アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

石垣島

2009年08月21日 | みどりの風景
1996年から4年間滞在した石垣島の友人から絵葉書が届きました。絵柄は石垣市街の裏側の東シナ海に面する浦底浜の海岸風景です。八重山の澄んだ空気を通して見る空は、光を乱反射するエアゾルが少ないため、黒ずんだコバルトブルーです。そこに棚引く真綿のような雲が南国情緒をいやが上にも醸しだします。海は沖合いのリーフが防波堤の役割を果たし、鏡のように滑らかです。白砂の浜には打ち寄せる波もありません。白砂は、珊瑚を食べる色鮮やかなブダイという魚が噛み砕いた珊瑚礁の欠けらです。
もう10年近くも訪ねていませんが、石垣島は観光客も住民も増加して環境が汚染され、中国・東南アジア方面から漂着するゴミも加わり、絵葉書のような浜はもう見られないとのことです。珊瑚礁も赤土流出による水質汚染や水温上昇による白化現象により絶滅の危機に瀕しているようです。この絵葉書は今や昔話の世界に遠ざかってしまったのでしょうか。
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