一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

生ビールで餃子したい季節になってきた・・・ 【奈良・八木】 4/18

2014年04月21日 22時10分00秒 | 向こう見ずな「食べ物」?

( 餃子 「餃子のざ」 )

 

(4/12「蔵元まつり」 「レアな日本酒体験」の話まで書いたが、その間にも時間は1週間は進んでしまった。 翌日4/13にも、「篠峯(千代酒蔵)のきき酒会」に行って、日本酒を堪能したが、このままだと日本酒の話ばかり続きそうなので、この辺でお酒以外の話題も挟みたい。)

■2014/4/18(金)

金曜夜、日本酒を呑もうかと大和八木の「如意」を覗いたらテーブルもカウンターも満席。 仕方ないか、この店だし おまけに週末だから・・・  ならば今夜は、ギョーザでビールして、日本酒は家に帰ってスーパーサブで我慢するかと方針転換。

( 満席で賑わっていた「如意」 )

向かったのは、「餃子のざ」  このブログにも過去に何度か登場している店。 実は、私は大の餃子好き。 暖かくなるとジョッキ片手に生ビールで餃子というのが、結構ある。 正直日本酒との相性は、良いとは言えない餃子だから掲載の回数は多くはない。 子供の頃から変わらぬ好物が「餃子」  大人になって好物の餃子が出ると自然とビールを沢山飲む習性が身についてしまったようだ。

 

 (「餃子のざ」の餃子)

 

餃子を食べたくなったのは、書店でdancyuを見たせいかもしれない・・・

「はい おま~ち~」 「 う~ん これこれ 羽根がいい感じだー」

 餃子一口  夢一笑  

(寅)

いずれ三茶にも 餃子食べに行ってみなくっちゃ・・・

 


レア酒の遠吠えに誘われて -④ 「乙女心と春の酒」  【大阪】4/12

2014年04月20日 18時15分45秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 若竹「鬼乙女」夢 / 「十九」 / 「射美」)

 

■2014/3/12(土)

この夜、最後に登場したのが、静岡の若竹「鬼乙女」夢 これも最近人気で手に入りにくい酒のひとつ。 鬼乙女はシーズンを通して四部作で、静岡の米や酵母にこだわって造る酒。 米は「誉富士」  春はしぼりたての「夢」、夏は「恋」、秋のひやおろしは「幸」、冬は「涙」とラベルととともに呼称が変化する。

 

夏酒「恋」       秋酒「幸」     冬酒「涙」

 

この「鬼乙女」は、蔵元も代替わり、杜氏も替わってそれを機にデビューした酒で、注目度、人気とも急上昇のようだ。

ラベルの昭和レトロなイラストは、イラストレーター ソノベナミコさんの作。 折角ながら 昼の阪急「蔵元まつり」から飲み続けで、いっぱいいっぱい、これを味わうことはできなかったが、ほんのり甘い味わいだと聞いた。 花見に似合う酒ではなかっただろうか。

「屋守」に始まって「射美」、「十九」、「鬼乙女」 これだけ私の前にレアな日本酒が勢揃いしてくれるなんて、人生の中にそうそう無いことだと思った。  まるでど真ん中の剛速球、見送るしかないとむいう感じで、感心しきり。 一人なんだか、はしゃいでしまったようだ。

いつのまにやら3時間。 「今日は思い切ってここに来てよかった。これだけ一度に超レアな日本酒に出会えたから」と言えば、女将さんも「そんなにうちの日本酒のこと褒めて頂いてこちらこそ嬉しかったです。(他にそこまで喜んでくれるお客さんもいないものですから)」と言われたのがこちらとしても嬉しい。

今夜は味わえなかった『鬼乙女』の「夢」だが、夏には「恋」に出会えることを楽しみにしてると店を後にした。 外は真っ暗、私を呼ぶレア酒たちの遠吠えが、空耳ではなかったことを実感した夜だった。 なぜだかね~ 呼ばれるんだよ・・・ 美味しい日本酒には

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おしまい

(寅)

 


レア酒の遠吠えに誘われて -③ 「大人になるのはいつだろう」  【大阪】4/12

2014年04月19日 21時45分00秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 十九 / 射美 )

 

■2014/4/12(土)

「射美」(IBI)を味わった後、女将さんはもう一つ知る人ぞ知る日本酒を「射美」一升瓶の横に置いた。 「おっ これも珍しい!  十九だ! これってアルプスバージョン?」 まだ未開封! これが簡単に空かなくて女将さんペンチを使って開けてくれたというエピソードがこの夜できてしまった。

 

