その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

「田の草取り」は夏の季語^^;

2024-06-23 05:15:58 | 巡礼

季語とは、特定の季節を表す言葉…

だから~モノによっては「風物詩」でもあるわなぁ^^; 田植え後一週間、しっかり除草剤を撒いたのに、2ヶ所だけ「ヒエ」が大繁茂(昨年、荒らしてしまった場所でもある。)「クリンチャー」というヒエ専用の除草剤も集中散布したのだけれど、ある場所は消え、そして、コチラはご覧の状態…下葉は少々赤くなっているものもありますが、このまま放置するとイネの中にヒエが出ているのではなく、ヒエの中にイネが出ている状態になってしまう。ヒエもトウモロコシと同じ「C4植物」のはずである。盛んにイネ周囲の養分を吸い、イネは風前の灯…。「トドメ」なる商品名のヒエ6葉期まで効果のある薬剤もあるようだけれど、毎日1時間ほど3日間がんばれば、何とかきれいになるでしょう。『おやじぃ』は最終兵器である『手クリンチャー』を使用することにしましたよ。
有機農業実践者なら『合鴨除草』…こちとら「合鴨」なんか飼っていないから、有能な『合鴨隊長』が独り号令を掛ける。「前~スメッ!」(そう大声で号令を掛けるときは「ススメ」などと、明瞭な発声はいたしません。短縮形の「スメッ!」が常識…消防団員だったのでね^^;)結構、きれいになるもんでしょう?その代わり、時間は掛かるし、腰も痛い。ところで、抜いたヒエはどうするの?子どもの頃は、手で丸めて田んぼの土の中に埋めろと教えられましたけれど、今は、手で水をぎゅ~っと絞って畦に放り投げる…そして、考えましたなぁ…「オラって、結構、コントロール良いじゃん!」5~6mほど離れた『中グロ(田んぼと田んぼの間の畦)』にほぼ100%乗っかるもん!たまに、お隣の『善助さん』ちの田んぼに入ったやつは後から拾ってますけれど(笑)


「お父さんお疲れさま…ビールも付けたわよ」

そんな優しい労いの言葉がオッカーから出る訳がない^^;
さて、今朝は久しぶりの雨である。雨が降るとなると、畑仕事の組み立ても変わってくる。そろそろ雨を利用して「秘伝豆(中・晩生の枝豆)」を蒔きたいし、ジャガイモ畑は雨で雑草が勢いづくはずであるから除草もしたい。しかし、昨日は午後3時頃でも『空から陽が降ってくる。』…こんな時に野良仕事をするのは『狂気の沙汰』である。切れなくなった草刈り鎌を4丁ほど日陰で研いで夕方の準備をしたのでありますが、切れ味を確かめようと裏の畑にいってみてビックリ!放任している小玉スイカとアンデスメロンが繁茂しておりまして、子蔓が伸び放題…マルチとの間に敷き藁(敷き草)をしたいところですが…。ジャガイモ畑に伸びたオヒシバを刈り取って敷いていたのだけれど様子が変…いとも簡単に抜けてくる。雨が降らないものだから、雑草自体が根張りも悪く、土も雨が当たっていないから固まっていないのよ。ならば、手で抜いて敷き藁替わりに敷いて…これを一石二鳥というらしい^^;
はてさて、ようやく山形名物「薄皮丸ナス」も収穫できて、これから「瓶漬け」で夏の食欲不振に対抗できる…しかし、今、スーパーでいくらするんだ?ようやく見つけた「丸ナス」のお値段は、400gで840円。高い、高過ぎる。自宅の「瓶漬け」分を確保して、さて直売所に持参して値付けに迷ってしまいましたが、ワンコインならお買い得、お買い求めしていただけるでしょう…と品物を置いた途端にお買い上げいただきましたよ。「田の草取り」は夏の季語ではあるけれど、有機農業実践者くらいしかやらないから、そんな光景も見れなくなりました。今や「茄子の瓶漬け」が季語になりますかねぇ…山形県置賜地方では(笑)

コメント
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