その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

「後退」は悪いこと?

2023-01-03 08:28:23 | 転職

朝、昼、晩と『餅攻め』で胸がやける^^;

お正月は「お節料理」でオッカーの雑用を省きましょう…それが夫の優しい心遣いと言うのならば、大鍋で「お雑煮」の具材だけ作り置きしてさえいれば、取り敢えず正月三が日くらいはしのげる。第一、洗う食器もひとつで済むから。しかし、その副作用として、胃のもたれ、胸やけは覚悟しなければいけない(笑)
暇な、お正月の二日目…お雑煮を食べながら、「カタツムリ」は後ろに進めないのかという疑問が湧いた。マハトマ・ガンジーの言葉に「善きことはカタツムリの速度で動く。」という名言があるらしく、植民地解放運動や人権運動というものは、その途上では進んだのかさえも確認できず、結果として、着実に進んでいるということと勝手に『おやじぃ』は解釈したのであるけれど、比喩的に使われた「カタツムリ」は後退しないのだろうか?なんてね。(実に暇である^^;)
結論…岩本真由子さんの応用数理の論文に、「カタツムリ」の筋収縮運動は「Monotaxic wave」と言われるもので、「この種が実現できる這行は、前進運動(稀に後進運動)のみ」と記載があるから、決して「後退」できないものでもないらしい。(注:黒田茂さんらの別の論文の引用である。)前方からの「刺激」に対して、「カタツムリ」は身を縮めるから、「後退」出来ないのではなく、『カタツムリは後退する必要がない。』と言うべきかも知れない…なるほど^^;
ただでさえ遅いと急かされ、「前進」こそが良きことと思われがちな中で、時として首を縮め、「後退」することもアリなんて勝手に感じている『おやじぃ』であります。


ピンぼけのウイスキー…久し振り^^;

大した量を飲まないから、「オールド」だけは頑なに守っている『おやじぃ』ではあるけれど、お正月のご褒美の「ローヤル」に手が震える^^;(やっぱり、美味しいわ。)
ガンジーが、インドの独立運動を指導した時、『挫折』というものを感じなかったのだろうか?ガンジーにまつわる書籍を『おやじぃ』は読んだことがないので、その辺りの経緯は分からない。宗教的な対立や軍事力の増強、急激な工業化、人口の爆発的増加程度の朧げな知識しか持ち合わせていないのでありますよ。そうそう、ガンジー自身が目指した『国家像』というものはどんなものだったのだろうなんてね。結局のところ、インドもまた『先進国』と言われる、西欧諸国に追い付き、追い越すことが半ば目的化してしまっている。『貧しい国家』よりは『豊かな国家』に庶民は憧れるもの…。
晩酌のウイスキーが「角」で「オールド」が贅沢ならば、「ローヤル」は『高値の花(高嶺の花)』となり、昔、いい気になって飲んでいた「山崎」なんて、『投機』の対象だもの(笑)
こうして『後退した酒飲み』をしていると、いつかは「オールド」、いつかは「山崎」と目標を掲げていた頃が懐かしい。「前進、前進、また前進!」…肉体的、精神的に「後進」するばかりだというのにねぇ^^; 「カタツムリ」は後退できない訳じゃないんだよ…後ずさりする必要がないだけなんですよ。それなりの『防御方法』を持ち合わせているから…庶民がその身を守るためには、『進化』の過程で『防御方法』を身に着ける必要があるのかも?そして、ガンジーは「弱い者ほど相手を許すことができない。」という言葉も残しているようでありますよ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夢なき者に理想なし… | トップ | スマートな会話^^; »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

転職」カテゴリの最新記事