(「19」と「射美」裏面)

 

信州 長野市・松本市には行ったことがあるものの信州上田には、行ったことがなくて、今最も行きたい場所の一つが、真田幸村の故郷 上田市。 そして行ったら是非立ち寄りたい蔵が、上田には三つあるがその一つが尾澤酒造。  東京オリンピックの年に創業200年を迎える。 「射美」を紹介した後だから驚かないと思うが、ここも60石足らずの小さな蔵。 生産量100石未満となれば、それだけでレア酒に入る。

実は、以前雑誌で「女性杜氏」特集をしていた。 女性杜氏は全国1700ほどの清酒蔵のうち30名に届かない2%未満というこちらも稀少な存在だが、信州にはそんな数少ない女性杜氏が頑張っている蔵が割とあって、「尾澤」というこの蔵の名を憶えていた。

確か、一旦酒造りができなくなったが、ご夫婦で復活させた蔵だとうっすら憶えている。 奥さんが杜氏。 そんな「十九」という酒は日本酒ファンの間で、知る人ぞ知る酒として人気だ。 

「十九」とは「二十(はたち)が大人とすれば、それに一つ足りない大人になりきれない(完成されてない)酒」という意味合いで名づけたと読んだことがある。 なかなかシンプルで奥の深い名前だと思っている。

 

ここの日本酒は、信州を代表する美山錦で造る酒。 女性目線のアルプスの清々しさを日本酒で伝えると言ったら近いだろうか。  信州上田に行きたくなったと同時に「大人になりきれない自分は、いったい何なんだろう?」とこの酒に教えられている気がした。

それにしても良くもこんなに100石未満の超レアな酒が、次から次に出てくるものだ。 まるで私が来るのを待ち構えていたよう。 扉のガラスごしに外をみれば辺りは真っ暗になっていた。

アルプス1万尺 レア酒たちの遠吠えは もうちょっとばかり つづく・・・

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(寅)

 


レア酒の遠吠えに誘われて -②  「日本一小さな蔵の最も手に入りにくい日本酒の一つ」  【大阪】4/12

2014年04月18日 23時30分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「射美」 )

 

■2014/4/12(土)

「屋守」(おくのかみ)を呑んだ後に女将さんが、次に私の前に出してきた日本酒こそ 更にレアな日本酒だった。 このブログを読んで頂いている日本酒好きな人でさえ、この酒を見聞きするのが私のブログで初めてな人がほとんどかもしれないと思う酒。 正直、掲載せずそっとしておいたほうがいいのか・・・

なぜかと言えば、今最も入手困難な日本酒のひとつ だからである。 十四代飛露喜田酒などプレミアムがつく有名な日本酒に私は辛口コメントをしているが、この酒は、よほどの人しか知りえない まだ世に知られてない幻の日本酒で、実は、前述した有名三酒に負けないほどのプレミアム価格がついている日本酒。それがこの「射美」という日本酒なのだ。

生産量わずか30石 日本一小さな酒蔵とも称される杉原酒造の岐阜の蔵元は、三重の而今の蔵元と一緒に酒造りをしていたこともあって、地元岐阜の酒米を使って造るフルーティな酒は、マニアの間でいつしか知られることとなり、この2年ほどの間に最も入手困難な日本酒と称されるほどになった。

ここまでの記事を読んだだけで、きっと 一度飲んでみたい と思われたはずだ。 私のブログが、拍車をかけてどうするんだい! という気持ち半分、でも十四代や飛露喜だけじゃない!と 知ってもらいたい気持ち半分というのが、正直なところだ。

最近人気のせいで、今まで容易に買って飲むのを楽しみにしていた岐阜の地元の人たちから 容易に元値で手に入る楽しみを奪ったという罪なことをしていることも事実。

いずれ日本酒を飲み続けていれば、この左から読んでも右から読んでも IBI という名を聞く日がきっと来ると思う。

揖斐川の恵みに感謝。  「屋守」(おくのかみ)の次に頂いた「射美」(IBI)美味しさの的を射るような忘れえぬ味わいだった。

つづく・・・

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(寅)

 


レア酒の遠吠えに誘われて -① 「その夜私はヤモラーになった。」  【大阪】4/12

2014年04月17日 23時50分00秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(  「屋守」八反錦 )

 

■2014/4/12(土)

「蔵元まつり」で大阪・梅田を後にした、 関西の日本酒イベントに出ていつも物足りなく思ってしまうのは、九州の酒蔵は、焼酎蔵のみの参加で清酒蔵が出てないということ。 九州には、美味しい日本酒蔵が結構あってレベルも高いのに・・・  残念でならない。

