巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

長野市七二会(なにあい) 赤岩の大栃

2011-09-06 | 長野県

それにしても妙な地名です「七二会」と書いて「なにあい」どんな、いわく因縁があるのか・・・・、とても気に成る地名です。

ちょっと検索・・・、あまり面白くもない、いわくでしたが・・・・。

そんなことはさて置き、今は長野市の一部になった東部山間部、坪根集落の奥に続く「赤岩のトチ」への林道へと車を進める。

くねくね高度を上げる林道を7~8分も走ると、栃への案内板があり、そこから先は歩きで斜面に作られた山道を降りて行く。

目の前に黒々とした巨大な木陰が現れたときは思わず目を見張るが、どうにもこうにも撮影ポイントが無さそう・・。

栃は急斜面の山肌に立ち、その上部にわずかながらの散策スペース。

根元直下はとてもロープ無しでは危険なほどの絶壁に近い急斜面・・・。

下部から仰ぎ見る写真も欲しいが・・・命の方が大事、これが精一杯・・・・、しかし根元がどう成っているのかは気にかかります。

上部から見ると二本のように見えるこの大栃は江戸時代後期の弘化四年(1847)、善光寺地震で根元にあったテラス状広場共々埋まり、現在の姿となってしまい全体像を見ることは難しくなっている。

しかし、樹齢約1300年、目通り12.4m、新日本名木百選に選定・・・見事な巨木ぶりだが高所恐怖症の僕には足元も覚束無く近づき難い。

この大栃越し、眼下に見下ろす「七二会」の点在する集落の景観はまさしく絶景です。

撮影2009.5.1



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