巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

水巻町 八剣(ヤツルギ)神社の大公孫樹

2012-12-06 | 福岡県

九州まで夜中を徹して走り、夜明け最初に出遭った公孫樹の巨樹です。

関門海峡を越へ九州に入って直ぐ高速道を降り、ひたすら国道3号線を走り続けて約1時間強、遠賀川に掛かる遠賀大橋の手前で遠賀川右岸、堤防上を走る県道73号線へ左折すると前方眼下に大きな公孫樹の木が聳えている。

晩春の四月末、いくら朝が早いとは言え六時前、明るく拓けた境内に人影はなく、清々しい朝の空気が辺りを包んで居た。

木々は若葉をいっぱいに芽吹きその緑を一層際出させる頃・・・・。

大公孫樹は南面して建つ八剱(ヤツルギ)神社の小さな社に向かて左側、遠賀川堤防下から諸手を挙げる様に聳えて居る。

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)お手植え伝承を持つこの銀杏は、地上2m程から大きく四本の支幹に岐れ、目通り9.7m、樹高約22m。

太枝からはやっぱり気根が垂れ下がり、何処も同じ「乳公孫樹」信仰も盛んだった様です。

樹齢1900年と云う夢の様な推定樹齢で語られるこの大公孫樹は大主幹部に相当腐朽が進んでいるのか?大きく樹脂で固められてる様だった。

まあ、何れにしても日本武尊(ヤマトタケルノミコト)伝説からの推定樹齢1900年だろうがちょっとオーバーな気がする。

因にこの大公孫樹は、福岡県の天然記念物に指定されている。 

撮影2010.4.30