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2019.5 ポーランドの旅⑥ 3日目昼にジュレックを味わい、夕はウォッカで乾杯する

2019年06月29日 | 旅行

2019.5 ポーランドの旅 ⑥食事と酒 3日目  マルボルク→エルブロング→古城ホテルへ/昼にジュレック、夕にウォッカを体験

 6:30朝食、キュブスホテル1階レストランのモトワヴァ川沿いに席をとる。
 ビュッフェスタイルで、2日目朝食とほぼ同じ、野菜を盛りつけ、酢漬けタラ、酢漬けサーモン、ハム、ソーセージ、チーズ、スクランブルエッグなどを選ぶ。
 パンはライ麦パンとクロワッサンにし、ヨーグルトにフルーツを入れ、カフェオレを運ぶ。
 今日は外国人のグループがいくつかいて、7時ごろには満席状態になった。みんな、身体が大きい。席と席のあいだが狭く、食材をのせたトレーを運ぶのも大変そうだ。

 12:30昼食、エルブロングの田園地帯を走り、由緒ありそうな館に着いた(写真)。
 レンガ積みの館を改修してホテルとし、レストランを併設したようだ。
 前菜にジュレックzurekが出た(写真)。おもわず歓声を上げる。ライ麦粉を発酵させ、家庭ごと、レストランごとに工夫した食材を入れるポーランドの基本料理の一つである。
 一般にはスープ皿に盛りつけるが、パンをくりぬいた中にスープを入れるのも少なくないそうだ。スープは濃醇で酸味がきき、おいしい。野菜、ソーセージが煮込んであった。パンにもしっかりスープがしみこみおいしいのだが、なかなかのボリュームである。
 主菜はベーコンをはさんだポテトのパンケーキである(写真)。
 生クリームをよけ、一つ目を食べる。ベーコンのしょっぱさがきいてポテトケーキがおいしいが、ジュレックのパンでかなり満腹感があり、2個目のポテトは半分ほど残した。  
 デザートはアイスクリーム+ホームメイドケーキである。ケーキにはリバーブ西洋大黄が使われていて、アイスクリームにリバーブが添えられていた。苦みが身体によさそうな気がするが、ふだんデザートを食べない私にはケーキが巨大に見える。アイスクリームは完食した。
 ビールももちろんあったが、ガイドによるとポーランド南部のワインもおいしくなり、最近はよく飲まれているというので、ハウスワイン赤9zlを頼んだ(写真)。
 酸味のしっかりしたワインだった。写真のワインの隣の青のペットボトルはノンガスのミネラルウォーター、緑がガス入りミネラルウォーターである。
 ポーランドでは青と緑でノンガス、ガス入りを分けているようで分かりやすい。

 17:40エスプレッソ、エルブロング運河でクルーズ船を体験したあと、古城ホテルに向かう途中、ガソリンスタンドに併設されたミニショップでトイレ休憩になった。
 ショップの壁にコーヒーマシーンが設置されていた(写真)・・ほかのガソリンスタンド併設のショップも同じスタイルのコーヒーマシーンが設置されていた・・。
 マシーン下の台に大中小の紙コップがあり、マシーンに紙コップをセットし、モニター画面からコーヒーの種類=エスプレッソ、コップの大中小=小を選んでスイッチを押すとエスプレッソが出てくる。
 それをレジに持っていき、5zlを払った・・北欧では同じ形式のコーヒーマシーンだったが、先にレジで紙コップを購入してから、マシーンでコーヒーを選んだ。段取りが少し違うが、基本は同じである・・。
 エスプレッソの味も同じで、苦みが勢いよく喉を流れていった。

 19:40夕食、古城ホテル・リンは迷路のようで、通路を間違えると部屋に戻れなくなりそうである。
 ロビー階の大ホールでは大きなグループが食事中で(写真)、私たちは大ホール先のいかにも昔ながらの食堂といった雰囲気の部屋で食事を取った。
 前菜はニシンタルタルといわれた(写真手前、奥はジヴィエツビール14zl)。もしかするとタルタルニシンかも知れない。
 ポーランドではニシンをシレジと呼び、前菜で食べるそうだ。円形のご飯の上に細かく切った酢漬けのニシンやタマネギなどの和え物がのっている。
 タルタルは、ソースではなく、牛肉を叩いて挽肉にした料理法を指し、タタールが変形したともいわれている。
 ニシンをタルタルのように料理したというのであろうか。真偽は不明である。ジヴィエツを飲みながら、ニシンのタルタルを食べた。
 モルドバワイン・・東ヨーロッパ、モルドバ共和国のワイン・・があるというので、ワイン15zlも味わった。味の差が分かるほどの通ではないが、しっかりした味わいだった。  
 本菜は、チキンにすり下ろしたポテト、カリフラワー付きである(写真)。前菜のニシン、タマネギなどは食べ、ご飯を残したので、本菜は完食できた。チキンはぱさぱさしていたが、モルドバワインが味を補ってくれた。
 デザートは大きすぎるチョコレートケーキが出た。

 私たちの隣のテーブルには正装をした20人ほどが盛り上がっていた。隣り合わせなので目が合う。
 主賓らしき男性が小さなグラスのウォッカを持ち上げ、私を見ながら乾杯の仕草をしたので私もワイングラスで合わせたところ、補佐役?の男性がグラスにウォッカを注ぎ私を手招きする。誘われるまま、ウォッカで主賓に乾杯をした。
 ポーランドでは50才の誕生日にパーティを開く習慣があるそうで、このような記念日ではウォッカを飲むらしい。
 ちなみに健康を祝し乾杯はズドロヴィエというらしいが、ウォッカを2杯もいただいたせいか、耳が遠くなったせいか、発音ができなかった。
 ウォッカは40度ぐらいの蒸留酒で、ポーランドの予習で読んだ五木寛之著「ワルシャワの燕たち」、稲垣晴彦著「夜霧のポロネーズ」、須賀しのぶ著「また、桜の国で」には、ウォッカが日常的に飲まれていた光景が描写されている。
 ガイドによれば、若者を中心にウォッカ離れが進み、ビール、ワインが好まれているようだ。ビール党、ワイン党の外国人観光客が増えたせいかもしれない。
  誕生パーティのグループに別れを告げ、迷路を乗りきり部屋に戻って、23:00ごろ寝る。(
2019.6)

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