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よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

優しいウォーク「天の川を渡る(小郡の七夕伝説)」(福岡県小郡市)

2025-07-07 08:47:04 | ふくおかウォーキング協会

7/3(木)ふくおかウォーキング協会やさしいウォークは、「天の川を渡る(小郡の七夕伝説)」でした。

小郡市には、日本で唯一「七夕神社」(正式名 媛社(ひめこそ)神社 織女神)があります。また天の川(宝満川)をはさんだ所には、老松神社(牽牛社)があり

一か月遅れの8月7日には、七夕祭りが行われます。

今日のウォーキングは、七夕も近いので小郡の七夕伝説発見のウォークです。

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集合場所は、西鉄小郡駅。参加者17名

今日のマップ

七夕神社(織姫社)と老松神社(牽牛社)の間に天の川(宝満川)が流れています。

9:30 スタート

小郡市役所

約30分で七夕神社到着

七夕神社本殿

小郡の七夕伝説

中国では、天の川のことを地上に流れる「漢水」になぞらえます。それは「漢水」が天の川と同じように北から南に流れ、その源が天の川に接すると云われているからです。

小郡市にも、漢水と同じように市の中央部を北から南に流れる宝満川が流れています。その宝満川を挟んで七夕神社・牽牛社が配される地理的な位相からも、小郡が七夕と深い縁を持って

いることが想像できます。

972年につくられた「延喜式」という書物には、各地から朝廷に差し出す献上品について記載した部分があります。そこには小郡を含む、筑後国の献上品が「米と織物」と書かれていることから、

小郡周辺では機織りが盛んに行われていたと考えられます。この織物産業に携わっていた人々は、織物に関わる「棚機津女たなはたつめ」を信仰していました。伝来してきた中国の七夕しちせき信仰の織女物語と、

日本古来の「棚機津女」の信仰がいつしか混ざり、織女と棚機津女が同じものになったと思われます。

小郡市大崎にある七夕神社の正式名は「媛社ひめこそ神社」です。神社(題額は「棚機神社」)には、媛社神ひめこそしん織女神しょくじょしんがまつられています。 神社の歴史は古く、和銅6年(713)に各国で作られる

ように命じられた「肥前国風土記」の中にその由来について記載されています。風土記には、荒ぶる神を鎮めるために宗像の珂是古かぜこが神意を訪ねると、その神の本拠は大崎にあって、

神の正体は機織りの女神であったと記されています。

媛社神は饒速日命にぎはやひのみことであり、かつてこの筑後一帯に土着し、後に豪族となった物部一族の祖先です。七夕神社の二の鳥居には磐船神社・棚織たなばた(たなばた)神社と併記した額があります。

磐船神社は、天照大神の御子である天忍穂耳尊あめのおしほみみのみこと万機秋津比売命よろずはたあきつしめのみこととの間にお生まれになった神である饒速日命にぎはやひのみことを船の神、海上交通守護の神として信仰しています。

織女神は、饒速日命にぎはやひのみことの御母である万機秋津比売命よろずはたあきつしひめのみことのことです。「万機」とは、たくさんの機で織られた織物で、「秋津」とはトンボの羽のことです。

つまり「トンボの羽のように薄い織物を織る人」という意味。御名のとおり機織りの精巧な技術を持った方であろうと思われます。古代では布を織る仕事が女性にとって最も重要な仕事であり、

それ故に女性の信仰を集めた神であったと思われます。

七夕神社から宝満川を挟む対岸に「牽牛社」が建立され、まつられています。

牽牛・織女の二神が天の川に隔てられ、年に一度だけ七夕の夜に出会うという故事に因んで建立されたと思われます。

この牽牛社は水害と周辺整備のため、大正12年に稲吉地区のある老松宮に移され合祀されました。

この老松宮に、織女神と相思の仲と言われる犬飼神(彦星の和名)の木像が祀られています。

「たなばた」の由来のひとつは「棚機(たなばた)」であると言われています。

「棚機」とは古い日本の行事で、乙女が着物を織って棚に供え、神さまを迎えて秋の豊作などを祈るものでした。仏教が伝わると、この行事はお盆を迎える準備として、旧暦の7月7日の夜に

行われるようになります。(お盆行事が8月に行われるようになると、七夕もあわせて8月に開催されるようになりました。)現在「七夕」という2文字で「たなばた」と読んでいるのも

ここから由来していると言われています。

小郡を含む周辺地域では、小学1年生で迎える七夕を「初七夕」と呼び、親戚や近所の人からつる付きの大きなスイカを贈ってもらったり、芋や稲などの葉にたまった朝露ですった墨を使って、

七夕の掛け軸を書いたりします。(小郡市観光協会HPより引用)

織姫像

彦星(牽牛)像

藤棚には、ふうりんの音色が暑さを和らげます。

願い事

七夕神社は「恋人の聖地」でもあります。

  

天の川(宝満川)を渡り、老松神社(牽牛社)へ

老松神社からゴールの西鉄端間(はたま)駅に向かいます。

小郡は、福岡県でも内陸部に属しており、風もなく暑いです。

あすてらす(小郡市健康福祉センター)で休憩。

「あすてらす」は、入浴施設もあるそうです。@800ぐらいかな?

天の川大橋を渡ります。

橋の高欄には、彦星・織姫のモニュメントがあります。

 

もう大昔の話ですが、私、学生時代映画研究部に所属していて、この宝満川付近で映画の撮影を行いました。

確か、端間公民館で合宿したと記憶していますが、その端間公民館どこだったかわかりません。

ネットで検索しても端間公民館としては、載っていません。あすてらすの所だったのかな???

11:20 西鉄端間駅にゴールしました。