若竹屋・喜多屋・鷹来屋の 三酒の屋 (これは私が勝手に名づけているわけだけど) などは、 関門海峡を渡って関西で元気に暴れて欲しい銘柄たちだ。 

物足りなさを抱え、レアな日本酒の遠吠えに誘われるように 大阪・梅田から約30分   以前から一度覗いてみたいと思っていたとある日本酒居酒屋の扉を開いたのは、17時前。

 

その日の最初の客だったようで、「どうぞ~ ぼちぼち準備してますから~」と女将さん。 「日本酒を飲みに来ました。 梅田で一通り飲んでは来たんですけどね  超珍しい日本酒を飲ませるお店だと聞いて、帰りに寄ってみました。」  「それはわざわざ どうもありがとうございます」

特にこちらから銘柄を指定することもなく 「こんなお酒なんてどうです」と置かれた酒こそ「屋守」

「おー おくのかみだー それも八反錦」  九州の三屋じゃないけど偶然にものつく銘柄   私が来るのを待っていたのかな・・・   これは東京・東村山の知る人ぞ知る酒だ。 確か東京には12蔵の酒蔵があったと記憶するが、今も酒造りしている蔵は、8蔵。 その中で最も長い歴史(400年以上)を持つ酒蔵だ。

すんなり「おくのかみ」と読んだことや東京の歴史ある蔵だと知っていることもあって「日本酒お詳しいんですね」と言われたが、 「ほんのちょっと 好きなもので・・・」

この「屋守(おくのかみ)」銘柄は、わずか60石の生産量で、超レアなお宝銘柄。 全国には、根強いファンも多く ヤモラーと呼ばれる。  東京の酒と聞けば全国の人のイメージは、高くないかもしれないが、実は今に残る東京の酒はどれもすこぶる美味しくレベルが高い。 

名酒センターで「田むら」を呑んだ時そう思った。 「澤乃井」、「多満自慢」、「田むら」などは、私は新潟の酒よりも好きだ。 そしてもちろんこの「屋守(おくのかみ)」の広島八反錦の酒なんか最高。 富士山の伏流水と広島の八反錦のコラボは、美味なるハーモニー。

やもり は、家を守ってくれる神様とも言われる。  

この夜私は、大阪の片隅でヤモラーになった。 でもこれはレアな日本酒たちが、遠吠えを始めた序章に過ぎなかった。

つづく

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(寅)

   

 

 


enjoy!! 日本酒  阪急 「蔵元まつり」(第3回) -③ 【大阪・梅田】4/12 

2014年04月16日 23時28分50秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(  「蔵元まつり」パンフレット )

 

■2014/4/12(土) 「蔵元まつり」-③

会場の大画面スクリーンを眺めていると横から「こんにちわ!」と女性の声。 だれだろうと思えば息子の楓クンを抱えた「梅乃宿酒造」の吉田佳代社長だった。 「パンフレットに大きく写真が掲載されているものだから 阪急さんからいつ来るの?」と何度も電話をもらって、本日はプライベートで、会場視察と阪急さんに挨拶目的で訪れたとのこと。 

まだ1歳ちょっとの愛息子・楓クンとの写真を撮ったが、プライベート写真の為、ブログへの公開はなし。その後、ハッピ姿の吉田佳代社長が、スクリーンに大きく映し出されていた。

 

「蔵元まつり」 まだ紹介してない写真を公開

▼スクリーンに紹介された山形「米鶴蔵」

▼スクリーンに大きく映った「梅乃宿」吉田佳代社長 

▼北場杜氏もアップで紹介されてました。

▼「北庄司酒造」 TV出演時の一枚

▼今年「天下御免」の称号をもらった「小鼓」リキュール 美味しかった。

▼私の好きな秋田酒のひとつ「刈穂」 蔵人さん不在で残念。

▼「福光屋」

▼「李白」をおすすめ中の佐藤さん

▼奈良・油長酒造 「鷹長」を説明中の千尋ちゃん

▼「菊水」

▼私の1m先に福寿社長&あおい有紀さん 「さあ 日本酒を語ろう」に参加

▼福寿で一番気に入ったのがこのバナナのような甘い酒

▼「越後鶴亀」の陳列

▼「梅乃宿」は、清酒とリキュールが半々

▼少々あきれ顔の千尋ちゃん  河合クンが撮ってくれた。

 

「いゃ~  やっぱり 日本酒は最高だね。  enjoy できたし、 良く呑んだ。」   

 今回は、これにて失礼  

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おしまい

(寅)

