知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

戦略論

2019年11月06日 | スキルアップ
最近、huluで、「三国志~司馬懿 軍師連盟~」を見て、はまっています。
https://www.tvlife.jp/entame/231653

三国志は、劉備、孔明、関羽、張飛がメインで描かれることが多いですが、
これは、魏の曹操など曹一族を中心にストーリーが展開するため、
新鮮です。

司馬懿は司馬仲達のことで、後に孔明を打ち破るのですが、
 そこに至るまでの苦悩が描かれていて面白い。

今の日本に通じるところがいっぱいあります。

 官僚中心の社会は、国力を失う。
 民が国を支えている。

漫画の横山「三国志」を読みながら、見ると、
 曹操の部下がよく分かってさらに楽しめる
と思います。


戦略を学ぶ上で、「孫子」が世界中で読まれています。
ただ、「孫子」がより評価されるのは、
 孫子を実践した三国志の軍師達が活躍していた
ためです。

理論は、実践され、有効であることが証明されることで、
 より優れたものとなる。

中国の戦略論が世界中で高く評価されているのは、
 長く戦乱の世であったことの裏返し
でもあります。

中国の歴史は、
 天下統一しか、生き残る道はない
という発想に基づいています。

他を信頼していないので、
 攻め、従属させる
しか、
 安心できない
ためです。

三国志を見ていると、
 三国で仲良くやっていけばいいのにな
と思うわけですが、
 いずれ滅ぼされる
という頭があるので、攻めざるを得ないわけです。

時代はさかのぼりますが「キングダム」の秦も同じです。

戦乱の世においては、
 いかにして相手を滅ぼすか
が中心となります。


今の中国共産党の拡大戦略も根底は同じだと思います。

 弱ければ、蹂躙される
というのを、「清」の時代に経験しているからです。

日本は、島国であるため、侵略される危険性が少なく、
 比較的平和な時代を長く経験しています。
そのため、
 戦いの中で磨かれる戦略論が発達する土壌はありません。

ただ、これからは、戦い(競争)の世の中になっていきます。
そのため、
 自分で戦略論を身につけていく必要があります。

自分の身を守るためには、戦略論を身につけ、
 力の強い相手と渡り合っていく
必要があるからです。

戦いの中にいる弁護士にとって、戦略はとても大切です。
合意書の文言一つで、クライアントに将来損害を生じさせかねないからです。

弁護士でなくても、
 グローバル化が進み、競争が激しくなってくると、
 いかに少ないリソースで勝つことができるか
という生産性を高める努力が必要となってきます。

今の若い世代は、
 これから大変な競争社会に放り出される
ことになります。

競争相手は、圧倒的な人数がいるアジアの若者になるからです。

言葉や地理的な関係に守られていたものが、
 IT、グローバル化の流れによって、障壁が低くなっていく。

このような世界では、戦略が強力な武器となると思います。

そして、
 戦わずして勝つ
というのは、最高の戦略です。

自分の独自性を磨き、他と差別化することができれば、競争は関係なくなるからです。

これが「ブルーオーシャン戦略」の核心部分となります。

コメント
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