に登場!これまたFBI捜査官だと言う。そして「クーパー捜査官はFBIを停職とする!」とか言い出す。
なんだこれは??

どうやら、「片目のジャック」への2度の潜入捜査に問題あり、ということらしい。一つは国境越えの件。(「片目のジャック」はカナダ側にあるのよね)手続きをしないで勝手に捜査したこと。
で、もう一つは、その動機。なんと、クーパーが麻薬目当てに潜入したという裏情報があるらしい。
そんなばかな!?!

という裏情報はどうやらジャン・ルノーが仕組んでいるらしい。悪いヤツ。クーパーを目の敵にしている(ま、当然だが)。こいつがまた一悶着おこすのだろうか??

****

ベンを強請ろうと、目一杯服をきめてグレートノーザンにのりこんだボビーは、「虫がいる!はえたたきをもってこい!」とかいわれてボディガードにあっさりつまみだされて、ちょん。

気持ちが若返り、異様な怪力を身につけたネイディーンは、学校に編入させてもらうとともに、チアリーダーの入団テストを受け、驚異的な運動神経を見せる(笑)

ノーマの経営するダブルRダイナーは、覆面評論家によってけちょんけちょんな記事を書かれる。落胆するノーマを慰めるノーマの母だが、同時に実はその母こそがくだんの評論家であることも明らかにする。「評論家としてのモラルがあるのよ」「母親としてのモラルはないの?」
ここにも母と娘の確執が。。このドラマはどこまで入り組むのだろうか??

*****

てな感じで、いろいろと伏線を収束させて、終わりだなあ・・・という感じを漂わせるのだが・・・・


クーパーは、最後にブリッグス少佐と川へ釣りに出かける。夜になり、クーパーがちょっと立ち小便にたったとき、突如怪しい光がさしこみ、少佐がクーパーを呼ぶ声がする!駆けつけるクーパーだが、そこには怪しい光とともに少佐の姿は無い。光のほうへ歩むがなにも見えず。

少佐は何処へ!?!?


と、まだまだおわらないぞ~~的エンディングでありました。


少佐の口から「ホワイトロッジ」の存在がほのめかされる。このドラマのテーマが、犯罪ドラマではなく、人の邪悪な心の根源にあるのだとするなら、まだシリーズは終わり得ない。
問うべきは一つ「ボブはリーランドを離れ、どこへいったのか?」

という意味では、これまでさんざんオカルティックな追跡をしたクーパーが、あっさり事件解決~みたいに思っているのは不思議である。納得いかん。クーパー、甘いぞ。だからシリーズラストはあんなことになっちまうんだぞ(笑)





ツイン・ピークス―ローラの日記 (扶桑社ミステリー)
ジェニファー リンチ
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映画版前日談
ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間

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ツイン・ピークス エピソード16

2008-04-06 03:21:58 | TWIN PEAKS
ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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1990-91アメリカ
監督:ティム・ハンター
製作総指揮:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
脚本:マーク・フロスト、ハーレイ・ペイトン、ロバート、エンゲルス
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:カイル・マクラクラン、マイケル・オントキーン、ジョアン・チェン、パイパー・ローリー、シェリル・リー、シェリリン・フェン、ララ・フリン・ボイル、メッチェン・エイミック、ジャック・ナンス、エヴェレット・マッギル、キミー・ロバートソン、グレイス・ザブリスキー


ツインピークス・エピソード16

第二の、そして第一のものにそっくりの死体で幕が開ける、ティム・ハンター監督によるエピソード16は、重要な展開を見せる回である。

再び起きてしまった事件に呆然とする捜査陣。
とともにこれは事件が不快なほど謎めいているという思いに囚われる彼ら。
その不安感を効果的に表す斜めのアングルや、逆にアングルはまっすぐなのに斜めに傾いでいる松林がかっこいい。


ハロルドの隣人<老婦人と孫息子>はやはりこの世のものではなかったか。ハロルドの遺言にあったフランス語は、ドナが<孫息子>に会ったときに彼が口にした言葉だった。ドナはそれを知り、隣人宅に捜査官と行ってみると、果たして、そこには会ったことも無い中年婦人が住んでいた。

こういう些細な謎がピークスの魅力よね。

そのハロルドの家から押収されたローラの日記には、まさにクーパーが夢で見た赤い部屋での出来事が書かれていた。日記には、赤い部屋でローラがクーパーにささやいた言葉の内容が明らかにされていた。
「父が私を殺した」


