ひだまりに咲く
秋雨がぽつりぽつりとそぼ降る朝、朝日が恋しいのだけれども、晴れ上がった朝よりは意外に冷え込みは厳しくないのであります。一体どれだけ積み上げれば、ひと冬の薪として間に合うのだろうかなどと思いつつ、ぽつぽつと古材を30cm程度の長さに切り刻んでは積み上げる。薪を1本焼べては、薪を2本切り出し積み上げる。これを繰り返せば、薪の数はポツポツと増えて行くはずなのであるが…。
10月21日閣議後の記者会見で、西川農水相は「2020年に食料自給率をカロリーベースで50%を達成するという目標は非常に難しい。」との談話を発表したと小さな記事が載っておりました。現在の日本の食料自給率は39%…輸入が途絶えれば、日本人の61%が飢えに苦しむようにも読み取れるのでありますが…しかし、これにも数字のマジックが潜んでおります。カロリーベースの総合食料自給率は
自給率 = 国民1人1日当たり国内生産Cal ÷ 国民1人1日当たり供給Cal
で表され、この場合 供給カロリー = 国内供給+輸入供給+ロス廃棄 なので、輸入が途絶えれば、自給率は向上するという計算結果になってしまうのであります?カロリーベースの自給率が100%を超えるのは、北海道、青森、岩手、秋田、山形の1道4県とされているから、日本という国家が、多種多様な食料品を大量に輸入し、大量に廃棄する当世風のライフスタイルを続けるならば、自給率50%の達成など夢のまた夢なのであります。
タマネギのポット苗であります^^;
ポツリポツリと雨が降る朝、『夢屋国王』はポツポツとタマネギの苗を30株ほど定植しました。明日もまたポツポツと50株ほど定植し、明後日も50株ほど作業する。中腰で腰を痛めない程度に、そして飽きてしまわない程度に…^^;
タマネギを作り駆けの頃は、育苗箱に筋播きしておりましたが、今年は育苗パレットに種を一粒ひと粒播いて育て、植え付けるときはビニールマルチに鋼管で穴を開け、バターナイフで取り出した苗を入れるだけ…育苗箱に筋播きし、一本々々苗取りをしながら差し込み、土を寄せて植え付けるよりは、幾分作業効率は上がったような気がします。(これも技術上の進化と言えるかも^^;)
『夢屋王国』でさえ、品目別自給率では米が536%…時折、家庭サービスで外食があるから、カロリーベースでは当然自給率は落ちます^^; ニンニク、タマネギ、長ネギ、ハクサイ、ダイコン、トマトなどは自給率が100%を超えるかも…しかし、食肉、魚介類、鶏卵、油脂類に至っては自給率0%でありますよ。コツコツと品目を増やしながら、自給率を向上させ、ポツポツと自信作を売りに出して外貨を稼ぐ…農業立国『夢屋王国』の日本からの独立プロジェクトは、まだまだ先が遠いのであります。
ちなみに、『夢屋王国』のエネルギー自給計画は、太陽光パネルの導入により、電力は他国からの輸入ガソリン(発電機用)の消費量を格段に減らすことが出来ており、自給できないプロパンガス、灯油は輸入に頼らざるを得ない状態でありますが、これも廃材を熱源とすることで、消費量を減らすことが出来る…とは言え、廃材も近所の大工様からの輸入品(もらい物)ですから、自給率は向上しないという数字のマジックがあるのではありますが…。
ポツポツとまた薪づくりに励みますよ^^;
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