その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

農家の『醍醐味』

2024-06-20 05:08:32 | 巡礼

何十年ぶりだろう?「レバニラ炒め」^^;

「レバニラ炒め」は『バカボンのパパ』の大好物なのだ。だから『ポン太郎くんのパパ』も好物なのだ(笑)…学生時代の商店街、街中華では「レバニラ炒め」「レバニララーメン」があって、よく食べていたんですけれどねぇ…オッカーは「レバー」が苦手なので、新婚時代にオッカーが夜勤で不在の時に、作って食べて以来かも知れない^^;(今朝の本題ではなかった。)
昨日は、『おらほの農協きゅうり部会』の視察研修…夏秋きゅうりの定植も完了し、田んぼ作業も一段落したところで、先進営農者の栽培技術の研修…山形県の北部「鮭川村」まで若手会員とともに出掛けました。コロナ禍で中止を余儀なくされていたから、久しぶりの研修であります。座学で講義を聞くよりも、作付け状況や草勢を拝見しながらの実地研修が役に立つんだよなぁ…ましてや40代の若手とご一緒させていただいているから、算入5年程度の『おやじぃ』と違って、彼らの熱気も伝わってくるのでありますよ。(長男『ポン太郎くん』にも伝わると良いんですけれどねぇ…)視察先では村でもトップの収穫量を上げていらっしゃる方々…技術的には教科書どおりの栽培方法なのだけれど、『おやじぃ』たちが勘違いしている点なども明らかになって、今年の取り組みにも意欲が湧いてまいりましたよ。(果たして『ポン太郎くん』はどうだろう?)我が町の部会長(40代)の言葉が効いたなぁ…「我々が取り組んでいるのは『夏秋きゅうり』であって、多くが『夏きゅうり』で終わってしまっている。」…そうなのよ、『おやじぃ』の目論見では、少なくても9月中旬まで株を持たせたいのだけれど、『ポン太郎くん』の技術では8月末で終わってしまう…病気、草勢etc.ひとつ一つ課題を潰していかなければいけないようである。


ヤングコーンの収穫…オッカーの「合格印」が^^;

さて、『おやじぃ』の農業経営は、系統出荷が米、きゅうりだけだから、色々な作物に手を出して、直売所で売り切れる(売れる)作物量の栽培となってしまう。結果、そこそこの出来には仕上げることは出来るけれど、中途半端になっているような気もする。(生き残り戦略は色々あっていいじゃない^^;)トウモロコシも地元市場には出回らない「ホワイトコーン」を作付けして、他者との区別、差別化を図ろうとしているんですけれどねぇ…第1回目に播種したトウモロコシは、雌穂(絹糸)が出始めており、あと3週間程度で出荷できるに違いない。上手く受粉できれば2本採りも可能なのだけれど、充実した果実に仕上げるためには下部の雌穂は摘果してしまう。(いや~実に勿体ない…セコイ考え方ではある^^;)しかし、摘果したモノを3分茹でてヤングコーンとして食べてみなはれ…婦女子の好むサラダの水煮とは違って、風味豊かで甘~いヤングコーンの出来上がりでありますよ。これが農家の『醍醐味』というヤツですわなぁ(笑) これを貴女に届けたい…少々お高いですけれどね。(やっぱりセコイ^^;)
はてさて、我が町の部会長…実に研究熱心であり、語る言葉にも熱がこもっておりますよ。「夏秋きゅうりは、収穫ピークを喜ばないで、秋までのトータルで収量を確保しなければいけない。」20歳も年の離れた若手に刺激を受けております。若い頃からきゅうりを手掛け、失敗を繰り返し、失敗の原因を考え、潰していく。若手の熱気ってさぁ、勢いにつながっていくんだよなぁ…農業改良普及員なんて『けちょんけちょん』だもの。(ごめんね、大学で学ぶ農学は、教科書であって、深い栽培技術までは体験できないのよ…資格だけは持っている『おやじぃ』の言い訳^^;)こうした熱気が世の中を変えるような気もするが…失敗はつきものではあるけれど、自ら考え行動できるのも農家の『醍醐味』かも知れないなぁ。いや~「レバニラ炒め」が美味かった…結局そこかい(笑)

コメント
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