その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ひえぇ~

2010-06-27 14:39:52 | 夢屋ラボ
昨夜、2010年産ニンニクの収穫祭が、キャンプTにて執り行われました^^;
今年の夢屋国王のニンニクは、小ぶりで商品価値が乏しく、友人Tのニンニクも『赤さび病』で玉張りが今ひとつでした。色々反省点はありますが、残念ながら、反省を生かすには来年を待たなければなりません。農業の面白さは、世話した分だけ結果に現れる点にありますが、反省しても次の栽培時季まで生かせないもどかしさもまた伴います。今まで生きた人生の長さとこれからの人生の長さを比較したとき、残りの人生が短くなったと感じた時から、あと何度反省を生かせるのだろうなどと、カウントダウンする自分がそこにあります。
山形は、6月にもかかわらずとても暑い土曜日。オッカァザウルスが夜勤に出かけた直後から、ビールを頂いて納涼会。明日は雨、朝仕事で田んぼの「ヒエ」を抜くか・・・などと計画しながら朝を迎えました。
            
私が管理している田んぼのある部分だけに『ノビエ』が繁茂しております。除草剤が効かないのか、昨年の種がこぼれたのか・・・実に不思議な現象ですが、田んぼの中央10列だけ、びっしりと『ノビエ』が生えているのです。え~!ここで「イネ」と「ノビエ」の見分け方を講釈します。赤い丸の部分が『葉耳』と呼ばれる部分ですが、イネは大人なのでこの部分に毛が生えます。ヒエは子どもなので、毛が生えておりません。かっかっか^^; お袋に教えてもらった見分け方ですが、実際には、イネは規則的に植え込んであり、絶対ここには出ないだろうという位置に「ヒエ」は生え、イネより葉の色が薄い・・・などなど、見分け方は色々あります。時として、イネとヒエの株が一緒になっていることがありますが、まぁ、そこは中国4,000年の歴史というか勘で分ってしまいます。今時、大規模な農家では「ヒエ抜き」などしないでしょう。放っておけば、あと1ヶ月もするとイネより成長スピードが速いので、田面で遠くからでも判別できるようになります。風通しが悪くなると病気の原因になったり、イネの養分を吸い取られたり・・・害は色々考えられますが、朝5時から腰をかがめて雨に濡れながらの作業^^; ご褒美は、雨の日もまた昼からビールでありましたとさ。
コメント
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