図書館から借りた『日本人の英語力(小学館101新書)』(マーシャ・クラッカワー著)を読了。
本書はAmazonのKindle本コーナーで偶々知りました。「あっ、マーシャ先生だ、懐かしい」と一応手持ちの「Kindle Paperwhite 3G」へ無料サンプルをダウンロード。しかし図書館のWebサイトで本書があることが分かり、結局借りることにしたのです。
本書は3章に分かれています。第1章は著者の出身大学でもある聖心女子大学での英語教育。第2章はスラングなど場合によっては使ってはいけない英語の例。第3章は正しい英語の話し方や英語の勉強方法。
軽い読み物感覚で読めるのですが、「なるほど」と思ったことも多いです。英英辞典を使って英語で考えるようにするとか、話された英語が聴き取れなければ遠慮なく訊いてもいいとか、ペラペラでなくても内容がしっかりしてればいいとか。161ページの「文章の組み立て方」は英検1級の英作文や面接対策にもなりそうです。
でも聖心女子大学の学生が皆熱心なのには正直驚きました。皆に追いつこうと必死なのですね。私は英語英文科の短大を出ていますが、単に「短大卒」という肩書を求めて入学した学生が多かった気がします。勿論熱心な学生もいましたが、単位さえ取れればいいと思う学生がゴロゴロいました。私自身ももっと真面目に英語の勉強に打ち込めば良かったと後悔しています。
予想していたよりも良書だったので、Kindle版を買おうか決めかねています。
日本人の英語力(小学館101新書) 発売日:2009-10-06 Kindle版へリンクします。紙版よりはちょっぴりお得です。 |