８月も値上げの季節

本当に困ったものである。７月にも値上げの話題を書いた記憶がある。今月も続いて同じ値上げの記事を書くことになった。
またもやガソリンの値上げがある。卸値が上がるとからと当然の如くガソリンスタンドも追従する。早晩リッターあたり￥２００の値がつく心配も取沙汰される。恐ろしいことである。

今月にはこれまで値上げをしてこなかった優等生の卵（ブランド卵）も値上げされる。必然的にマヨネーズやら卵を使う製品にも影響が出る。さらには値上げに変えて量目を減らす例も散見される。つい先日はハムエッグを焼こうとしたら、ハムがカンナで削ったような薄さになっていて驚いたことがある。

新聞で８月から値上げされる品目を見た。

　　　　　　　　　　　　　　　

安心実現内閣の誕生

昨夜は福田海造内閣のニュース一色でした。さまざまな憶測を呼んだ改造劇は、福田総理自らが「安心実現内閣」と命名したように、国民が厳しい生活を強いられている現状をどう変えていくのかが大きな課題になると思います。

自民党幹事長に昨年の総裁選を戦った麻生太郎氏を選任。与党の挙党一致を印象付ける布陣とした。当然総選挙を意識した、麻生氏の人気を先取りした形だと見る。

そして内閣の顔ぶれは、留任が４名だけで、他の１３名の大臣が大幅に変わるという改造になった。自民党の各派閥に配慮した布陣にもなっている。しかし実務面でも力を振るえる人選とも見れる。

政策面でも物価高や景気対策に優先順位を置くなど、構造改革路線の転換に（小泉路線からの離脱）踏み出したようである。そして最近何かとギクシャクしている公明党との関係強化に配慮もしている。

この内閣には、先に閣議決定した道路特定財源の一般財源化と「五つの安心プラン」の実現の為に働いて欲しいと思う。財源不足を言いたてる強力な官僚の反抗体制を打ち破り、埋蔵金と噂される特別会計、独立法人にもメスを入れての予算つくりを希みたい。

今朝の朝日川柳では
　　　「八一に一か八かの大改造」　　広島市　いぬいかおるさん

と手厳しい見方もあるが、福田総理が自分で選んだ内閣で、この難局にどう対処していくのか、その結果で政権交代という強力なシッペ返しも国民の側にもあることを胆に銘じて欲しい。