 

 


enjoy!!日本酒 阪急 「蔵元まつり」(第3回) -②  【大阪・梅田】4/12 

2014年04月15日 23時25分45秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 岩手「菊の司酒造」  ポーズを決めてくれた皆川さん)

 

 

■2014/4/12(土)  「蔵元まつり」-②

会場(ホール)に入ってゲートまでの入口ホールにまず四蔵ブースが出ていた。

 

■左にまず「梅乃宿」・「越後鶴亀」 右に「加賀の井」 正面に「福寿」 だった。 ただお昼時だったので、ブースに蔵人が居たのは、神戸の「福寿」だけ、社長が熱心にお酒をすすめられていた。 最初の一杯は、「福寿」から。 「ストックホルムでの山中教授ノーベル賞受賞の晩餐会に出たのが、ここの福寿の酒でしたよね 確かブルーのボトルで」そんな言葉を伝えるとたいそう喜ばれた。

(熱心にお酒をすすめられていた 「福寿」社長 )

 

■ゲートをくぐると私に手を挙げた女性がいた。と思って見たら「油長酒造」の千尋ちゃんだった。 「ほら!  蔵の宣伝してあげてるだろ」丁度手にしていた「風の森」のエコバッグを上げて見せると喜んでいた。  今回は、この春入った新人クンと二人でブースを担当。新人クン 名前は河合クンで、今は何でも勉強中とのこと。  私のこのブログ、「是非読んでみたいので教えてください。写真もどうぞ撮ってかまいません。」と言われた。 まもなく自分のハッピ姿を目にするはずだ。  お酒をおいしくしそうな笑顔がいい。

(「油長酒造」奈良・御所市  新人の河合くん「ブログに載せてください!」 )

 

■「李白酒造」(松江)の佐藤さん 第一声「ブログ 見させてもらってますよ」と言われた。 まずは私の好きな「李白」純米大吟醸を飲ませてもらい、佐藤さんにその一升瓶を持って写真を撮らせてもらった。 今回「おろち」は出してなかった。 そして味見できると期待していた赤磐雄町も特約店向けだからここには持ってこれなかったとのこと う~残念。 「今度阪急さんに試飲の時は、何とか生酒 頑張ってみます。」と言ってくれた。

(「李白酒造」島根・松江市  佐藤さん)

 

■隣は広島 「醉心」の天野さん  八反の酒で話が弾む。 この酒の大半のラベル制作を天野さんがしたとのことだが、私が大絶賛したのが、ラベル。 八反の系図を入れている。 私が以前言ったことがあるアイデアを実際にやった人がいることの発見と驚き。 「気に入っている酒を手にして写真撮らせてください。」  天野さんも八反大好きなのが良くわかった。

( 「醉心」広島・三原市 天野さん)

 

★最初のポーズを決めてくれた写真は盛岡「菊の司酒造」の皆川さん  私が以前訪れた麺どころ盛岡の「白龍」から5分かからない処に蔵があるのだと聞いた。 「七福神」を大いにアピール。 次から次にどんどんすすめられ結構飲まされた。

 

■「北庄司酒造」 関西でもその名を知る人は、そう多くないと思う。  地元大阪・泉佐野の酒蔵。 若女将から私の持つ「風の森」エコバッグを見て 「うちも作ろうかしら」 と言われた。 4/29の酒蔵開きにどうぞ と誘われたが、その日は別のイベントが既に入っていて残念。 銘柄は「荘の郷」 わずか300石の酒蔵。 いずれ覗いてみたいと思った。

(大阪・泉佐野市  「北庄司酒造」の若女将)

 

■もう一つ私の好きな酒が福井の「一本義」  阪神の酒まつりで話を聞い森田さんが見えた。が、忙しそうで少ししか話せなかった。 「伝心」 この酒は旨い!  このラベルも森田さんの作だ。

( 真ん中が「一本義」森田さん )

私の好きな酒のひとつ 一本義の「伝心」  以心伝心ってやつだな・・・

 

▼宮城 「浦霞」

名酒「浦霞」 京都のSAKEサミット「浦霞禅」の話をした。

 

▼東北の震災で被災からの復活 マスコミ露出の多かった「酔仙」

私が南リアス線の車中で呑んだ「雪っ子」はここには出してなかった。

「地酒」がおすすめとすすめられていた。

 

▼京都「玉の光」

私も京都のSAKEサミットに出てましたよ

「私はもちろん「玉の光」が大好きです」とお酒をすすめていた。

 

 enjoy!!  SAKE

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つづく

(寅)

