その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

冷夏?

2010-06-04 01:49:58 | 夢屋王国

ラジオから流れる投稿を聞いておりますと「今年の夏は冷夏になるのでは…。」とか「田んぼのイネの生育がいまひとつである…。」とか心配のネタはどこまでも尽きないようです。除草剤を散布し、追肥をして、少しの間は水の管理をしていれば、何とかなるさぁ…。少々、お気楽気味に考えないと精神的に参ってしまいます^^;

 昼休みに職場近くの水田を眺めておりますと『イネミズゾウムシ』が、ちゃっかりお食事中でありました。この虫は、1976年に愛知県で初めて発見された侵入害虫でありまして、単為生殖(今のところ♀しか確認されておりません)を繰り返し、全国に広がってしまいました。田植え後にイネを縦スジ状に食害するので、被害はすぐに確認できるのですが、葉の上と水中を行き来するため、3mm程度の虫に気付かない方も多いようです。正直、私が大学を卒業し、我が家の田んぼでひどい食害を見つけた時、古老はこの虫を知りませんでした。改良普及所の職員さんは、平然と防除法を教えてくれましたけど・・・^^; 意外に農家の方々は、水田の害虫を知らないことが多いようで、どれだけの生息密度や食害が、直接品質や収量に影響するのか余り頓着しない。場所柄にもよりますが、私自身「ウンカ」や「ニカメイチュウ」を直接見たことがありませんし、最近は、「イネツトガ」や「イネキンウワバ」といった蛾さえ、余りお目にかからなくなりました。見つけようとしない(頓着しない)自分の目のせいなのかもしれませんけど・・・^^;

コメント
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