♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■イエスの涙 / 関根弘興

2013年12月09日 | Weblog
2013/12/9放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 イエス・キリストがたびたび訪れたベタニヤという村に住むラザロという人が重病になってしまいました。彼の姉妹であるマルタとマリヤはイエス様のもとに使いを送りましたが、イエス様がラザロのもとに行った時にはラザロは既に死んでしまっていました。そして墓に収められてもう四日も経ってしまったのです。多くの村人たちはその死を痛み悲しみ涙を流していました。

 当時の葬儀は特に最初の一週間は嘆き悲しみ多くの涙が流される、ま、そういう習慣がありました。ラザロの姉妹であるマルタとマリヤは涙がとめどなく流れていたことでしょう。

 イエス様はそんな彼女たちの姿をご覧になりました。そして聖書には何と「イエスは涙を流された。」( ヨハネ 11章35節 )と書かれているんです。イエス様は泣く者と一緒に泣いてくださる方なんですね。イエス様は私たちの苦しみや弱さに同情できない方ではありません。私たちの悲しみの涙を御存知で、共に涙を流してくださる方なんです。

 涙を流すということは決して不信仰とは違います。 死というものは容赦なく悲しみをもたらしますね。この地上のお別れは寂しく辛いものです。どんなに天国への希望があっても地上での別れは悲しいものです。そんなとき、たくさんの涙を流したらいいのです。

 新約聖書のローマ人への手紙の12章15節には
 「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。
 とあります。

 もしあなたが今、悲しみの中にあるなら、涙を止めなくても良いんです。そしてもし悲しみの中にある方があなたの傍らにいるなら、一緒に涙を流してください。そしてこのことを知って欲しいです。それは私たちの主イエス・キリストは一緒に涙を流してくださるばかりか、あなたの目の涙を拭ってくださる方であるということです。

 新約聖書のヨハネの黙示録には
神ご自身が・・・彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。」(黙示21章3節、4節)
 と書かれています。

 人生には悲しみが襲います。だから涙を流すことがあるでしょう。しかし共に涙を流し、涙を拭いとってくださる方がいてくださる。そのことを信頼し歩んで行きましょう。

  (PBA制作「世の光」2013.12.9放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

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