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決算審査に聞くことは

2012年09月14日 | 市政・市制・市勢

 TBS系列の金曜夜10時から『黒の女教師』というテレビ番組があります。榮倉奈々演ずる主人公は、学校で起きた事件の解決に活躍する番組です。

 毎回出てくるシーンは「愚か者」と言って、悪役めがけてハイキックの場面が出てきます。最後に「・・・は学校の先生に教わらなかった」と諭(さと)される。

 なんかすっきりした気分になれるのは、同系列の『水戸黄門』で「控えおろう、この方をどなたと心える」と、言って印籠が出てくる時に似ているかもしれません。

 勧善懲悪的な悪者はテレビの中でも存在感はあります。弱きを助け強きをくじくといったスタイルは視聴者にとって好まれるかもしれませんね。

 我々議会は執行部(市長サイド)側から見れば、悪人ではないかと見られるかもしれません。9月は決算議会と呼ばれ昨年度使用した税金の審査をしています。

 3つ(総務・教育民政・建設産経)の部門に分かれ、執行部から詳細説明を受けます。私が属している建設産経常任委員会は、酒井委員長、沼田、森、佐藤(一)議員で構成しています。長田議員は監査委員のため会議には出られませんので、審査は私を含め5人で行います。

 今日は道路や河川、下水道そして都市計画に関する部署を審査しました。大震災の影響で決算規模はかなり多額です。配布された書類を眺めても金額などしか書いてありませんから、聞かないとわかりません。

 説明を受けた後「何か質問はありませんか」と、委員長が委員に呼びかけます。年配議員は「なし」と発言し、、、そのままだと審議は終了してしまいます。

 年配議員は審査経験が長いためすべてを把握しているのだろうか???そんなことはありません。そこで、説明されたことを少しでも確認し質問します。

 大所高所、大きなこと小さなことに質問されても執行部側は答えざるを得ません。中には苦言や意地悪なことも、言わざるを得ない場合もあるからです。

 税金の使い道を解明するために、ワカラナイことを聞くことは、勧善懲悪ではありません。「質問なし」を連発しているとテレビの榮倉奈々から聞こえてきそうです。

 聞かぬは一生の恥、学校の先生に教わらなかった。


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