順調にe-TAX作業を終え送信! ところが送信エラーHJSO426E ??四苦八苦する
例年通り、国税庁からメイルで確定申告の案内が来た。
e-TAX=国税申告・納税システムを始めてから10年に近い。始めのうちは用語や進め方など不慣れでずいぶん手間取った。その後も1年に一回だから記憶が薄れ、初心者に戻ってしまい、作成途中でつまづいたり、保存ファイルが見つからなかったり、送信がうまくいかなかったり、トラブルが少なくなかった。
署名用電子証明書に有効期限があり、急ぎ区役所に出かけ再発行を申請したこともあった。マイナンバーカードに伴って旧ICカードリーダーライターが使えなくなり、大慌てでインターネット販売Aから新型を購入したこともあった。
それでもなんとか毎年e-TAXを使い、確定申告を電子送信してきた。
話は変わる。パソコンが普及し始めたのは30年以上前になる。勤め先では、最初のうちは文書作成、表計算が主だった。ほどなくインターネットを利用した検索やEmail通信を始め、やがてパワーポイント、ホームページやブログ作成へと進んだ。
自宅にもパソコンを設置し、電話回線・・ほどなく光回線・・を使い、plalaをプロバイダーにしインターネットに接続した。初期のウィンドーズでブラウザはインターネットエクスプローラであり、ログインID ・パスワードはYに設定した。
plalaのメイルアドレスとは別にマイクロソフトの無料mailサービスであるhotmail.comにもアドレスをつくった。hotmailはどこの国でも利用できる利点があり、その後はほとんどがhotmailでの通信になった。
その後自宅のデスクトップパソコンをモバイルパソコンに更新した。ウィンドーズも進化していて、ブラウザはマイクロソフトエッジになり、メイルはoutlook.comに変わった。ログインID ・パスワードはIに設定した。
しかし、慣れているインターネットエクスプローラ+hotmail.comが使いやすいので、インターネットエクスプローラのブラウザも常駐させ、通常はインターネットエクスプローラ+hotmail.comで検索や通信、ホームページ+ブログを活用してきた。
話はe-TAXに戻る。e-TAXはインターネットエクスプローラ画面からしかアクセスできなかった。これまでは、マイクロソフトエッジ画面(ログインID ・パスワードI)を立ち上げ、インターネットエクスプローラ画面に移り、e-TAXにアクセスして、確定申告作業を進めてきた。
今年も例年通りのつもりで、インターネットエクスプローラ画面(ログインID ・パスワードY・・ここにミスがあったのをあとで気づく)を立ち上げ、e-TAX画面にアクセスし、
①利用者識別番号+暗証番号でe-TAX画面のメッセージボックスを開き、
②ICカードリーダライタ+マイナンバーカード+利用者電子証明書で事前準備セットアップし、
③いったんインターネットエクスプローラ画面を閉じ、確定申告用の源泉徴収票や保険料控除証明書などを整理し、医療費の領収書を集計して準備を終える。医療費の集計が手間取るが、それでも30分ほどで準備は終わる。
④再びインターネットエクスプローラ画面からe-TAX画面を開き、
⑤個人で電子申告クリック、
⑥作成開始クリック、
⑦e-TAXで提出・マイナンバー方式クリック、
⑧マイナンバーカード読み取り(ICカードリーダー+マイナンバー+署名用電子証明書)、
⑨令和元年分所得申告書式画面が現れるので、書式に従って、年金、雑所得、社会保険料控除、生命保険料控除、配偶者控除、医療費控除を順次記入していくと自動的に税額が計算され、終了になる。ここまで1時間もかからない。
⑨所得申告データを印刷して内容を確認し、ハードディスクに保存する、
⑩「進め」で送信に移り、マイナンバーを乗せたICカードリーダーを接続したままなので、再度、署名用電子証明書を記入、送信をクリック!、終了のはずだった。
ところが、送信エラーHJSO426Eが表示され、電子送信ができない。
「戻る」で最初に戻り、改めて「次へ」を進め、再度送信するが、同じく送信エラーHJSO426Eになった。
