すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

陸上競技場が原っぱに

2010年06月19日 | ブログ

 複雑な思いの中体連、陸上競技大会でした。岩沼市陸上競技場は今年4月30日で3種公認の資格が無くなりました。公認の陸上競技場とそうでない競技場の見た目に違いはありません。

 大きな違いは正式な大会が開催できません。今日のような市内だけの中体連はいくらでも開催できますが、宮城県などの大会誘致は無いのです。なぜなら公認の記録にならないからです。

 公認とは何か!野球やサッカーなどあらゆるスポーツには必ず公認が存在します。今行われているワールドカップ南アフリカ大会も公認のグランド・ボール・審判員でなければ正式な大会にならない。

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 生徒はそのようなことは知らなくても熱戦です。県大会に向けての切符は2位まで、自分の力を充分出し切って最期まで走る。学校の代表として全校生徒の前で、見た目立派な陸上競技場を走りきっていました。

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 メーンイベントはリレー競技です。4×100mリレーは興奮します。写真に映っていない分もありますが、今年は保護者の応援が例年に比べ多いと感じました。私のPTA活動時からは、2倍くらいの応援があったと感じました。天候が良かったことも影響しましたね。

 総合優勝は北中学校でした。大会終了後、応援の保護者に挨拶するんだけど、これが下手なんだ!もっと胸を張って、声を大きく、お辞儀が出来ればかっこいいんだけどと思うのは、私だけか!他の中学校に比べ少人数だが優勝は立派ですよ。

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 10億円掛けて作った陸上競技場は、1億円のお金が出せないとの理由で公認でない「原っぱ」にしました。1億円で今後20年は公認がとれるのです。正確に言うと5年ごとに更新手続きは必要です。

 今回全面改修という更新手続きを取っていれば、これからの20年間は陸上競技場でした。オリンピック選手を始めとし、他市町から多くの方が岩沼を訪れ、岩沼に宿泊していかれたのです。ここを「原っぱ」にして良いものか、もったいない!

コメント (2)
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介護者がほっとする所

2010年06月18日 | インポート

 たけくま会館の受付をしています。と言ってもわからないでしょう。私は岩沼駅の西側に位置する土ヶ崎(ドガサキ)に住んでいます。たけくま会館とは土ヶ崎町内会が岩沼市より管理を委託されているいわば公会堂みたいなところです。

 このたけくま会館の利用等に関して、町内会から受付を担当しています。今日はこの会館を利用してボランティアの方が活動を始めたので紹介します。その名は「介護者 ほっとサロン」です。

 高齢者福祉政策の中では在宅介護の問題から、自殺や殺人まで発生しているのを聞いたことがあるでしょう。昨年、清水由貴子さんが介護疲れで自殺か!という報道を聞いた方も多いと思います。

 昨年度の介護・看病疲れなどによる自殺者は4,4%増の285人(警察庁調べ)と過去最多を記録したそうです。そのうち男性176人、女性109人でした。また、殺人や殺人未遂となると統計は無く、テレビや新聞などの報道を目の当たりにしているところです。

 介護者ほっとサロンは介護を担う家族のための交流サロンです。介護者同士がお茶でも飲みながら話しをすることで、介護疲れを癒して頂ければと、介護経験者でもある同町内会の坂本久子さんが開設しました。

 開催日は毎月第3金曜日10時~ 市内の方を対象に、たけくま会館1階和室で開催、ちなみに参加費は200円(お茶代)。一番最初だから参加者は来てくれるのかなと心配になり、覗いてみました。

 準備中の坂本さんにお聞きしたところ、今日の予定は友人1名と市役所の介護係2名が応援に来てくれるとのこと。大丈夫だろうかと思いましたが、杞憂に終わりました。参加者8名!次回は8月20日(金)だよ~ 男性の方も来て下さい。

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傍聴その3 名取市議会

2010年06月17日 | ブログ

 梅雨の合間の暑い一日、日中は日差しが強く30℃も有るかのような天気でした。でも、今日は名取市議会で涼しく傍聴と思いきや、熱気ムンムン傍聴は暑かった!省エネのためかクーラーを入れないので午後は、通路の方が涼しく感じるほどでした。

 名取市議会は一般質問が3日目ということもあり、傍聴者は午前が13人、午後が14人でした。傍聴者の多くは関心ある議員の一般質問が終わると、帰る姿が目立ち複数議員の質問を聞こうとしない。ちなみに私は他に約束があり、3人の一般質問を聞くことができました。

 昨年まで議長を務めていた佐藤議員の一般質問は、私に関心があるごみ問題のテーマ「2市2町の広域ごみ処分場の選定について」です。亘理名取の2市2町で構成する新ごみ焼却施設の建設が岩沼市に建設予定されており、名取市では最終処分場の建設が予定されています。

 名取市は最終処分場の用地選定以降、地元住民との説明会が出来ない状態にあります。そこで佐藤議員は、住宅販売が苦戦している新興住宅地の近くをなぜ選定したのか、住民がいやだと言っている土地へ無理矢理作ろうとするのか、などと問い詰めます。

