( 若竹「鬼乙女」夢 / 「十九」 / 「射美」)
■2014/3/12(土)
この夜、最後に登場したのが、静岡の若竹「鬼乙女」夢 これも最近人気で手に入りにくい酒のひとつ。 鬼乙女はシーズンを通して四部作で、静岡の米や酵母にこだわって造る酒。 米は「誉富士」 春はしぼりたての「夢」、夏は「恋」、秋のひやおろしは「幸」、冬は「涙」とラベルととともに呼称が変化する。
夏酒「恋」 秋酒「幸」 冬酒「涙」
この「鬼乙女」は、蔵元も代替わり、杜氏も替わってそれを機にデビューした酒で、注目度、人気とも急上昇のようだ。
ラベルの昭和レトロなイラストは、イラストレーター ソノベナミコさんの作。 折角ながら 昼の阪急「蔵元まつり」から飲み続けで、いっぱいいっぱい、これを味わうことはできなかったが、ほんのり甘い味わいだと聞いた。 花見に似合う酒ではなかっただろうか。
「屋守」に始まって「射美」、「十九」、「鬼乙女」 これだけ私の前にレアな日本酒が勢揃いしてくれるなんて、人生の中にそうそう無いことだと思った。 まるでど真ん中の剛速球、見送るしかないとむいう感じで、感心しきり。 一人なんだか、はしゃいでしまったようだ。
いつのまにやら3時間。 「今日は思い切ってここに来てよかった。これだけ一度に超レアな日本酒に出会えたから」と言えば、女将さんも「そんなにうちの日本酒のこと褒めて頂いてこちらこそ嬉しかったです。(他にそこまで喜んでくれるお客さんもいないものですから)」と言われたのがこちらとしても嬉しい。
今夜は味わえなかった『鬼乙女』の「夢」だが、夏には「恋」に出会えることを楽しみにしてると店を後にした。 外は真っ暗、私を呼ぶレア酒たちの遠吠えが、空耳ではなかったことを実感した夜だった。 なぜだかね~ 呼ばれるんだよ・・・ 美味しい日本酒には
http://blog.with2.net/link.php?1601745
おしまい
(寅)