はいっ~
(宮尾すすむ風に...)
皆様いらっしゃいませ
梅雨も明けまさに“夏真っ盛り”ですね
さて、色々な検索キーワードでこのブログに辿り着く方がいらっしゃいますが、最近は 『 通関士 』 から気の毒にもここへ来てしまう方もいらっしゃいます(笑)。
その通関士試験だが、その難易度の割には他の資格試験等にみられる“合格した科目は翌年免除”みたいなものはない。その上、あらゆる法律と言うのはそうなのかもしれないが例えば“関税定率法第○条第○項の例外規定”と言ったような堅苦しい言い回しを頭に叩き込むのである
“国家試験なんだから当たりまえだ。つべこべ言わずやれ!”と言われても致し方ないのだが、どうしようもない問題点があるのだ。毎年1回10月に行なわれる通関士試験問題作成者は明らかに“気が違っている”のではないか思われるような出題の仕方をするのだ。
どういうことかと言いますと、現在入手可能の市販されているテキスト全てを勉強して覚えても解けない問題を出すのだ。現役の通関士、しかもその品目を扱っている通関士にしかわからないような問題なのだ
例えばこの問題(現役通関士が解いてもほとんどが間違えると言うことを忘れずに!)
『A国で収穫された関税率表第8類に属する果実を原料として特恵受益国等であるB国で生産された同表第20.09項に属する当該果実のジュースは、B国の原産品である。』
○か×なのだが、これは頑張って勉強してきた人は99%即“B国の原産品”と判断し○と判断するわけだ。しかしこれは正解は×で“この通関を担当したことのある人”にしかわからない問題らしい。2年前に出題されたのだが、ネット上でも“賑わった”ようだ
ありえないだろ? まだ通関士になっていなくてこれからその門を叩こうと言う人たちに、現役通関士ですらわからない問題を出すなんて...。
これはもう蓮坊さんに是非改革してもらいたいものだ。
『 国家試験とは落とすものではなく良い才能を秘めた人材発掘するものではないのですか? あなた1番じゃないとダメなんですか? 』 と(笑)。
これはもうマンモスを追いかけている石器時代の人間が斧の変わりにいきなりギターを持たされ、 『 プロコム・ハルムやビリー・ジョエルの楽曲に使われているバッハの旋律を弾け! 』 と言われているようなものだ(こんな例えで良いのか?)
あるいは“こんにちは”も言えないアメリカ人が初めて日本に来て、いきなり 『 枕草子の原文を読んで“いとおかし”の意味を現代日本語で言え! 』 と言われているようなものだ(本当にこんな例えで良いのか...)
蓮坊さんがだめなら、石原都知事か!? オリンピック誘致なんぞ置いといて、こちらを先にやってくれ~!
ってな感じで勉強のし過ぎ、あるいは暑さで頭がおかしくなりつつある“崖っぷち受験生”でした
Have Nice A Day~