雷雨の夜、関係者を一同に集めるクーパー
ベン、リーランド、昏睡状態のレオとボビー、なぜかブリッグス少佐とグレートノーザンのホテルの老ウェイター。
そこへ巨人の幻視がやってくる。巨人はクーパーに指輪を返す。謎が解けた証なのか。

クーパーはベンを再連行する芝居を打ち、尋問部屋にリーランドを閉じ込める。
突然の展開に噴出するのはリーランドではなくボブの人格だ。別人になり暴れ、汚い言葉を口にするリーランド/ボブ。ボブはローラ殺し、そして過去のテレサ・バンクスの件も自分の仕業であると話す。そして、リーランドを長年にわたり「乗り物」として使っていたことも。

ボブが完全にヒートアップしたところで、保安官事務所ではいきなりスプリンクラーから派手に放水がはじまり、その衝撃でボブはぶっ壊れる。リーランドの人格が戻ってきて、自分がローラを殺したこと、ローラを愛していたこと、子供のときから夢でボブが出てきたこと、ボブに体を支配されると記憶が曖昧になることなどを、ずぶぬれの血まみれになりながら切々と語る。

リーランドを抱きかかえるクーパーはリーランドに語る。
あなたは今光のほうへ歩いて行く。光の中へ。光の中へ。

リーランド(レイ・ワイズ)の熱演がすばらしい。このところ主役は彼だ。

into the light////ということで、どうやらリーランドはボブの支配から抜け出せたと思われるが、ここへきてさすがのハリー保安官も、邪悪の権化であるボブという存在を目の当たりにし、うちひしがれる。
ボブはリーランドを離れ、ではどこへ行ったのか???

****

ここで長く引っ張ってきたローラ殺害犯人をめぐるミステリーにはいったんケリがつくわけで、普通はここで終わっちまうものだが、そうはいかないところがいいですね。むしろ謎は深まって行く。これからがさらに混迷の世界。

****

ところでボブがふっとんでいく重要な契機となったスプリンクラーの放水。
あれの原因となったのは、そのころ保安官事務所の別室にいたディック・トレメインがキザにふかしたタバコの煙だ。
その部屋では、折しもルーシーとアンディ、そしてディックが、ルーシーのおなかにいる子供の父親はどちらか?について会議中だったのだ。

物語の根幹に関わるボブの顕現の同時刻に、ルーシーをめぐる喜劇が進行しているところもやたらと笑える(笑)しかもその喜劇こそがリーランドの魂の救済の契機となっているんだから。
これはすごい。

スプリンクラーについては、冒頭近くでスプリンクラー修理のシーンを入れておくなど、用意周到なところもすごいおかしい。





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あほしゃしん

2008-04-05 21:39:07 | diary
これとか


これとかであそんでいます。



これとか


これとかね



では





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ツイン・ピークス エピソード15

2008-04-03 05:08:50 | TWIN PEAKS
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ツインピークス・エピソード15

冒頭、夕闇遠景のパーマー家のショットにすごくかすかな悲鳴。これはなかなかリンチ的でよろしい。
あの惨劇のときローラママはどうなっちゃってたんだろう。前回異常な精神状態でカーペットを這っていた床からの視点はローラママの視点だったのだ。彼女は惨劇を目撃したはずなのに。彼女はその特異な能力によって予兆を感じ、惨劇が起こる前からあらかじめ心的に抑圧してしまったのだろう。翌日、何事もなかったように普通の会話をするパーマー夫妻は気味が悪いよ。

逮捕されたベンは、一応ローラの日記に書かれていた「ベンジャミン・ホーンの秘密をいつか暴いてやる」という一文を根拠に、秘密をばらされる→ローラを消してしまおう、という動機を抱いたと目されている。しかしこれはいかにも釣り的な書き割りですねえ。ここまで引っ張っておいてそんなあっさり犯人が見つかるはずはない。
特にこちら(視聴者)はますますいかれちゃってどうしようもないリーランドの姿を見ているし・・・

案の定、ここで身柄を確保されたジェラードだかマイクだかの片腕の男が、「ボブは近くにいるう~ でもここにはいない~」とかベンの近くでやるもんだから、クーパーは「早まった、ベンは犯人ではない」とか思う。
ここで互いにリスペクトしていたクーパーとハリーの間にもちょっとした溝ができる。ハリーはベンの起訴に踏み切ろうとするが、クーパーはマイクの言葉を信じる。ハリーは言う「クーパー、君の夢のお告げも巨人の言葉もチベットももうたくさんだ。」う~ん錯綜するなあ。