 佐々木市長は、新興住宅団地から処分場はほとんど視界に入らない所に造るのに選定方法が悪いとは言えないと反論。議員は質問する前にしっかり調査をすることが必要です。これでは佐藤議員の調査不足が否めません。

 佐藤議員は処分場候補地が駄目だ、駄目だと言っているばかりで、次の候補地や今後の見通しについて腹案を出していませんでした。つまりこれが駄目ならこれではどうかと提言をしばらく出しませんでした。私から見ればこの一般質問は候補地を他自治体に移すためのヤラセかと思いました。

 市長と元議長の一般質問ですから、名取市で処分場建設が無理な状態を解決するには、建設予定地を根本的に見直すのが良いのではないか。そのように受け止めました。名取市の立場ばかりを主張するばかりでは、2市2町のつながりはどうするのか。

 それは杞憂に終わり、対案が出てきました。しかし、説得力に欠けるもので、もう少し凄いというか納得できるような対案が欲しかった。2市2町のごみ問題は間近に迫っています。今解決しなければ、将来に財政的負担を残すことになりかねない。各自治体がもっともっと議論して欲しいものです。

 それにしても議場は暑かった!太っている私にとって脂汗タラタラ!


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傍聴その2 山元町議会

2010年06月16日 | ブログ

 山元町議会を傍聴しました。山元町も町長選挙後臨時議会を除いて、初めての議会開会となりました。一般質問2日目でも傍聴者数は16人と、関心の高さがみられた。山元町の焦点はマニフェストの中身です。関心事はズバリ亘理町との合併です。賛成の質問もあれば、慎重な質問もありました。

 先の臨時議会では空席となっていた議長の選任などでしたが、併せて副町長の承認案件もありました。副町長は採決の結果、7対7の同数となり最期は新議長の否決により承認されませんでした。否決の内容は詳しくわかりませんが、今議会では副町長空席という事態での対応となりました。

 齋藤俊夫新町長は昨年まで宮城県職員として在籍し、仙台地方振興事務所の所長を最期に退職し、その後町長になられたいわば行政マン出身町長です。一般質問の答弁はそれを思わせるような話し方で、静かな語り口の中に経験値を踏まえ強い意志を感じました。途中で何遍も詰まったけど、我市の市長のように滑らかで上手に聞こえるが、中身のない話しではありませんでした。

 一般質問は私達と同じ一問一答方式でしたが、多少の違いがありました。山元町は最初に質問者が議場中央(議長前)に登壇し、質問事項の全てを質問して降壇します。その後執行部側が登壇し答弁となります。質問二回目からはお互い自席にて何回も質問・答弁します。自席からというのは答弁中(質問休み時間)に隣席の方と相談できる利点があります。我々も質問に詰まったときは助け船が欲しい、と思っていたのでこれは良いなと思いました。

 質問の中身は大幅に違いがあり、人口減少の町が掲げる問題とそうでない町の違いでした。出生率の減少や高齢化率は行政にとって大きな課題であります。岩沼市でも扶助費が一番大きな支出割合を示すとおり、高齢者福祉政策は少子高齢化の下、融通が利かなくなってくる。「明日は我が身か」のような切実な問題だなと感じました。


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国民健康保険値上げ?

2010年06月15日 | インポート

 「ピアネットいわぬま」という会派に所属しています。会長には議員2期目、包容力のある寛容な方ですが怒ると怖い国井宗和さん。副会長には6期目、途中入会し経験豊富だが話しは長いまじめそうで優柔不断の渡辺真多(まさかず)さん。会計は私と同じ1期目、30代の若さがあるのに突っ走らず焦らず、意外に頑固な大友克寿(かつとし)さん。

 今日は会派の打ち合わせでした。岩沼市議会は4月から議会基本条例を制定したばかり、それに基づく具体的な運用方法はまだ確立していません。例えば「重要政策などの説明」と有りますが、何が重要政策で、誰がどのように、どこで説明するのか?詳細はこれからです。

 今議会の重要案件は国民健康保険の料金改定(値上げ)です。広報いわぬま5月号に掲載されていますが、『みんなで支える国民健康保険』という見出しで医療費はここ6年で飛躍的に増え続けています。負担税率を上げないと一般会計からの繰り入れが多くなる。近隣の市町でも値上げを今議会で審議中です。

 しかし、今回の値上げは一般会計を健全財政にするためとの見方もあります。値上げをする前に無駄を省く(例えばジェネリック医薬品の多用など)や未納者問題の解決などを、今後どうしていくのか審議しなければなりません。その事を市民の皆さんに理解して頂くにはどうしていくのか。議会基本条例はどう関わっていくのか。

 議会基本条例の「重要政策などの説明」だけでも、運用方法は多岐にわたります。その他「自由討議」や「一般会議」など、これから決めていくことはたくさんあります。議員は1人で問題の提起や解決をするよりも、経験値や若手の意見などを混ぜ合わせて4人でピアネットいわぬまは活発な議論をしています。

 こんな会派ですが、残り任期一年半を精一杯勉強していきたい。冒頭会派の紹介をしましたが私なりに表現しましたので、今度は私のことを表現して下さい。覚悟してます。


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