アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

紅梅

2016年02月12日 | 緑の季節

水戸後楽園の梅は2分咲きとの報道がありましたが、町内のウメの開花にはまだまだ時間がかかりそうです。しかし隣の町内では八重の紅梅だけががすでに咲いていました。早咲品種なのでしょう。天気予報では、明日・明後日は気温が上がりますが、その後は再び厳しい寒気に襲われるそうです。この紅梅もきっと驚くことでしょう。

梅の花言葉は「忍耐」です。言い換えれば「欲求不満」と言うことです。だから「忍耐」或いは「我慢」が必要なのです。人に頼ってばかりしていると、「あれをやってくれない」との愚痴が多くなり、いわゆる「くれない」族になってしまうのです。ぶつぶつ不平不満を独り言で口にしながら町を歩いている人を見かけることがありますが、それはきっと「くれない族」なのでしょう。自立できないくせに大勢の敵を作ってしまうと「忍耐」を強いられるのです。

私は、幼いころから苛められっ子でした。この境遇が、人を頼らない私の性格を形成したのだと思います。五里霧中の状態で、長期在外研究のためマレーシアに派遣されました。自分で研究課題を確立し、所属機関の看板プロジェクト研究に成長させました。頼まれて大学に出向し、曖昧模糊とした「地域保全学講座」の初代教授に就きました。定年退職後どうなったか分かりませんが、自分の判断で農地の多面的機能を軸に講義を構成し、好評でした。定年退職後は、若い世代に任せ過去から完全に脱皮しました。新たに住み着いた土浦市で高齢者クラブの会長に就き、地元に溶け込みました。クラブ内のもめ事を解消し、よく纏まったクラブを実現しました。月2回幹事会を開催、民主的に物事を決め、年間400項目にわたる事業を実施しています。会員は70人ですが、年間延べ6千人を動員しています。今、私の周りには「忍耐」は見当たりません。

高齢者クラブでは、私はリーダーですが、ワンマンにならぬよう細心の注意を払っています。いちいち幹事会に謀り、その結果を通信誌で会員全員に月2回知らせています。強引に「我」を通し、相手をねじ伏せるようなことをしなければ、「忍耐」を強いられることはないのだと思います。

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