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よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

やさしいウォーク「南区の公園桜巡り・“桧原桜物語”」(福岡市南区)

2025-04-09 05:19:08 | ふくおかウォーキング協会

4月は、桜花見ウォークが続きます。

4/3(木)ふくおかウォーキング協会やさしいウォークは、「南区の公園桜巡り」でした。

集合場所は、西鉄高宮駅、参加者は24名でした。

9:32スタート

 

先ずは若久川の桜

 

 

大池通りを通り、野間大池公園へ

公園内を一周します。ここの桜も見事です。

 

 

 

次は鹿助(ろくすけ)公園へ

  

続いて長住中央公園

 

長住中央公園には、野球場があり、小生50年前、ここで草野球をしていました。ここに来るのは、それ以来かな???

 

長住中央公園から今日のメイン「桧原桜」へ向かいます。

 

桧原桜には、人情温まる物語があります。

長住と桧原を結ぶ桜の道は、昭和50年代までくねくねと曲がって車の離合も困難な狭い農道でした。南北から道路の拡幅が進められ、昭和59年3月10日の朝、蕾をいっぱいつけた桜が

一本伐採されました。残りの桜もはかないさだめ運命です。翌早暁、桜に命乞いの色紙が吊るされていました。

花守 進藤市長 殿  花あわれ せめては あと二旬 ついの開花を 許し給え

次の日も次の日も桜は、伐られませんでした。気持ちの優しい業者さんの執行猶予だったのでしょう。

そして朝のジョギングでこの色紙を発見した紳士の共感が、地元の新聞に伝えられて「短歌に託す命乞い」の大きな記事になり、花を惜しむ歌や句が次々に桧原桜に寄せられました。

詠み人知らずが枝に吊るした、数十首の色紙や短冊が春風に揺れるさまは、さながら王朝時代の観桜の宴の風情でした。そのうちの一首が、筑前の花守 進藤一馬福岡市長の返歌と知れました。

桜花惜しむ 大和心のうるわしや とわに匂わん 花の心は  香瑞麻    ※香瑞麻とは、進藤一馬市長の雅号です

こうして桧原桜は、「終の開花」を許されたのです。

郷土に縁の深い作曲家「団伊玖磨」さんがこのことを随筆「パイプのけむり」に取り上げられ、ワールドマガジン「リーダーダイジェスト」に転載され海外の話題にもなりました。

花吹雪が散って薫風のころ桜の枝に 葉桜のそよぐ梢の 風涼し 花守り市長の情け通じて

道路が桜を生かす計画に変更されて、永久の開花が叶えられたのです。若桜が植えられて、夜間照明も整備されて、前の道路も「桧原桜通り」の愛称になりました。

桧原桜物語の動画です。↓ ↓ ↓

花守りたちの心のリレー ~桧原桜

 
 
桜の周りには、小学生の短歌や句が展示されています。
桧原桜からゴールの西鉄バス桧原営業所へ向かいます。
途中の樋井川沿いの桜並木です。
 
11:55 西鉄バス桧原営業所にゴールしました。

 

 

 


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