「つける薬が無い」「ついにここまで来た」って、そんな感じがする昨日の岩沼市議会最終日でした。議会終了間際に数の論理で、大友健議員に対する懲罰動議を出してきた。理由は何だと思いますか?
24日の拙ブログ「岩沼市議会の情報公開」で書きましたが、議会運営委員会で大友健議員は「だましのテクニック」と発言しました。それが理由だそうです。
緊急に出された動議は昨日から練られてあって、事務局が用意した資料はいずれも作られていた。「だましのテクニック」という言葉尻をとらえ、震災復興特別委員会を品位に欠ける発言で、だまして侮辱したとある。
発端は24日の議運で松田由雄議員だけが、持っていた会議録を出さないことが起因です。20日の震災復興特別委員会はおよそ一時間近くかかった会議録を、松田議員だけが見て意見を述べていました。
大友健議員はそれを出してくれと強く要望していたが、沼田健一・森繁男・飯塚悦男・松田議員の4人は提出を拒否した。会議録は8ページ(42行、43文字)もあり、読むだけでも30分はかかるボリュームです。大友健議員は松田・沼田議員と10数回議論していました。以下、会議録の抜粋です。
大友健委員「松田さんがおっしゃるやり方で議事が進行されたんではたまらないわけですよ。だましのテクニックですよ」(傍聴していた私もそう思った)
松田委員「大友健さんのだましの手口と言うのは、いわゆる日本共産党の代表の私に対する侮辱であると思いますので取り消しを求めたいと思います」(日本共産党の代表!えーっ、いつから知らなかった。これって、脅しのテクニック!)
沼田委員「大友健委員の発言は大変問題だと思います。、、、こちらがだましのテクニックで会議を進めたということになるわけだから、大変問題だ」(この方話を大きくするの、好きですね!)
ここでもう一回やり取り有りました(省略)
松田委員「取り消してもらわなければ本会議でこれについては懲罰の対象として出します」
大友健委員「そういうふうに受け取られたのであれば、だましのテクニックという発言を取り消しますとさっきも言いましたけれども、取り消す意思はあります」
佐藤一郎委員長「意志ですね」
大友委員「取り消します」
佐藤一郎委員長「取り消します。松田副委員長それでいいですか」
「当然です」と呼ぶ者あり。
(委員長が取り消しを宣言し一件落着しました。しかし、この委員長までもが、、、)
動議を出されてから無益な争いが延々7時間かかりました。懲罰に賛成した議員は佐藤淳一・布田恵美・桜井隆・佐藤一郎・森繁男・松田由雄・国井宗和・飯塚悦男・沼田健一・布田一民議員の10人。
大友健議員は懲罰委員会で弁明の機会も与えられず、『陳謝』を言い渡されこれを拒否した。その為再度懲罰委員会が開催されより厳しい処罰になるようです。これが民主主義だと言えますか、単なる数の暴挙です。次の議会(12月)まで継続審議となり閉会した。
配布資料は15枚あったが特効薬は入っていない。