複雑な思いの中体連、陸上競技大会でした。岩沼市陸上競技場は今年4月30日で3種公認の資格が無くなりました。公認の陸上競技場とそうでない競技場の見た目に違いはありません。
大きな違いは正式な大会が開催できません。今日のような市内だけの中体連はいくらでも開催できますが、宮城県などの大会誘致は無いのです。なぜなら公認の記録にならないからです。
公認とは何か!野球やサッカーなどあらゆるスポーツには必ず公認が存在します。今行われているワールドカップ南アフリカ大会も公認のグランド・ボール・審判員でなければ正式な大会にならない。
生徒はそのようなことは知らなくても熱戦です。県大会に向けての切符は2位まで、自分の力を充分出し切って最期まで走る。学校の代表として全校生徒の前で、見た目立派な陸上競技場を走りきっていました。
メーンイベントはリレー競技です。4×100mリレーは興奮します。写真に映っていない分もありますが、今年は保護者の応援が例年に比べ多いと感じました。私のPTA活動時からは、2倍くらいの応援があったと感じました。天候が良かったことも影響しましたね。
総合優勝は北中学校でした。大会終了後、応援の保護者に挨拶するんだけど、これが下手なんだ!もっと胸を張って、声を大きく、お辞儀が出来ればかっこいいんだけどと思うのは、私だけか!他の中学校に比べ少人数だが優勝は立派ですよ。
10億円掛けて作った陸上競技場は、1億円のお金が出せないとの理由で公認でない「原っぱ」にしました。1億円で今後20年は公認がとれるのです。正確に言うと5年ごとに更新手続きは必要です。
今回全面改修という更新手続きを取っていれば、これからの20年間は陸上競技場でした。オリンピック選手を始めとし、他市町から多くの方が岩沼を訪れ、岩沼に宿泊していかれたのです。ここを「原っぱ」にして良いものか、もったいない!