Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

「小さな惑星」son*ima ありがとうございます

2012-09-22 02:40:07 | son*ima通信
先日ポストしました「小さな惑星」son*imaあまぞんで在庫切れに・・という件ですが、
どうもその後ぽちっとしていただいた方がおられるようで、
さっそく流通業者から在庫補充の連絡がありました。

ここを見ていてぽちっとされた方がおられましたら、
厚く厚くあつ~く御礼申し上げますm(_ _)m

とりいそぎお礼まで。
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「小さな惑星」son*ima

2012-09-19 01:08:55 | son*ima通信
小さな惑星
son*ima (takafu,komamu)
インディーズ・メーカー


2005年にリリースした5曲入りプチポップなアルバムですが。
あまぞんでとうとう在庫切れになってしまい。
このあとどうやってあまぞんに補充されるのかしら??
この在庫切れの状態でもぽちっとカートに入れる人が出て初めて在庫追加の手続きに入るのかしら??

ということで、どなたかご興味のあるお方がおりましたら、
ぽちっとカートに入れてみてもらえないもんでしょうか??(という誘導(笑)

多分あまぞん→中継ぎ業者→CDリリース会社→ウチ、という経路でCD在庫送れ指示が来るはずとみているが。。。


ついでに7年後に暴露?する曲コメントなどを

1.春の電車
 これはですね、歌詞が先に出来てまして、歌詞を眺めているうちに勝手に曲が出来まして。
 イントロの「長過ぎる!」と評判(?)のストリートノイズはストリートではなく
 ウチのベランダの音風景ですね5月頃の。
 もうちょっとテンポ早めにすればよかったかな~

2.クレヨン
 aikoの「木星」という曲があるはずなんですけど、あれに通じるような曲を書きたいなと思い、
 3拍子に変なコード進行なわけです。でも結構普通の曲になってしまったな。
 でバスドラ4つ打ちなんですよね(笑)踊れませんけど。
 海辺で一人でなんか家に帰れないんじゃないかみたいな心細い感覚を書くのは得意でw
 そんなことが得意でもなにもいいことはありませんが・・・

3.わたしは。。。
 これも歌詞が先にありました。もともと曲先行でつくることが多いんですけど、
 「春の電車」で上手くいったのでここらから歌詞先行というテクニックを試しているのです。
 歌詞は新宿南口のスタバで夜遅くに紙ナプキンに書いたのを覚えています。

4.夜明け
 なんですかね~学生の頃とかは無軌道に夜中に待ちをさまよったりするじゃないですか。
 で不安と自由とが混ざってちょっとハイなんだけどなんか泣きたくなるような気分で
 夜明けの白々とした寒々とした空をみあげるわけですよ。
 そんな時の記憶はこれは時を越えているなと。永遠の時間の一部分だなと。
 これも歌詞が半分くらいできたところで曲をつけたかな。
 そうかんがえるとこのアルバムは個人的には作曲法についての冒険だったのだ。

5.ANGEL
 こういうシンプルなメロディは好きなのだが、シンプルにするからにはとことんシンプルにしてしまう。
 するとどうも歌う人には退屈らしいのだ。
 でライブのときボーカリストともめた(笑)
 でもね~ライブではこの曲が一番出来が良かったりするのだ。だから音楽は可笑しい。
 歌詞は非常にパーソナルなメッセ-ジが、結局は広く伝わる言葉になるのではという、タルコフスキー的な発想ですね。


ところで「春の電車」は春、「クレヨン」は夏、「わたしは」は秋、「夜明け」は冬が舞台になってます。
偶然ですけどね。


さて、こういうアルバムなので
在庫切れにめげずちょっと実験もかねて
あまぞんでぽちっとカートに入れて決済してみてもらえないでしょうかしら???


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「トータル・リコール」レン・ワイズマン

2012-09-17 00:37:26 | cinema
いちおうディックファンを自認していたワタシも
すでにファン歴20年を越すようになり
ディック理解もより深まるかとおもいきや、
記憶力の減退により、読破したはずの小説群も
それぞれどんな話だったかレベルで記憶がやばくなりにけり。

そんな情けない状況なので?というわけでもないんだけど
あまり興味はないと思いつつも、せっかくディックが原作の映画なんだからこれは観ておこうと思い。
思えば「ブレードランナー」も「ペイチェック」も結構楽しんでいるわけで
興味がないというところがきっと間違っているのだ。

ということで、期待せずに観に行った本作ですが、
予想外に楽しみました。

未来の都市の風景は、特に搾取されサイドのほうは
基本的にはブレードランナーが提示したアジア勢力がノシてきた人口過多なスラム的な都市像。
そこに新鮮さはないにしても、そういうエントロピー増大な都市の姿はやはり魅力的なのだ。
好み。

ディックらしい現実感の崩壊感覚も
それほど深くではないけれどちゃんと描かれていて
「おれは誰なんだ?」というまずもってわれわれは直面しないような問いに思い切りダイブする主人公は
存在論的な危機にみまわれつつも
意外にも真摯にめげずに事態に立ち向かい活路を開くという
ディックの主人公らしい二面をちゃんと持ち合わせているのがうれしいです。

途中銀行だったかどこかで追っ手に包囲され
オマエ、これが夢なんだぞ現実にかえってこい、と撹乱されるのですが
(そこで主人公は結果的に正しい選択をするのですが)
欲を言えばそういう撹乱を手を替え品を替えしつこく展開してくれると
さらに嬉しかったなと思うのですが、
まあ映画としてはなんだかマニアックなことになってしまうのかもしれません。

そういうトリッキーな面や
謎解き的に自分の本当のアイデンティティに迫って行くところや
スラムの入り組んだ建築物を利用した体を張ったチェイスや
未来都市らしく空中を滑走する乗り物によるカー?チェイスや
もちろんほんのりとしたラブストーリーや
いろいろな面で楽しませてくれる
よくできた映画だったと思います。

