NHK-FMに「現代の音楽」という番組がありまして、高校のころによく聴いていたのだが、
当時これのオープニングに流れていたのが、
バッハの「音楽の捧げ物」から「六声のリチェルカーレ」の
ヴェーベルン編曲版でした。
夜の放送であったこともあり、冒頭の翳りのあるテーマが心によくしみるものでしたが、
当時ワタシはこれてっきり現代のだれかの作品だろうと思ってました(笑)
編曲はたしかにこの上なく「現代音楽!」な人なので、
印象として間違いではないのかもしれないが。。。
なにしろこのテーマが半音進行しまくる不思議な雰囲気で、
現代風な気がしたのである。
で、いつこれをバッハのものだと認識したのかは
まるで覚えていないのだが、
いや、これバッハだったのか、、まじかよ、、いいわこれ。。。。。。
となったわけです。
番組ではオープニングとして流れるだけなので、いつも冒頭のところしか聞けなかったわけですが(笑)
こんなかんじで
↓
NHK・FM「現代の音楽」松平頼則古希のお祝い1、話し:上浪渡&松平頼則
*********
この魅惑的なテーマもまたバッハの作ではなく、
バッハがフリードリヒ大王の宮殿を訪問した際に、大王から示されたテーマということである。
これで即興やってみそ?という過酷なお話である。
この時の演奏をもとにのちに作品としてまとめて仕上げ、
大王に献呈されたのが「音楽の捧げ物」というわけである。
六声のリチェルカーレはそのうちの1曲で、楽器指定のない6段譜であるが、
純粋フーガってことなんだろうか。
「フーガの技法」に通じる晩年の境地か。
J. S. Bach - Ricercare a 6 from "Musikalisches Opfer" BWV 107 - Croatian Baroque Ensemble
「捧げ物」にはフルート、バイオリン、通奏低音のトリオソナタも入っており、
これも好きでした。
バッハらしい憂いのある主題や和声の絶妙なあしらいが、
この曲の特に第一楽章にはコンパクトに押し込まれていると思われる。
J.S. Bach: Trio Sonata from The Musical Offering, BWV 1079
当時これのオープニングに流れていたのが、
バッハの「音楽の捧げ物」から「六声のリチェルカーレ」の
ヴェーベルン編曲版でした。
夜の放送であったこともあり、冒頭の翳りのあるテーマが心によくしみるものでしたが、
当時ワタシはこれてっきり現代のだれかの作品だろうと思ってました(笑)
編曲はたしかにこの上なく「現代音楽!」な人なので、
印象として間違いではないのかもしれないが。。。
なにしろこのテーマが半音進行しまくる不思議な雰囲気で、
現代風な気がしたのである。
で、いつこれをバッハのものだと認識したのかは
まるで覚えていないのだが、
いや、これバッハだったのか、、まじかよ、、いいわこれ。。。。。。
となったわけです。
番組ではオープニングとして流れるだけなので、いつも冒頭のところしか聞けなかったわけですが(笑)
こんなかんじで
↓
NHK・FM「現代の音楽」松平頼則古希のお祝い1、話し:上浪渡&松平頼則
*********
この魅惑的なテーマもまたバッハの作ではなく、
バッハがフリードリヒ大王の宮殿を訪問した際に、大王から示されたテーマということである。
これで即興やってみそ?という過酷なお話である。
この時の演奏をもとにのちに作品としてまとめて仕上げ、
大王に献呈されたのが「音楽の捧げ物」というわけである。
六声のリチェルカーレはそのうちの1曲で、楽器指定のない6段譜であるが、
純粋フーガってことなんだろうか。
「フーガの技法」に通じる晩年の境地か。
J. S. Bach - Ricercare a 6 from "Musikalisches Opfer" BWV 107 - Croatian Baroque Ensemble
「捧げ物」にはフルート、バイオリン、通奏低音のトリオソナタも入っており、
これも好きでした。
バッハらしい憂いのある主題や和声の絶妙なあしらいが、
この曲の特に第一楽章にはコンパクトに押し込まれていると思われる。
J.S. Bach: Trio Sonata from The Musical Offering, BWV 1079
その一方、先人のシェーンベルクの方はカラヤン指揮やラサールの全集が出ても、浄夜やらで馴染んでも本丸の方へは中々入れなかった気がします。ブーレーズがそこまで決定的な演奏者ではなかったことによるかと思います。
コメントありがとうございます。
ブーレーズのそれは私も持っていましたね。ひところよく聴きました。
分析的に考えたことは一度もないのですが、ヴェーベルンは聴いて腑に落ちるというか受け入れやすい感じがあります。音響的に聴くだけのレベルですがそこになにがしかの違いがある。それがなんなのかは面白いところかもしれませんですね。