その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

「マシマシ」と「ミシミシ」

2024-06-05 06:28:02 | 巡礼

「大苗」と「小苗」の田んぼの差ですが…

我が親父は「小苗(植付本数が少ない植え方)」で田植えをし、イネの分げつを進めるイネづくりだった。(日テレの鉄腕ダッシュなんか、1本植えだもんねぇ^^;)経営規模が拡大し、補植なんぞしないから、欠株を避け今では「大苗(本数が多い)」が主流ですなぁ…。画像は、相方『チャオちゃん』の田んぼと大規模農家の田んぼの比較…植付時期が1週間から10日ほど違うから、生育に差が出るし、苗の不足を気にして「小苗」で植えたからその差は歴然でありますよ。(『おやじぃ』の田んぼも似たようなもんだわぁ^^;)どうか心配しないでください…イネは分げつ(茎の本数を増やして成長する)を繰り返すから、最後には追い付きます。一株当たり25本程度の茎数になりますが、「大苗」で植えたからといって、一株あたりの茎数が本数分だけ増えるということもない。「有効茎数(穂を付ける茎)」が何本あって、「穂長(粒数)」が長いか短いかということも収量に関わってくるから、全体としての収量は大きく変わるもんじゃ~ない。適切な水管理と肥培管理が徹底されればという条件(働き)はありますけれどね^^;
で、『チャオちゃん』の施肥量を聞いて驚いた…『おやじぃ』の倍以上の「硫安」散布だもの。「こんじゃ~イネの塩漬け出来っぺな!」まぁ、『チャオちゃん』の場合は、7月の初旬に再度「硫安」を散布し、『おやじぃ』は追肥から2週間後に「尿素」を少量散布して、葉色を確認しながら追肥をするから、結果は同じ量に近づくのかも知れない。昔は過剰な「窒素肥料」でイネが徒長して倒伏することもあったけれど(ササニシキは、てき面でしたなぁ^^;)「はえぬき」は肥料をこなしてくれるから、素人百姓の『おやじぃ』でも管理が出来る…3倍の面積と施肥量で昼前に始めた追肥作業は気付けば3時近かった。お陰様で身体は『ミシミシ』ですわぁ(笑)
注)我が在所では、筋肉痛を『ミシミシいう』といった表現をするのである…。


腹減ったぁ~!お昼ご飯は3時半…

さて、何とかお昼ご飯に…オッカーがアルバイトで居ないから、冷凍食品の数量限定、麺20%増量の「ちゃんぽん」を…エイ!自家製のネギとグリンピースを『マシマシ』で具材だけでも豪華に見せましょう。よく働いたから、ご褒美にビールをひと缶…これから出かける用事もないので、このくらいの贅沢は黙認しましょう。(自分には、とことん甘い『おやじぃ』である。)
はてさて、全国のお父さん、お母さん…『おやじぃ』は、お百姓さんをしていて思うんですなぁ。イネを含めて作物たちは、お隣と比べて初めは見劣りしても、最後は十分追いつきますよ。(ただし、播種時期を間違えてはいけないけれど…)子育ても同じだと思うんですよ。4月2日生まれから4月1日生まれの1年違いの子どもたちが学年を同じくする訳だから、体力、知力と比べられたら堪らない。お隣はお隣、自分は自分でありますよ。『おやじぃ』も本日64歳のお誕生日である。8月からは華麗なる年金生活者でありますよ…ここからは、短距離走ではなく、長~く生き残った方が年金総額も多くなっていく。長~く生き抜いて年金『マシマシ』で生きようじゃないか。でもなぁ…身体の『ミシミシ』は一体何なんだ?結局、他人の田んぼのお世話をして、自分の身体に無理を掛けているんだなぁ…ボーっとして生きている訳じゃないから良いじゃないの。60過ぎてからの『お百姓さん』は、学ぶことも多いし飽きませんよ(空きません、あきまへん)身体も頭もね(笑)

コメント
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