e-TAX画面に戻り、よくある質問でHJSO426Eを調べる。
解決法は、1.スタートボタンクリック、2.公的個人認証サービスクリック、3.JPKIクリック、4.自分の証明書クリック、5.有効性の確認クリック、である。その通りに試したら有効だった。
再度「次へ」を進めて申告データを送信するが、やはり送信エラーHJSO426Eになった。
国税庁電話相談に電話する。混み合っていて結構待たされ、ようやくつながる。HJSO426Eの解決法を試したがうまくいかないと伝えたら、シャットダウンして、再度起動し、作業し直すようにとの回答だった。
指示通り、パソコンをシャットダウンし、10分ほど経ってから電源を入れ、e-TAX 画面を開き、保存した所得申告データを呼び出し、「次へ」を進め、ICカードリーダを接続、マイナンバーを乗せ、署名用電子証明書を記入し、送信する。やはり送信エラーHJSO426Eになった。
国税庁にもう一度電話し状況を説明すると、ていねいにさまざまな対処を指示してくれた。30分以上、電話をつないだまま指示通りの対処を実行したが解決しない。
所得申告データをプリントし、必要な書類を添付して税務署に郵送すれば確定申告を済ませることができる。電子送信はあきらめることにして、電話を切った。
このやりとりで1時間以上かかった。解決できなかったので意気消沈である。
気を取り直し、コーヒーを飲みながら送信エラーHJSO426Eをキーワードにwebのブログを検索し眺めていて、「管理者」に気づいた。
私のモバイルパソコンは、購入時、マイクロソフトエッジ+outlook.comで、ログインID ・パスワードはIに設定した。パソコンを立ち上げ、ログインID ・パスワードIを入れるとマイクロソフトエッジ画面になる。マイクロソフトエッジ画面からインターネットエクスプローラに移り、e-TAXにアクセスし、確定申告を電子送信してきた。
今年は直接使い慣れたインターネットエクスプローラからe-TAXにアクセスし作業を進めていたから、ログインID ・パスワードはYである。モバイルパソコンの管理者のログインID ・パスワードはIだから、管理者権限がなく送信エラーになったのではないかと気づいた。
さっそくマイクロソフトエッジ+outlook+ログインID ・パスワードIに移り、e-TAXにアクセスしようとしたら、e-TAX Edge用APダウンロードを要求され、フリーズしてしまった。
e-TAX Edge用APとはなんだ?。フリーズしたパソコンを強制的再起動し、マイクロソフトエッジ画面でe-TAX Edge用APをキーワードに検索する。いくつか目を通した。e-TAX Edge用APダウンロードは解決できなかったが、microsoftedgeのupgradeが必要らしいことが分かった。
マイクロソフトエッジ画面からe-TAXに直接アクセスできるようにアップグレードをしたらしい。
Microsoftedge upgradeを探し、実行する。
アップグレードしたマイクロソフトエッジ画面(ログインID ・パスワードI)でe-tax画面を開く。マイクロソフトエッジ画面から直接e-TAXにアクセスできるようになって、①個人で電子申告クリック、
②保存データ利用をクリック、
③令和元年分所得申告書式を呼び出し、「次へ」を進め、
④ICカードリーダーを接続、マイナンバーを乗せ、署名用電子証明書を記入して「送信」!、無事電子送信が完了した。
今年も四苦八苦したが、電子送信を終えることができた。
教訓1 e-TAXを利用するときは管理者権限のサイトから送信する
教訓2 ウィーンドーズ、インターネットエクスプローラ、マイクロソフトエッジなどはつねに最新の環境にアップグレードしておく
こうしたミスがなければe-TAXによる確定申告+電子送信は1時間もかからず終えることができるはずである。
e-TAXで苦慮している方に私の苦い経験をお伝えするとともに、私自身が来年、戸惑わないためにブログにアップする。 (2020.2)