住吉大社第一本殿のちょうど裏側に、楠くん社 (なんくんしゃ)と言う末社があって二本の巨楠が聳えている。
そのうち1本は「1000年楠」と呼ばれているもので、江戸時代、人々はこの楠の神秘的な霊力に祈りを捧げていたようです。
その後、根元に設けられていた社にお稲荷さんを祭るようになったといわれています。
その名で示すとおり正に、この楠自身が神そのものとして、うやまれ 信仰の対象と成っていた楠の巨木です。
千年楠の樹高は18.5m、目通り幹周り9.8m、樹齢1000年と推定されています。
表の小さな鳥居越しに見ると巨大な根張りと単木の巨大な幹が立派な樹であるが、裏側は空洞になっており、ここに神殿が組み込まれています。
もう一本の楠は「夫婦楠」と呼ばれているもので、目通り幹周り7.9m、樹高は20m、樹齢は800年とされています。
二本の楠の合体木だと言われていて「夫婦楠」の名前がついているものです。
やっぱり、関西圏の巨木といわれている物には楠が多い。
撮影2006.10.28