こういうところ「007カジノロワイヤル」(もちろん21世紀版のほうねw)を観た時の印象に通じるような気が
観たときにしました。
ある意味典型的なハリウッドアクション作品なのでしょう。





トータル・リコール (ディック短篇傑作選)
フィリップ・K・ディック
早川書房



原作の方がはるかに面白いよ~といいたいとこですが、
内容はぜんぜん覚えていません!!^^;;



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「夢売るふたり」西川美和

2012-09-15 04:29:47 | cinema
夢売るふたり
2012日本
監督:西川美和
出演:松たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、安藤玉恵、江原由夏、木村多江、笑福亭鶴瓶 他


諸般の事情により映画館限定チケットを入手したので
普段はあまり観ないような映画を観てみました。

別に嫌いだとか観たくないとかいうことは全くなくて
基本的にはどんな映画も観たいわけですが
当然時間とお金がないので自ずと趣味に偏った映画鑑賞をするわけですが
こういう選択が絞られる機会というのもなかなかいいもんだなと思います。



【以下若干のネタバレでございます】



で、『ゆれる』も『ディア・ドクター』も未見のワタシは
どちらかというと松たか子を観たいがために本作を観に行ったのでした。

松たか子はなかなかよかったのです。
カワイイ顔をしていますよね~
演技も自然だし
好きですね~w
松たか子

でももうちょっとすごいことができそうな気もしましたね
彼女の力量としては。
主に彼女は表情で今回は勝負をかけているので
その点ではかなり勝っているのではありますが、
もうちょっと勝負の幅をひろげてもいけたんじゃないかと思います。

自転車に乗る、調理をする、階段をころげる、全力疾走する、フォークリフトを運転する
など、様々な運動を確かに彼女はするわけですが
そのことによる運動的な感動はあまりとらえられていないように思いました。
顔のアップで感じられる「どやっ」という気の入れよう(役者も監督も)にくらべると
その他の運動はなんともあっさりと撮られているのです。

そう思うと、全体的に引きの画面というのは少なかったですかね。
風景。
人物のバストショットと風景で構成されていたかもしれない。
それは役者の演技に多くを頼った映画だということかもしれません。
引いて引いて役者が無名の人物にならないぎりぎりのところで我々を魅了するような
映画としてのショット、シークエンスをもっともっと信じて撮ると
さらに面白くなるのではと思います。


カットをしばしば暗転で繋ぐのがワタシ的には気になりました
カットの連続性(あるいは不連続性)というものが勢いをそがれて
いちいち息をつくような重たさに全体の印象を持って行ってしまったと思います。
ここが暗転でなく不器用に繋がれた突然の切り替えだったらと想像して
残念に思うところがありましたね。

暗転のせいで、なんでもないシーンのなんでもなさが失われて
すべてが思わせぶりで意味ありげなシーンあるいはカットに見えてしまうのも残念なところでした
何でもないカットはなんでもなく見える方が全体のリズムはいいと思うのですがどうでしょうね。


松さんもいいですが
田中麗奈、安藤玉恵、江原由夏よかったですね。
ウェイトリフティングを絡めたのはこの映画の成功した部分だと思うのですが
そこでもっとも異質な存在感を放つ江原さんは
この映画の可能性がもっと大きかったことを匂わせる人でした。


男優陣はいまひとつぱっとしない感じがするのは
ワタシが女優さんしかみていないからでしょうか(笑)


あとはなんとなく気にはなるのですが
濡れ場が何回か描かれるのですが
主人公夫婦の濡れ場はついに一度もなく
松さんがちょっとサービス的に微妙にえっちなシーンをちょっとだけ小出しにする程度に納まっている。
これはなんでしょうね、日本の有名女優さんはなかなか脱ぎにくいとか
そういうバイアスがかかっているのかなーと勘ぐったりするわけですが。
まあ、主人公の特権的地位を保全するための演出上の意図だとも思えるので
そう思うことにいたします。


あー、ストーリーには触れませんでしたね~
まあいいか。



@ヒューマントラストシネマ渋谷
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ビゼー:歌劇「カルメン」全曲 ラトル+ベルリンフィル

2012-09-02 01:38:06 | music
ビゼー:歌劇「カルメン」全曲
ラトル(サイモン)
EMIミュージックジャパン


カルメン全曲のCD欲しいな~と思っていたところに
ラトルによるこいつが出たので買ってみました。

ベルリンフィルによるオペラというのも珍しいのかな。
ラトルと組んでからいろいろと冒険をしてますよねベルリンフィル。

まあ他のと聴き比べているわけではないのでこの盤の位置づけはよくわからんですけど、
演奏はやはり上手いし録音もいいですね。

でカルメン、とてもいいですね
スコアに濃密に感情が折り込まれているのがわかる。
歌手の力量に頼らなくても十分にエモーショナルな音が出る。

それを生かすように歌手も控えめというか
繊細な表現をしている。
21番のミカエラのアリアなんかは、マーラーの歌曲みたいな響きがしたり。

全編いちいち音楽がくせがあってキャラが立つので
言葉を追わずに聴いても惹き込まれる。

カルメンいいわ~
有名な曲もあるしね^^



おまけDVDにはハイライトシーンとラトルのインタビューやリハ風景などが入っているようです。
(まだ観てない)


【追記】
ライナーノートより
◯シューダンス社版ではなくアルコーア社版(エーザーが復元したオペラ・コミック様式のスコア)
◯音楽の一部をカットしている
◯セリフのみの登場人物は登場しない
◯アルコーア社版は3幕構成だが本盤トラック割りでは4幕構成になっている。
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