 


enjoy!!日本酒 阪急 「蔵元まつり」(第3回) -① 【大阪・梅田】4/12 

2014年04月14日 22時35分35秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(  賑わう阪急「蔵元まつり」会場 ) 4/12

 

■2014/4/12(土) 晴  「蔵元まつり」-①

45の蔵元・480酒が揃った阪急の日本酒イベント「蔵元まつり」に立ち寄った。

▲入口看板左上の「梅乃宿」吉田佳代社長が目立っている。

第三回目と歴史は浅いが、何しろ新装・阪急百貨店になってから始まったイベントだけに阪神の日本酒祭りとはまた雰囲気が違って、新鮮で洒落た「日本酒イベント」企画に思える。

 

前回は、私の誕生日に開催されて行けなくて 今回をとても楽しみにしていたイベント。 その期待を差し引いても余りある満足感が味わえた。 私に言わせれば、入場料無料なのが不思議なくらい、有料にしても私なら足を運んでいるはずだ。

▲長いグラスとパンフ・480酒のリストを渡され自由に利き酒できる。

まず、ゲートをくぐる前に自分に言い聞かせたのは、うっかり飲みすぎないこと。 45蔵の各2酒を10CCずつ頂いても 90酒飲んだら900cc  軽く5合。 でもだいたい15~20ccは注ぐから すぐに1Lは超えて飲みすぎ必至。 今回は、25蔵一蔵20CCを目安に回ることにした。

▲山形では「鯉川」と並んで大の贔屓銘柄『米鶴』 「かっぱ」と「米鶴スパークリング」 

 

■本日のお目当ては、「米鶴」 私は、15年以上も「米鶴」ファン。 私の知る「うきたむ」について須貝杜氏とお話しすることができた。 

▲山形「米鶴」の須貝杜氏

 

■また石川県加賀市の「常きげん」聞き上手な品のいい蔵人と思って知らず知らずしゃべっていたら実は、その方、鹿野社長ご本人だったりとエンジョイしすぎてしまった。

▲石川県「常きげん」の鹿野社長

能登四天王と言われた農口杜氏は引退されて、今はその弟子が後を継いでいるとのこと。 ここの酒を置いている奈良・葛城の酒販店「エポック」の名を出したらもちろんご存知だった。

私にとっては気持ちよく楽しめるなかなかいいイベントだと思いながら各ブースを廻った。 それにしても・・・ 新生ハルカスで注目されている近鉄百貨店・阿倍野本店は、なぜ日本酒イベントをやらないのだろう。 ( ワインのイベントはいつも大々的にやっているのに )

私がもし近鉄百貨店の企画担当者だったら 日本で一番高い場所で「日本最高の日本酒イベント」なんて銘打って全国ネットのニュースに流れるような日本酒イベントをやって、首都圏や全国の酒飲みたちをアッと言わせたいところだけどな~ 

(建物ができたら次は中身で勝負。 阪急は、実践しているように思える。 近鉄百貨店さんにも、期待することにしよう。)

つづく

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(寅)

 


時にこんなシンプルさがたまらない 4/13

2014年04月13日 23時45分00秒 | 『麺』食い人間なんだよな

( 蕎麦 )

 

■2014/4/13(日) 曇 

4/12「蔵元まつり」 ~「超レアな日本酒との出会い」 4/13「千代酒造利き酒会」

この週末、書きたいことが沢山ありすぎて 何から書いてよいのやら。

丼の中の麺を眺めれば その姿が背筋をまっすぐさせる

麺食いの原点に立ち返った気分を味わえる

麺もまっすぐなら 心もまっすぐ

時にリセットも必要

ということか

(寅)


今夜はALPHAに決めた。 風の森「ALPHA」 【奈良・御所】 4/11

2014年04月12日 00時10分25秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「風の森」ALPHA )

 

■2014/4/11(金) 晴

葛城山のバックは茜色。 夕暮れ時の奈良県御所市 久々の東川酒店さんへ 足を運んでみた。 本来なら大阪・難波あたりに出て羽を広げて翔びだすフライデーのアフター5も 明日・明後日とかなり呑みそうな予感がしてならないから 今日は、呑みではなくてご無沙汰している酒店さんに顔を出してみたというわけ。

 

(夕暮れ時の御所)

私が店に入ると「あらっ(久しぶり)」という声で、感じのいい奥さんが酒好きの邪魔をしないように応対してくれる。  私が「どの酒が売れてます?」と尋ねると 「やっぱり風の森ですね~ ツユバとか雄町とか ALPHAもワイングラスで飲むと一段と美味しいんですよ」と返ってきた。 「風の森」の蔵・油長酒造までは300mほどのお膝元であり、一説には「風の森」を一番売っているのがこの酒店だとも聞いている。 何しろあの人気の「風の森」を店頭の自販機で販売しているのだから大抵の人はびっくりする。

