その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

マイホームの夢

2010-06-23 06:03:34 | 夢屋王国
「夢屋王国」内の自給野菜が少しずつ、収穫できるようになりました。ただし、雨で適度なお湿りを頂戴した雑草の成長は、土日の作業を待ってくれませんけど…^^;
            
先週の日曜日、草刈ボランティアで最初に刈り取ってしまったのが、この「ヨシキリ」の巣であります。一瞬「ヤバ~!」と思ったのですが、親鳥の羽根や糞が一切残っておりませんので、巣を作り終えたとき、近くを通る人間に驚いたのか、何かの事故でマイホームを放棄してしまったのでしょう。『イタドリ』の茎に見事に造作する技術に脱帽・・・そして、卵や雛を飛ばさなかったことに胸を撫で下ろしたのであります。
昨日から、日中不在と成る「夢屋家」玄関先の「白南天」の枝に「ヒヨドリ」夫妻が盛んに訪れます。南天の茂みがお気に入りなのか、委細構わず出入りする国王の姿に驚いては飛び立ち、また戻ってきます。寛大なる国王は、軒先を無償でお貸しすることなど一切構わないのですが、ここにマイホームを建設するかどうかは、「ヒヨドリ」夫妻の最後の決断にかかっております。
最近、新築住宅を放棄する方が増えて参りました。ローン返済に窮して競売にかけられたり、離婚が原因であったり・・・。鳥でさえ、自分の力量と安全を確保しながら巣作りに励みますが、自分の身の丈を超えた「マイホーム」は、時として家庭崩壊の原因ともなるようです。よそ様と肩を並べたい、人並みの暮らしがしたい・・・日本人にとっての平均って、一体何なんでしょうねぇ。少しでも平均を超えていないといけないような感覚。かく言う私も、隣の田んぼと比べてますが・・・^^;
コメント
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