Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

2020年を振り返る~極私的映画ランキング~

2021-01-02 02:27:37 | cinema

2020はコロナイヤーで大変でしたが、
ここでは何事もなかったかのように
恒例の振り返りをやるのです。

例年のことですが、劇場に足繁く通うタイプではないので、
ほぼWOWWOWまたは盤による鑑賞で、しかも旧作多めです。

ランキングもごく私的なお楽しみに過ぎません。
というかタイトルにはランキングとありますが、
ちと面倒になってきたのでw今回もやめて(おい)
昨年同様に適当な所感を乱発して終わる見込みです。。

☆☆☆

さて例によってまずは観た映画を列挙(順不動)

「ドリーマーズ」ベルナルド・ベルトルッチ
「名探偵登場」ロバート・ムーア
「名探偵再登場」ロバート・ムーア
「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」テリー・ギリアム
「ロスト・イン・ラ・マンチャ」
「ブラザーズ・グリム」テリー・ギリアム
「Dr.パルナサスの鏡」テリー・ギリアム
「男と女」クロード・ルルーシュ
「男と女 人生最良の日々」クロード・ルルーシュ
「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」武内英樹
「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」川村泰祐
「おかえり、ブルゴーニュへ」セドリック・クラピッシュ
STILL LIFE OF MEMORIES(スティル・ライフ・オブ・メモリーズ)」矢崎仁司
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」クエンティン・タランティーノ
「5時から7時までのクレオ」アニエス・ヴァルダ
「天使の入江」ジャック・ドゥミ
「パリはわれらのもの」ジャック・リヴェット
「ぼくの伯父さん」ジャック・タチ
アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい」デニス・ベリー
「女は女である」ジャン=リュック・ゴダール
「パリところどころ」ジャン=リュック・ゴダールほか
「アンナ」ピエール・コラルニック
「復活の日」深作欣二
「ベニスに死す」ルキノ・ヴィスコンティ
「アラビアのロレンス」デヴィッド・リーン
「サクリファイス」アンドレイ・タルコフスキー
「ミッドナイト・イン・パリ」ウディ・アレン
「スパイの妻」黒沢清
「異端の鳥」ヴァーツラフ・マルホウル
「シュルツ 二度目の幼年期」野中剛
「ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」ダニエル・ローヘル
「タンゴ ガルデルの亡命」フェルナンド・E・ソラナス
「リアル 完全なる首長竜の日」黒沢清
「攻殻機動隊 新劇場版」黄瀬和哉、野村和也
「パリのどこかで、あなたと」セドリック・クラピッシュ

少なめ〜
しかも劇場に行ったのは多分9本だけ。。。。

****

劇場に行ったものは、やはりこれは駆けつけなければ系のものがほとんどで、
特に今回の特筆モノとすると、
「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」でしょうか。

とうとう出来たんだこれ。。。と
夢が叶った的な喜びとともに、
ずっと続くと思っていた未完の夢がふっと終わったような変な寂寥感が(笑)

しかし映画の出来具合はやはり素晴らしく好みで、
長い歳月での変遷が最終的に最良のところに落ち着いたように感じました。
ジョニーとヴァネッサよりも今回のキャストの方がしっくりくる気がする。。。

******

クロード・ルルーシュ「男と女 人生最良の日々」は、
「男と女」にそんなに思い入れはないんですが、
トランティニャンはじめキャストも監督も当時のメンツがそろってということで
なにやら観ておくべきモノのような予感がしたのです。

やはり素敵な内容になっていましたが、
特にあの海辺のデッキなどが、そのままの風情であることが妙に感動的。
(セットの可能性もないことはないが、
さすがにルルーシュであれをセットで組まないだろうとは思う。
カラックスならともかく。。。)

*****

アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい」も駆けつけ。
日本での劇場公開は権利関係で難しく、
一年限り?の上映とのことで。

アンナに寄り添いアンナのキャリアを辿った
良質の記録となっていて感涙。

その流れで「アンナ」も写真美術館での上映に駆けつけ〜
「アンナ」デジタルリマスター版なので、いつか盤が出るのではと待ち望むのでした。
アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい」とカップリングで出たりしないかしら。

******

フェルナンド・E・ソラナスが亡くなったとのことで
数十年ぶりに「タンゴ ガルデルの亡命」をDVDにて鑑賞。
亡命という事態を底辺に、
パリ社会とアルゼンチン的資質がコンフリクトする
実に刺激的な内容でした。

同時にサントラ盤を引っ張り出してピアソラ関連個人祭を密かに開催。。

*****

新しいモノで話題のものは「スパイの妻」「異端の鳥」
「ザ・バンド〜」くらいかしら。
地味なれどクラピッシュの新作パリのどこかで、あなたと」
もっとよかったです。(邦題はともかく・・)
もうちっと話題になってほしいす。。

***

感想文書いてないものがいっぱいなので、
頑張って書こう(かな・・)

 

コメント
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