すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

傍聴その2 山元町議会

2010年06月16日 | ブログ

 山元町議会を傍聴しました。山元町も町長選挙後臨時議会を除いて、初めての議会開会となりました。一般質問2日目でも傍聴者数は16人と、関心の高さがみられた。山元町の焦点はマニフェストの中身です。関心事はズバリ亘理町との合併です。賛成の質問もあれば、慎重な質問もありました。

 先の臨時議会では空席となっていた議長の選任などでしたが、併せて副町長の承認案件もありました。副町長は採決の結果、7対7の同数となり最期は新議長の否決により承認されませんでした。否決の内容は詳しくわかりませんが、今議会では副町長空席という事態での対応となりました。

 齋藤俊夫新町長は昨年まで宮城県職員として在籍し、仙台地方振興事務所の所長を最期に退職し、その後町長になられたいわば行政マン出身町長です。一般質問の答弁はそれを思わせるような話し方で、静かな語り口の中に経験値を踏まえ強い意志を感じました。途中で何遍も詰まったけど、我市の市長のように滑らかで上手に聞こえるが、中身のない話しではありませんでした。

 一般質問は私達と同じ一問一答方式でしたが、多少の違いがありました。山元町は最初に質問者が議場中央(議長前)に登壇し、質問事項の全てを質問して降壇します。その後執行部側が登壇し答弁となります。質問二回目からはお互い自席にて何回も質問・答弁します。自席からというのは答弁中(質問休み時間)に隣席の方と相談できる利点があります。我々も質問に詰まったときは助け船が欲しい、と思っていたのでこれは良いなと思いました。

 質問の中身は大幅に違いがあり、人口減少の町が掲げる問題とそうでない町の違いでした。出生率の減少や高齢化率は行政にとって大きな課題であります。岩沼市でも扶助費が一番大きな支出割合を示すとおり、高齢者福祉政策は少子高齢化の下、融通が利かなくなってくる。「明日は我が身か」のような切実な問題だなと感じました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする