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将軍様の議会軽視じゃ

2010年06月26日 | 国際・政治

 面白くないことがまた一つ、皆さん、今日(6/26)の新聞見ましたか。河北新報みやぎ総合(県内版)トップに岩沼市のことが書かれています。内容は子宮頸がんの予防ワクチン接種を小6~中3に限って、市が全額無料化することです。

 昨日テレビでもこのことが放映されていたと、会派の国井会長から聞きました。問題は議会で承認されていないのに、記事の内容は既に議会承認を得たような「全額市負担とした」と結んでいます。

 議会承認も得ず市議会へ昨日、6月議会の議案書が渡されたばかり、審議どころか説明すらない記事にはびっくりです。子宮頸がんの予防ワクチンに市が全額助成することが悪く言うつもりはありません。

 予防ワクチンの接種は国民健康保険の対象者も居るはず、国保の税負担がいくらか議論もせず、値上げを決め込む一部の市議会議員。まして、子宮頸がんの全額負担がいくらになるかわからないで、充分な説明があったとうそぶく。

 議会運営委員会では、国保の値上げを含む8件を開会日(6/29)に、議決することになりました。そして子宮頸がんは議会最終日(7/8)に議決することになっています。この議案は国保の値上げとセットなのです。

 別々に議決することで、質問を撹乱しようと狙ったものでしょうか。これはよくやる手法で踏み込んだ質問をすると、「既に議決を頂いています」と言われます。これでは質問出来なくなります。

 国保税の値上げ議決は、6月末までに議決をする法的理由はありません。また、子宮頸がん議決は、新聞にも出ていますしなどと言われたら、、、メディアを操る国の将軍様そのもの。

 将軍様はよほど新聞・テレビに出たいのでしょうか。昨年の定額給付金事業の関係で市は、割り増し商品券を実施しました。しかも3割増しで400万円。ただし、これは議会が決めたことでもなければ審議すら無い。

 専決処分(議会の承認不要)で、市は議会に議案を提出することもなくさっさと決めてしまったのです。しかもその1日前にテレビに放映させ、市民から納得をもらったかのように思わせる。

 選挙で支持した市民は1/4しか居ないのに!今度もその手法なのですか。これでは議会軽視も甚だしいと思うのです。


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