一方で、レオ・ジョンソンの靴から発見されたテープを聴くボビー。そこにはベンとレオの会話~製材所放火を示唆する会話が記録されていた。こいつはすげえ。とベンをユスることを考えるボビー。こいつはなんというか実はいいやつなくせにやることはいちいち悪党面するので、かわいい(笑)ベンはすでに逮捕されていてそれどころでないのにな。



それにしてもリーランドのこわれっぷりはここへ来て極まれり。
マディを詰め込んだゴルフのキャリーバックを積んで、車で歌を歌いながら道を蛇行するやばさ。それを保安官に止められて、保安官の目前でバッグからクラブを出してみる大胆不敵さ。
ベンが逮捕されたことを知り、病的に涙を流しながら笑い。ゴルフクラブで華麗なダンスを疲労するリーランドは、今にしておもえば、ボブの馮移した姿だったのか??

ラストは、シリーズ冒頭のビニールシートにくるまれた死体のモチーフの再現。ここで迷宮は振り出しに戻るのか???

******

ベンとジェリー兄弟の幼少のころの思い出のエピソードが印象的。彼らには妹(姉?)もいるらしい。暗闇で懐中電灯をふりまわしながら踊る彼女の姿は、幼心にちょっとしたミステリアスかつ妖艶な記憶として残る。
こういうところがこのドラマの面白いところなのだ~



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ひれはれほれはらふろほろ

2008-04-01 01:26:12 | diary
ね・年度末だった・・・

いや~疲れた。
病み上がりだから異動はさせないでください~と人事にお願いしていたが、
課内で異動になってしまったのだ。

いや、たしかにこれはウチの場合厳密には異動ではないが・・・
・・・仕事の内容はまったく変わってしまうのですよ。
これでは意味が無いぃぃいぃ~っ!!

~~っっっ!!とぼやいても後の祭り、結局組織の中では個の事情など誰も関心を払わず、単なる駒の一つにすぎんのよと諦観を新たにするほか無いのです(しかも「歩」)だよな。


つうわけで、3月18日に異動内示が出て、まったく想定していなかったのでそこから引き継ぎ準備と引っ越し準備をばたばたと始めて、ほかに定常業務もあるしで、なんだかんだと残業続き。

今日は(昨日だ)朝から夕方まで新しい仕事の引き継ぎを受けてチンプンカンプンで胃に穴があきそおになり、そのあとこんどは新しく来る人への引き継ぎ準備をし、散らかり放題の机を片付け、合間に課の年度末打ち上げにちょっとだけ参加し、職場戻って資料とパソコンの引っ越しをし・・・

さっき帰って来て、風呂はいってメシ食ったとこです。
昨日からつくってあったカレーを食べた。非常にうまかったのでおかわりをした。太るゆえんであるが、ウチの奥様の料理はすこぶる美味いのである。幸せだ。


・・・・?話がそれた。


しかし怒濤の一日だった。時間は矢のように過ぎたが、その分自覚できない疲労とストレスがずっしり、かつ新しい仕事への不安でいっぱい(っつーか、希望の持てない仕事なのよねそれが;;)で、はらへろふれほろひれほろへろへろ

よく考えたら残業はいかんと医者にいわれていたのだった。なのに、こうしてなしくずし的にどんどん普通の人の仲間入りをしているような?
いいことなのか悪いことなのかよくわからん。

このまま頭も気力も冴えて活躍出来れば言うことはナインだが、
どこかではじけてまたぶっこわれるのがオチでは??というのがあり得そうな道なので、明日からはいいかげんに生きることにしよう。

明日は一応異動したので会社内の挨拶回りとか部長挨拶とかの儀式があるので、朝早めに出勤せねばならん。
あ~かったる~
儀式嫌い!

******

どおでもいいけど、今度の係ではどうやら自分が最年長らしく^^;
こないだまで若手だったのに(笑)いつのまにか年とってるよぉ
どおにかしてくれよ・・・

******

関係ないけど、スピッツの「桃」はいい曲だなあ。
アルバムの2曲目で、あまり起伏のない地味な曲なのにとてもよい。
スピッツの強力なところはこういうワザを持っているところなのだ。
地味曲が異様に魅力的であるという・・・・




↓聴き込むと名作!!!
さざなみCD
スピッツ,草野正宗,亀田誠治
ユニバーサルJ

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