図書館で借りた『社会人の生き方 (岩波新書)』(暉峻淑子著)を読了。
社会人になれない人、働く意味、格差社会について書かれた本書。
考えてみたら「社会人になれない人」の意味って何でしょう?よく考えてみると会社に勤めていない人、例えば学生、主婦、定年退職者も社会に属する人だと思います。
「自分が悪い」と思っている人はかなり多いと思います。例えば定職に就けないのも周りのせいではなく、頑張りが足りない自分のせいと思っている。たしかに学校でも「頑張れ頑張れ」と言い聞かされていた記憶が。頑張ることが悪いわけではありませんし、どうなのでしょう?私の場合、例えばあれだけ書けなかった漢字が努力したことにより漢検(R)2級まで合格し、自信をつけることが出来ましたから。
こんな言葉が印象に残りました。
「神様は人間を、わざと不完全に作りました。なぜかと言うと、完全な人間ばかりだと、お互いに助け合う人間関係ができないからです。」(92ページより)
なるほど…。「どうして欠点があるのか」「どうして罪を犯すのか」などと、何度も自問したものです。たしかに皆が完璧だと、「助け合い」という言葉は生まれなかったかもしれませんね。
働くことって単にお金を稼ぐことではなく、自分のスキルアップや生きることの喜びを感じる場所でもあると思うのです。それが今では長時間労働を強いられるなど、会社の歯車にされている…。以前都内へ通勤していましたが、たしかに混んだ電車内を見ていると疲れている人が多かった気がします。また、条件の悪いアルバイトもしたこともありましたが、あれは本当に辛かった。本来ならもっと生き生きと楽しく働くべきですよね。
格差社会。私も「ワーキングプア」の1人かもしれません。現在、在宅で仕事をしています。仕事自体は自分に合っていると思いますし、決して苦ではありません。しかしそのお給料は非常に低く、とてもそれだけで食べていけません。これからもきっと格差は広がっていくことでしょうね。
『豊かさとは何か (岩波新書)』、『豊かさの条件 (岩波新書)』、そして本書と暉峻淑子氏の著書を3冊続けて読んできましたが、特に働くことについてものすごく考えさせれられました。誰もが豊かに生活できる世の中になってほしいと願うばかりです。
社会人の生き方 (岩波新書) 価格:¥ 840(税込) 発売日:2012-10-20 |
本をよんだり、動物の森であそぶのはもちろんいいですが、”努力”をできるだけしてくださいね。ご病気とのこと、、、でもたとえば英語力も飛躍させることはできるtと思いますし。。
親を安心させてあげることが大事なのは十分承知しています。
でも、通院をしているし、体調が不安定のため、正社員は難しいと思います。特に夕方になると吐き気とか目眩とかひどくなることが時々あります。
それでも英語の勉強は少しずつ続けたいですね。家だとなかなか集中できないので、出来るだけ図書館に行って英字新聞を読んだり、カフェでリスニングをしたりしています。それでも勉強不足かもしれませんが…。