 

(風の森のタペストリーに菰樽 東川酒店)

店内には、ソチ冬季オリンピックで、 この御所から誕生した銅メダリスト 平岡くんの記事が貼ってある。 銅メダルを首から下げての凱旋パレードは東京から追っかけギャルも沢山やって来るなどとても賑わったのだそうだ。

 

( ハーフパイプメダリスト 平岡卓君の記事)

「風の森」の話し、「平岡くん」の話し、最後に御所のもう一蔵 こちらも若い女性に人気の高い篠峯「千代酒造」の利き酒会のことなど。 つい15分ほど話し込んでしまった。 奥さんに「楽しいお話しありがとうございました。」と御礼を言われた。

 

店を出た私の右手には、風の森「ALPHA」  家に帰って早速味わった。 なんだかとってもジューシー、まるで大人のジュース。飲みすぎてしまったきらりと光るアルファな夜。

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(寅)

 


冷蔵庫の中のMy冷・温ルーム 今宵の日本酒三酒 4/10

2014年04月11日 00時45分50秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「安芸虎」純米 / 「義侠」山田錦・滓がらみ / 「渓」袋こぼし)

 

■2014/4/10(木) 晴~曇

先日、散り始めた桜とともに「篠峯」さくら(雄山錦)を空けた。

丁度1年ほど前 富山から金沢に戻る電車の中で

「若鶴」雄山錦を飲んでいたことを

思い出していた。この季節の

北陸は寒かったな。

 

写真は冷蔵庫Myルームに冷やしている日本酒

ここに冷やすのは、特にお気に入りの酒ということになる

前にも紹介したことがあるが、冬になれば3本瓶ごと燗にできる

スグレモノ冷蔵庫。 断熱に製造コストがかかることと思いのほか売れず

「冷やして良し、燗で良し」の日本酒党の私の為にあるような今はなき冷温蔵庫なのだ。

 

今時点の三本は、 「安芸虎」 / 「義侠」 / 若竹屋「渓」袋こぼしとどれもなかなかの面構え。

今週末は、外呑みが続きそうだから この三本を空けるのはもう暫く先になりそうだ。

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(寅)

 

 

 

 


滞在2時間、魚町・鳥町・鍛冶町・・・ 春の小倉をスナップ  【北九州・小倉】3/23

2014年04月10日 01時10分30秒 | Weblog

(  焼きうどん発祥の店「だるま堂」  小倉・鳥町  )

 

■2014/3/23(日) 晴

折角だから もう少しだけ九州・小倉の街角スナップ写真を紹介しよう。 半世紀以上の歴史を持つ鳥町食堂街。 日本初の焼きうどんは、ここが発祥地。 女優池内淳子さんが紹介した、松本清張が通っていた名店「耕治」もここにある。

 

小倉には、商人の町と武家の町があって 紫川で分けられているのだが、ほとんどの地名が平成の現代にその名を残しているのが興味深くて嬉しい。

魚町は、昔魚が売られていた市の出た場所、鳥町は鳥の市、米町は米の商いか、鍛冶屋の集まった場所は鍛冶町、馬を乗り継いだと考えられる馬借町、反物屋があったのか紺屋町、あとは京都の名をとったと思われる京町や室町など

 

▼日本初のアーケード魚町銀天街                 ▼餃子の名店「鉄なべ」

   

▼さすがに発祥地だけあって街には「焼うどん」店も多い

▼JR小倉駅  どてっ腹から20分に1本 モノレールが発車

▼こんな感じで、競馬場のある南小倉へ向かって発車していた。 

 

▼私はたった一席残っていた新幹線の座席指定をとった。 7号車7番A  と語呂のいい座席。

およそ2時間ばかりの小倉滞在、途中駅小倉から乗車したのは16:05  

家に帰り着くとNHK大河ドラマ「黒田官兵衛」が始まったばかりだった。

(寅)

 


大好きな旦過市場に行ったら必ず覗く店 市場食堂『幸』(さち)  【北九州・小倉】3/23

2014年04月09日 01時25分25秒 | Weblog

( 「幸」 小倉・旦過市場)

 

■2014/3/23(日)

