その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

失って知るもの

2010-06-09 05:34:30 | 夢屋王国
 菅総理の新内閣が発足いたしました。顔ぶれが少々変わったところで、政策に大きな変化はないのでしょうが、経済の疲弊感や閉塞感に対し、国民が一筋の光明を見出せるのであれば、それはそれで歓迎すべきことではあります。
            
我が家の田んぼに、変化が現れ始めました。健康に育つ苗と…
            
葉先が枯れ始めた稲。一本の畦畔を挟んで同時に植えつけられた稲の生育に大きな違いがあります。下の画像のイネは根腐れを起こしています。昨年まで、昨年まで10年近く減反していた田んぼは草で覆われ、今年、耕運してみましたが、草の根は深く残り、腐敗と同時にガス(二酸化炭素やメタン)を発生し、根腐れを起こしたものと思われます。今年の収量は期待できないだろうとある程度予想はしておりましたが、現実を目の当たりにするとがっかりしてしまいます。農地として荒れ果てないように、定期的な草刈をしてきたつもりですが、「食糧増産」の号令を掛けられたとしても、一気に復元できないという現実を実感するには充分な実験であります。踏みつけてガスを抜く。極力周囲の土を寄せて植え替える。水をかけ流す。対処法はあるのでしょうが、一度失った機能を回復する難しさを実感する毎日であります^^;
コメント
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