すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

一丸ではない、市議会

2010年06月25日 | 国際・政治

 チームワークの勝利。ワールドカップの日本代表がデンマークを3-1で下し、決勝トーナメントに進出した。 試合終了後のインタビューでは、個々の能力では劣るがチームワークの勝利という言葉が印象に残った。

 岩沼市議会の6月定例会を前に議会運営委員会があった。この委員会は議会の運営に関し、進め方や順序をあらかじめ取り決める会議です。そこで我が会派は、昨日説明があった国民健康保険の条例改正について提案をしました。

 提案内容は税の値上げのことなので、この条例審査を委員会に付託して慎重審議してはどうか、大友議員が提案しました。宍戸委員長によりこの提案について協議を始めましたが、以下の意見が出たので記述します。

 布田議員:審議は本会議の中でやっていくべきだ。これから何を議論するのか。

 佐藤議員:事前説明が昨日あり充分、基本的には本会議場で議論すべき。

 国井議員:この社会情勢では値上げが厳しい。これを唐突に認めて良いものか。本会議場は質疑に制約があるから、委員会に付託し議論をし尽くし、議会の良識を出すべき。議会基本条例に議員間の自由討議もあるので、やった方が良い。

 梶谷議員:議会の中で慎重な審査形態取って頂きたい。

 布田議員:2億4500万円も足らない。どこから持ってくるのか改正しないと借金が増える。

 国井議員:市民に値上げの事情を説明するためにも、各会派が質疑を持ち込み慎重に審議した方が良い。

 梶谷議員:国民健康保険で5億円もの滞納があり、その内4割の方が納めていない状況にある。滞納対策を執行部から説明を受けるためにも、掘り下げた議論の出来る委員会付託がよい。

 布田議員:この制度は国が悪い、公金を多く国から頂けばよい。説明も充分聞いたので委員会付託はいらない。

 採決の結果、大友、国井、梶谷議員(3人)が賛成し、反対は佐藤、布田、森、渡辺(邦)議員(4人)でした。より多く審議しましょうと提案したのに、最後は制度が悪い、国が悪い、と否決された気がします。

 税の値上げをもっと審議しましょう、と言っているだけ。それで市民に理解を貰えるのでしょうか、周回遅れの私には説明できないのです。この議会決して一丸ではない。(・・・・・・・・)で市民から信頼を勝ち取れるか。


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遅れていた!6月議会

2010年06月24日 | ブログ

 全員協議会」が開催されました。6月議会を前に議員全員による会議です。協議内容は「岩沼市国民健康保険税条例の一部改正する条例について」です。以前このブログで紹介しましたが、要は値上げの話しです。

 寂しい雰囲気というか「大友健さん」が居ない。会議中には必ずと言って聞こえていたあの声と質問が聞こえない。会議は質問者が少なかったこともあり、開始から一時間でさっさと終了しました。健さん居れば二時間掛かったかな~!

 執行部側に意図があったのです。議会招集日6/29に先ほどの議決をします。その後休会し、一般質問が7/5・6・7に行なわれ、7/8は補正予算などほかの議決を行います。従来は7/8の最終日に議決しても良いのです。

 執行部側の意図とは、この国民健康保険税の値上げを7/1日付で発効したいが為に6/29に議決したいからです。そうすれば7月分から税の徴収が出来るのです。

 市長選後初の議題は値上げです。税金の値上げをするのに、今日の説明だけで充分ではないと感じました。「しまった」と思ったのは、その後全員協議会の中で協議をすれば良かったと思ったのです。解散後にそう思うのは、未熟さの表れかな!

 6月議会が始まるのに私の準備不足、遅れていたのは7月にまたがる議会開催日ではなく、私の議会に対する準備不足でした。まさに周回遅れ!

 会派で協議し、明日の議会運営委員会に向けて今後の打ち合わせをしました。議論を深めないで、『税の値上げ』を議会がいとも簡単に承認してしまうことになる。良いことではない!


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ユルイな~仙台市議会

2010年06月23日 | ブログ

 仙台市議会が懸案の政務調査費問題について議決をしました。議決内容は領収書の写しを提出することです。しかし、一万円未満については従来通り未提出とし、来年の5月2日からは全て提出することになりました。

 来年仙台市は議員の改選期を迎え新議員になってからの条例施行だというのです。そもそも政務調査費というのは、「地方議会の議員が政策調査研究等の活動」のために支給される費用です。

 政務調査費をどう理解するか難しいのです。「政策調査研究等の活動」とはいったい何なのか。岩沼市議になってこのことを説明されたときは、「議員活動のためであり議会活動ではありません」ときっぱり。どこが違うのだろう?