あのTVで流れた小倉魚町の夜中の大火事が、私の好きな旦過市場ではなかったものの銘酒ギャラリー「つる平」が全焼したことを知り、かなりショックを受け、スーパー丸和の横から始まる「旦過市場」に入った。 戦後の闇市から今に続く旦過市場は、あの松本清張も行き来した市場。

( ディープな市場 日曜日なので約8割の店はお休み )

ちょっとやそっとで、この市場の雰囲気は作り出せないほど、ディープな昭和の面影を今に伝える市場なのだ。 丁度JR広島駅の横にもこの雰囲気iに似た市場があったが、そこは都市計画でなくなるらしい。 平成も25年・四半世紀も経つと昭和の面影が、無くなって当然だろうが、それだけにこんなレトロな雰囲気が残る市場はいつまでも続いてほしいと願ってしまう。

( 「幸」の厨房にかかるフライパン )

女優の池内淳子さんが、亡くなった年のこと「旅サラダ」で、 小倉織りのストライプ着物姿でで訪れたのがこの旦過市場の有名立飲み店「あかかべ」だった。 私も何度かおじゃまして角打ちをやった。

旦過にいけば必ず寄るのが、市場食堂「幸」(さち)  私のこのブログにも6~7回は登場している。 私が行くと必ずだれか常連さんがいて「あなた確か、 奈良の方だったわよね」と声をかけられる。 今回もそうだった。2名の私より年上のお姉さんからそう言われた。

(「幸」メニュー)

「なにより火事を心配して来てみた」とママに言えば 「そうなんよ あの日は夜中から朝まで自宅やら携帯に 無事か~?って電話がかかってきて 寝られんかったと 」と心配したお客さんもたくさんいてありがたいような ありがたくないような日だったとのこと。

 

私が行くと飲むのは日本酒とわかっているものだから たいてい常温の「剣菱」が出てくる。 今年で5年を迎えるこの店は、一時期もう何度もやめようと思ったこともあったらしいが、旦過市場の中で皆に知られる・愛される店になっている。 やめようと思ったのは、はやらないからではなく、しっかり黒字だったけれど 面倒を見ている母親の病気が原因によるのが大きかったようだが、この日は、そのお母さんも元気そうだった。

▼この日の私は剣菱を二杯

 

どしゃぶりで雨がアーケードの屋根をドラムのように打ち鳴らしていた、雨宿りがてら始めてこの店に来た5年前を今でも思い出す。 「梅乃宿」のあらごし梅酒が置かれていて、私がその梅酒を造っている同じ町から来ましたと言ったらえらく驚かれたことを思い出す。鹿児島の焼酎の梅酒と梅乃宿の梅酒で利き酒をさせてもらったことを思い出した。 その時頼んだ 「おでん定食」が、確か320円だったかな、5年前でも驚くほど安かったことを憶えている。

(鉄板焼うどん)

いつも温かく迎えてくれると感じるのが、ママは入ってきたのが私だとわかると 「いらっしゃい」ではなくて いつも「おかえり~」と言ってくれること。 それって久しぶりにしか来ない私にしてみればとても嬉しいことだ。  そんなわけで、いつまでも昭和の味わいを絶やすことなく旦過市場とともに頑張って欲しい店だ。

(寅)

 

 

 

 

 


まさか! あの名酒ギャラリーが全焼だなんて・・・立ち寄った小倉で愕然とした日 【北九州・小倉】3/23

2014年04月08日 00時25分25秒 | みんな~愛『酒』てるかい

 ( 小倉サンロード商店街に新店「飛来」を復活させた店長・荒木さん  )

 

■2014/3/23(日) 

田主丸・福岡から関西への戻り、在来線で北九州・小倉に立ち寄った。 2月の(全国ネットの)NHKニュースで、小倉魚町商店街の一角が火事でオレンジ色の炎につつまれゴウゴウと音が聞こえそうなくらい燃え続けているシーンが流れたのを見て、「まさか」 私が良く立ち寄る旦過市場の「幸」(さち)あたりではないだろうかととても気になっていたからだ。

 

ところが、小倉駅から旦過市場に向かって商店街を歩いている途中、それが旦過市場ではないことがわかった。 まだ匂いと共に焼けた黒い爪痕を残す火事で被災したところと遭遇。 そして近くのお店の店員さんに聞いて愕然としたのだった。 

なんとあの名酒ギャラリー「つる平」が家事に遭っていた。 ということは、千本を超える焼酎のコレクションとこだわりでセレクトしていた日本酒も燃えてなくなってしまったのか・・・  嘘だろ よりによって何でここが火事に遭うんだい!という憤りも隠せなかった。

 

▼店のシャッターは閉められ、貼り紙がしてあった。

 

