その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

飢えた子どもと農薬と…

2024-06-02 07:14:36 | 巡礼

団結小屋を片付けていたら…

自宅から持ち込んだに違いない「山崎」のミニボトルと「スタンド・バイ・ミー」のDVDが出てきた勤め人時代の『おやじぃ』は、財力(パチスロ利益)に物を言わせて「山崎」なんかを飲んでいたのだよ(笑) 今じゃぁ某国の投資目的の買い占めにあって、日本に居て日本の酒が飲めないという情けなさよ。管理職になって、雑記帳(ファイル)に「Stand By Me」の歌詞を印字して挟み込んでいた…「When the night has come And the land is dark♪」なんてなぁ…どこかに不安を抱えていたのかも知れないねぇ。そして、末っ子の甘えん坊だから、誰かにそばにいて欲しい訳よ^^;
友人「ノロ社長」は、ねんりんピック出場前の東京遠征の旅…呼び出しのない晩は、ひとり豪勢に「山崎」を開けることにいたします。(とは言え、中身はいつもの「角」ですが^^;)遠い昔を懐かしんでも詮無い事である。けれど、昨日は早朝から『桜堤防』の草刈りボランティア…振り返れば、約20年続けている気がする。設立当時のメンバーも鬼籍入りした方がいる。また、先頭に立ってボランティア組織を引っ張って来たリーダーたちも、75歳(後期高齢者入り)を期に役職を退かれ、古希の方々がその後をつないでいる。ひとつ下の友人K君が、今年から仲間入りしていた。(彼は、昨年めでたく町議会議員選挙に当選し、何かと地元の会合に顔を出すようになりましたよ。)『おやじぃ』は、皮肉を込めて「票が欲しくて参加したのか?」と言い放ってあげました。「きっと君は、FBやブログで地元の方々と汗を流しました。などとUpするだろう…けれど、それは君がすべき仕事ではない。何故、このボランティアが存在するのか…その本質に迫るのが君の仕事であるはずである。」などと、先輩ぶって口にしましたが…。


桜も「天狗巣病」が発生したようで…

さて、『おやじぃ』がイヤミを言い放ったのも、真新しい草刈り機を持参し、操作も不慣れな状態で参加していることもあるけれど、公園を作り、役場庁舎を作り、道路を作りetc.…行政の仕事は、新規事業を行うことで『仕事をした』と実績をアピールしているけれど、管理予算(維持費)が削られているのである。これから人口減少が確実な時代に、どう維持していくかという問題に取り組まなければいけないと思うからである。(しかし、維持管理って目立たないんだよなぁ^^;)
彼は、12月議会で有機農業の有用性をアピールし、学校給食に地元産の有機米(特栽米)を一部導入し、農業の振興と子どもたちの未来に貢献したと胸を張る…けれどなぁ、その給食が唯一の栄養摂取手段であるという欠食児童のことを考えたことがあるのかね?有機農業は、良いとこ取りで生き残るだろうけれど、飢えた子どもが居ることを調べたかね?(という思い…)
はてさて、『おやじぃ』も若い頃は、発展途上国や紛争地域の飢えた子どもたちを救いたいと真剣に考えておりましたけれど、いつも間にやら、ウイスキーは「山崎」だなんて、自堕落な生き方をしてきたものである。お百姓さんの真似事をしながら、飢えた子どもたちを救うために、DDT(日本では失効薬剤である。)を使うことは是か非か…などということを、安泰な日本で議論していたものである。今では、日本の酒を、金持ちの国が買いあさり、高級酒を飲むひとつまみの富裕層と、給食のない夏休みにはお腹を減らす子どもたちが居る国家に成り下がってしまったようである。これもまた、『おやじぃ』たち世代の不作為が生んだ結果かも知れない。どこへ行っちまったんだろうねぇ、あの頃の『おやじぃ』は…新人の町議会議員に嚙みついたところで、何も解決しないことなど分かっているはずなのに(笑)

コメント
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