 私達が一般質問のために行う調査研究は議会活動であり、議員活動ではないので政務調査費の範囲外とのことです。例えば議会活動の交通費は自腹で対象外です。しかし、議員活動をするから議会で一般質問が出来ると思うのです。何が違うのだろう?

 わからないことは、私ばかりでなく全国的に解釈が違うようです。詳細が決まっていないので自治体によって様々な解釈があり、不適切な使用が指摘され問題となっています。

 使途が曖昧と評価されている政務調査費ですが、岩沼市議会では議題になりません。なぜなら、年間8万円しかありませんから使途不明どころか個人の支出超過です。我々は領収書をしっかり提出しています。

 今回の議案については、政務調査費に掛かる同様の議案が2つ出されました。一つは共産党を除く6つの会派から共同で提出されたものが先(8号)に採決されました。

 共産党案は条例施行後、直ちに領収書の添付を義務づけるものでした。こちらは後(9号)からの採決順となり、8号が採決されたため議決不要となりました。これって何だろう!

 厳しい社会情勢を肌で感じています。雇用機会が少なく給料が上がらない、多くの市民は不安を抱えているこのときに、議員が一万円未満の領収書を出さなくて良いなんて、それも税金、呆れてものが言えない!

 期間従業員が車で暴走する事件が昨日、広島市内であった。同様なことが昔、仙台市の歩行者専用道路でもありました。 う~ん、、、ユルイな~

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続、傍聴して思うこと

2010年06月22日 | ブログ

 名取市議会を傍聴し考えさせられたことが一つありました。それは名取市議会にも体調を崩し、長期欠席されている議員がいらっしゃることでした。我が議会でも長期の欠席を余儀なくされている方がいます。

 今回はその方のことをどうこう言うつもりはありません。やむを得ず病気により議員活動が出来なくなったことは、とても残念でならないのです。早い回復と復帰を望むものであります。

 議員の身分は法律で守られており、病気や怪我で長期の欠席があった場合でも、自ら辞めなければ辞職しなくて良いのです。

 参議院で昔、刑事事件で有罪になった「オレンジ共済組合事件」友部達夫議員みたいに、不祥事を起こし服役しても辞職しなければ報酬は頂けるのです。たしか最高裁の実刑判決が確定するまでは議員でした。(今回は不祥事ではありませんが)

 突然の事故に巻き込まれるとか、病気で長期の療養を余儀なくされることは、私達議員のみならず誰もが起こる可能性はあります。議員任期の4年間に長期欠席は偶然ではなく、必然の可能性があると思うのです。

 私達の会派「ピアネットいわぬま」は、4月21日に行われた全員協議会で「長期休養となる議員報酬の取り扱いについて」審議することをお願いしました。しかし、沼田議長は私の任期中に条例化したいと言いました。残任期は1年半もある。

 対象者は健全な議員、現在長期休養している方は対象から外すことにしています。なぜ今やらないのか理解できません。亘理町議会では長期休養した場合に、報酬の一部削減を条例化しています。他の自治体でもそのようなことを既に実施しています。

 一般の常識を議会に、今の社会情勢に見合った感覚を議会に持ち込むことが必要ではないか。少しで良いから変えようよ!岩沼市議会

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議会傍聴で感じたこと

2010年06月21日 | ブログ

 名取市議会最終日です、再び傍聴しました。議会に提出された議案の議決をしなければなりません、議案書は9件ありました。我が議会に勝るとも劣らずの意見が出るわ!出るわ!

 もっとも時間を割いたのが、2番目に採決をした「学校給食センター設置条例」。昼食時間を挟み3時間半もかかりました。議員の質問に、執行部答弁が遅れ、議長の「暫時休憩」宣言は本日だけでも、10回以上有ったと記憶します。

 条例設置に当たり、10人の議員質疑は様々な観点から質問します。子供達が食べるものだから内容は真剣そのもの、大所高所から細部にわたる質問をすることは良かったのだが。

 「暫時休憩」宣言は執行部側の責任だけではありませんでした。議員の質問の仕方にも問題がありました。私の聞いている限りでは、質問の趣旨が明確でないと言うことです。傍聴者はほぼ私1人。(午前中は1人だけ居ました)

 議員が何を質問しているのか、何を聞きたいのか、理解しがたい質問も多々ありました。わかりやすい質問もありましたが、傍聴者にも理解できる質問ならば傍聴者増えるし、暫時休憩は少なく時間が掛かることは無かったと感じたのです。

 私自信が傍聴できることは貴重な体験で、他市の議会に非難めいたことを言うつもりはありません。傍聴席から見ること聞こえることは、私にとって欠点を見いだすきっかけになり大変ありがたいものでした。

 『人の振り見て我が振り直せ』。今日は夏至、日が長い分だけ見習う事も多いのかな。簡潔明瞭に質問することは、私の議会活動にもあてはまることなのだ!

コメント (2)
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