住吉大社の第一本宮の左手に有る小さな門から奥に入って行くと、直にこの巨大な楠の白い幹が見えてくる。
この巨木も前回紹介した楠と同じように痛々しい姿で、主幹は高さ5m位まででなくなり、枝幹一本を残し白骨化して枯れている。
正面には石の鳥居と、特別な日のためにか、仮屋根の様な建物があり、その奥に白骨化して裂け目の入った巨大な幹と根張りが見える。
根元の洞には榊と、お神酒が供されていて、今も信仰の対象として生て居る。
この楠は住吉大社の末社、楠くん社の第3楠と呼ばれている物で、樹高12m、目通り幹周り5.8m。
見たとおりの老骨巨体、気の毒なほど痛々しいが樹木医も入って手入れがされている様で、急には、まったくの枯れ木になってしまう事は無い様に見えました。
撮影2006.10.28