( 「大倉」備前朝日 山廃特別純米) 2011/8/23
■2011/8/23(火) 曇
会社帰りに「エポック」かつらぎ店に寄った。 というか毎朝・晩ここの店の前を通って通勤しているわけだから、お店が開いている時は極力覗いて美味しそうな日本酒が入ってないかチェックしているわけだが。
今夜の注目は、香芝市「大倉本家」の酒『大倉』 以前ドイツワイン試飲会の時に「近々、大倉さんと直取引ができそうですわ。」とここの部長が私に教えてくれたが、あれから数か月、ようやく「大倉」銘柄が店に入ってくることになったことがわかった。
その直取引最初の酒が、この「大倉」備前朝日60%精米 無濾過生原 中取り 山廃特別純米 冷蔵ストッカーに冷やされていた。
その値札の横には「『七年越しのラブコール』が実現しました。」 みたいなセリフが書き添えてあった。 私はそのコメントに絆(ほだ)されて早速買って帰り、七年越しのラブコールの味を味わってみた。
一言で言うと「味がのっていて且つ飲みやすい酒という印象。 欲を言えばもうワンパンチ欲しい気もしないではないが・・・ かなりの支持を集めそうな出来でもある。」
この蔵は、山廃仕込みにこだわった蔵。 大阪当たりでは、最近売出し中の銘柄で、3年間閉じた蔵を若い息子さんが帰ってきて復活させた蔵でもある。 広島・西条の金光酒造「賀茂金秀」なんかと似ている。 「賀茂金秀」も若い息子が戻ってきて酒造りを継いで、(私の好きな) 「白牡丹」や「亀齢」といった老舗蔵を押さえて金賞を受賞していた。 この「大倉」も化ける可能性大だ。
七年越しのラブコールの味、奈良の香芝の酒と言っても、ピンと来なければ、香芝出身の「吹石一恵」の姿でも思い浮かべながら味わってみるのもいいかもしれない。 大倉本家のホームページに香芝出身の女優として彼女の名が書いてあった。 ちなみに彼女が 「メリーズパンツ」TVCMの初代モデルなのだそうだ。(一歳時)
確かに化けそうだ!! 香芝 産まれは。
だから言いなおそう、「化ける予感のする酒」だったと。
(寅)