あの名酒ギャラリーと「あの」と付けたのには理由がある。 私が書いてきたブログ記事の中でも 今読んで鮮やかに記憶が蘇るほど自分にとっての秀作が、この北九州・小倉の名酒ギャラリー「つる平」を書きとどめたものだからだ。  

http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/15965b476c3f86b2a5d599e4c180c323

 

実は焼酎に負けないくらい日本酒LOVERな荒木店長と棚卸するように日本酒談義をしたことが、今でも忘れられない。 「白瀑」「若波」 店長のお気に入りと私のお気に入り銘柄が、みごとなまでに合致した印象深い経験をした店でもあった。

でも先日、下記の記事をみつけひと安心。 つる平名酒ギャラリーの元店長・荒木さん(私が小倉を後にした翌日3/24の取材での表情) 早速、近くに名酒ギャラリーを開いているじゃないか。 家事の被災からわずか1月くらいで、店長凄いな 酒への情熱が勝ったということだろう。 なんとも言えない嬉しさを与えてくれる出来事だ。 今度、私もこの店に飛来(ひらい)してまた日本酒話し、 このブログに私なりの表現で、店長の元気な姿と日本酒話しを是非載せたいと思う。

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【復活を知らせる新店オープンの記事】

「名酒ギャラリー」 銀天街火災から再出発

 小倉・魚町に3月15日、「名酒ギャラリー 飛来(ひらい)kizunA」(北九州市小倉北区魚町3)がオープンした。2月6日未明に起きた「魚町銀天街」の火災で全焼した「名酒ギャラリー つる平」(同)の店長だった荒木純吾さんが開いたもので、「多くの人に愛された『つる平』の歴史を終わらせたくない」と、旧店舗から約100メートル離れた場所で再開した。店舗面積は16坪、カウンター10席と座敷10席。サンロード商店街の一角にオープンした。

階段を上がればここも銘酒の空間!? 「飛来」


 「つる平」は、店主の原田さんが各地の酒造場などを巡り、直接交渉して入手してきた希少な地酒や焼酎が数多く並ぶ店として、サラリーマンを中心に常連客に愛された。全焼した店舗はまだ手付かずのままで、再開のめどは立っていない。荒木さんは「つる平時代での縁を大切にしながら、店名には鶴が飛び立ち、また帰って来るという意味を込めた」という。再開にあたり、「火災直後から、多くのお客さまから安否を気遣う連絡をいただいた。新店舗の場所を提供してくれたのもお客さま。お客さまに一番居心地のいい店にしたい」とも。

 メニューは「以前人気のあった宮崎や鹿児島の銘柄や、このかいわいでは飲めない希少な日本酒や焼酎約100本をそろえた」という。「食べ物のメニューなどはまだ定まっていない。以前の店で好評だった、『飲み物どれでも3杯1,000円』は続けている」と話す。   営業時間は19時~24時。

http://blog.with2.net/link.php?1601745  

(寅)

 

 

 


TV 「旅サラダ」で紹介された「岩国寿司」と日本酒

2014年04月07日 00時55分25秒 | Weblog

( 岩国・錦帯橋前  岩国の郷土料理リボート)

 

▼2014/4/5(土)

毎週土曜朝に大阪・朝日放送(ABC)が放送している神田正輝司会の長寿旅番組が「旅サラダ」   取材は、北海道~沖縄まで全国各地に及ぶ。 特に、かつて板前を目指していたところから芸名をつけたラッシャー板前が紹介する漁村や山村からの郷土料理が興味深い。

今回は山口県岩国市 満開の桜の錦帯橋からのリポート。 私も錦帯橋には4回ほど行ったことがある。 今日の岩国は、あいにくの曇り空に小雨がポツポツ模様だった。 錦帯橋の紹介と屋形舟からの桜満開中継。 当然紹介されるだろうと思っていた日本酒「五橋」をラッシャーは、すっきりして美味しいと言って飲んでいた。

 

▼屋形舟で岩国の酒「五橋」を味わうラッシャー板前

 

▼岩国の国際観光ホテルの協力で、岩国の郷土料理が紹介されていた。

 

▼これが今回メインで紹介されていた岩国寿司(殿様寿司)

踏みつけて造る寿司というのは、ちょっとした衝撃だった。

▼「鯛そうめん」というのだそうだ。

 

番組の中では、郷土料理と共にもう一酒 金賞受賞酒として日本酒「金冠黒松」が紹介されていた。

やはり地酒は、そこの料理と味わってみるというのが理想的な味わい方だと思った。

 http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)