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京都三条大橋袂の京阪三条から滋賀県の浜大津へ向かう京阪京津線の浜大津より一つ手前の上栄町のすぐ傍このケヤキの巨木が立ち尽くしている。
付近には大きな病院があり路も狭く入込んだところ、おまけに車や人の往来も激しくとても車での訪問は出来そうに無い。
浄土真宗中興の祖、蓮如上人が大津で布教中、他宗門より毒殺を企てられ、かわいがっていた犬が身代わりとなって死んだ。
この忠犬を弔うため、これを哀れんで埋めた塚に蓮如がケヤキを植えて弔ったと言い伝えられている。
今ではその塚もコンクリートの擁壁に固められ、周りには、高い建物が迫っていて、決して恵まれた環境とはいえない。
樹こぶでゴツゴツした幹にうねるような根回りが気の毒そうにみえるが、枝いっぱいに葉をつけていて、樹勢は衰えていない。
樹高10m、幹周3.8m、樹齢600年と言われ、大津市の天然記念物に指定されている。
撮影2006.11.24