♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■真の希望に生かされて / 岩井基雄

2013年12月27日 | Weblog
2013/12/27放送

世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今年一年ももう残り少しとなりましたねえ。この一年はあなたにとってどのような一年だったでしょうか。

 今年のNHKの大河ドラマ『八重の桜』は多くの方がご覧になったのではないでしょうか。東日本大震災の復興への想いも込めて取り上げられた新島八重(にいじま・やえ)の生涯は福島の方々だけではなく日本中に希望と光を与えました。大切なものが奪われ、挫折や失望を経験する中で新島 襄(にいじま・じょう)と日本で最初のキリスト教の結婚式を挙げ牧師夫人となった八重の生涯は敵を赦せなかった彼女の心が神様の愛によって取り扱われ、変えられていくという歩みでもありましたね。それは決して単純な歩みではありませんでした。多くの苦しみと葛藤・涙と戦いの連続だったのです。激動の時代にありながら変わることのない神様の愛に生かされた新島八重、山本 覚馬(かくま)そして新島 襄たちは、どのような苦しみの中を通る時も、神から与えられた大いなる希望から目を離さなかったのです。

 旧約聖書時代、バビロン捕囚という憂き目を通ったイスラエルの民たちに与えられた神の約束は次のことばでした。

 「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。----主の御告げ。----それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。
 旧約聖書 エレミヤ書29章11節

 どんな困難や過ちの中にあっても神様の愛はあなたに注がれ、そこには豊かな希望があり、その希望と愛の中であなたの人生そのものも変えられていくのです。

 新しい年の大河ドラマの主役は織田、豊臣、徳川に重用(ちょうよう)された黒田 官兵衛(かんべえ)だそうです。ありあまる才能ゆえに恐れられながらも乱世を見事に生き抜いた彼は、和歌や茶の湯を愛した文化人であり敬虔なキリシタン大名でもあったそうです。彼の生涯からも私たちはまことの希望、神様の素晴らしい計画、祝福の計画を見いだすことができるかもしれませんね。

 聖書のことば

 「神ご自身が彼らとともにおられて、彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。
 新約聖書 ヨハネの黙示録21章3節、4節

 本物の希望を受け取って、あなたも新しい人生へと歩み出しませんか? 

  (PBA制作「世の光」2013.12.27放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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