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奈良県の斑鳩にある法隆寺は聖徳太子の寺として知らない人は居ないほど有名です。
聖徳太子が、法隆寺建立の地を竜田川に沿って探して居た際、白髪の老人が現れて「ここから東に斑鳩が群棲している郷がある。そこに伽藍を建てなされ。」と告げ、伽藍建立に適したところであるという。
「あなたはこの地の守護神なのですね。私の建立する寺をお守り下さい。」とお願いすると、「吾、守護神たらん。」といわれたこの老人こそが、龍田明神の化身であったという。
しかし、三郷立野の龍田大社(本宮)は遠いので、斑鳩に龍田神社を祭り、法隆寺の鎮守としたのだと伝えられています。
古代の「竜田道」であり、江戸時代に奈良から大坂へ向かう幹線道路の一つであった「奈良街道」添い龍田の町並みのほぼ中央にあり、遠くからでもこの巨大な楠の木が天を突いて枝を広げているのが見える。
木製の大きな鳥居越しに見える巨大な楠の木は、「楠大明神」の神木として、赤い板垣の中に祀られています。
板垣の中の神域にあってその根元にまでは近づくことはできなかったが、樹盛は旺盛で巨大な根元にも目立つような傷みもなく艶やかで、幹周り、6.7m、樹齢850年とあり、広い場所で単木の楠なので、その枝ぶりは見事に広がっている。
撮影、2006.5.21