巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

多久市(たくし)北多久町 熊野大権現神社のスダジイ

2012-12-14 | 佐賀県

樹齢は200年と若いのですが迫力いっぱい、見応えの有るスダジイの巨木です。

他県者には、まして関西人の僕にとっては、始めて聴く多久市は佐賀県のほぼ中央、長崎道と唐津方面に延びる国道203号線が交差する盆地にある。

スダジイノの有る北多久町熊野大権現神社は、長崎道多久ICを出て北方へ約5km弱、谷間の小さな岸川集落奥の斜面上に在る。

集落奥の急登石段参道を登ぼり切ると熊野大権現という名に相応しい様な神仏混淆を色濃く残したこじんまりした拝殿が建ち、傍らに更に急斜面を登る石段参道が有る。

スダジイの巨木はこの急石段を登りきった真正面、覆い被さる様に参拝者を迎えて呉れる。

まるで神が載り移った生あるもののように見える樹姿をして・・・・。

誰ひとり出逢わない森閑としたした山中、樹齢200年にしては大きすぎる目通り11.9m、樹高19.5m・・・・・・・、根元から大きく起ち上がる数本の支幹は合木の証で有るかのようです。

ねじれ蠢く根元には、神の宿る木として信仰対象になっているのだろう石碑もあって榊の枝が供されていた。

樹勢は良く若々しいが巨木から出るオーラーの様なものはひしひしと感じる。

撮影2010.4.30