アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

カマキリ

2009年08月19日 | うちの庭では
山椒の枝で若いオオカマキリがアゲハチョウを捕らえていました。カマキリにとっては大変なご馳走です。恐らく、アゲハチョウは山椒の葉に産卵しようとしていたのでしょう。哀れにも、子孫を残そうとしていたアゲハは敢え無い最後を迎えてしまいました。アゲハとその子孫の命はカマキリの子孫に生まれ変わったのです。命あるものは、他の命を食べることによって命を得るのです。
人も同じことで、食物は全て食物や動物などの生き物です。カマキリは虫を捕まえて食料としますが、食べられる虫は植物を食べて命を得ています。結局カマキリも植物無しには生きられません。植物は光合成によって大気中の炭酸ガスを炭水化物に変換して成長します。と言うことは、陸上の生物の命は太陽エネルギー、大気、土、水の化身なのです。
食事の前に日本人が唱える「頂きます」は、我々の命のために犠牲になる命達への感謝の言葉です。仏教の輪廻の思想に基づく作法なのでしょう。英語には「頂きます」はあるのでしょうか。食物を恵んでくださった神への感謝の祈りはあるようですが、食物となる動植物の命への感謝の気持ちは舞いように思います。この違いは民族性に現れるに相違ありません。
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