この桂は巨木好きの誰もが見慣れた桂の巨木独特の樹姿で迎えてくれます。
戸隠神社近く、旧戸隠村の中心地辺り、戸隠村役場前の道をそのまま200mも進むと、右手民家横の林に一目でそれと解る桂の巨木が聳えている。
信州にも「杖挿し伝説」がある様で、この桂は親鸞聖人が常陸国(茨城県)に向かう途中、この地で土中に挿しかけた杖が根付いたものだと伝えられている。
民家の庭を横切り桂の根元に廻るとなんとも、見事な桂の巨木です。
まだ芽吹きだしたばかりの黄色いハート形の若葉をいっぱいに付けている。
桂独特の叢生した樹形も見事で根元にも大きな痛みは見られない。
家人の世話もいいのか桂の周りはきれいに破棄清められ根元にはスズランが群生していた。
伝承樹齢約800年、目通り約11.0m、樹高約30m・・・と成っていて、立ち去りがたい気を起させる桂の巨木です。
長野県指定天然記念物。
撮影2009.5.1