アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

初日の出

2016年01月01日 | 緑の季節

 毎年元旦には霞ヶ浦で初日の出を参拝しています。今年も桜川の河口で初日を迎えましたが、地平線には雲が漂っていまたものの、天空は雲一つなく風も気温も穏やかでよく晴れた元日でした。日の出は毎日のことでしょうが、元旦となると特別なものの感じがします。今年も家族の健康と繁栄を祈念しました。この歳になっては、これから大仕事をなすなど大それた願いは毛頭なく、来年も無事初日の出を拝みたいだけです。せめて自分でも楽しく生きれば、仲間たちも楽しく暮らせるものと期待しているのです。

 今日は孫たちと凧揚げで遊びました。100円ショップで購入した西洋凧ですが、科学の発達した現代で技術も動力も要らず、自然の風の力だけでよく上がります。古くは通信や高空気象観測手段として使われていました。若いころマレーシアに関わりましたが、マレーシア航空のマークには凧の図案が使われていたのを覚えています。孫と一緒に親たちも凧揚げを楽しんでいましたので、来年の正月用にまた凧を準備したいと思います。

 今年は私も喜寿になります。父も母も喜寿の直前で脳梗塞で逝ってしまいました。私も十分に健康に注意しなければなりません。ところで、日本人男性の平均寿命は現在80歳に達しましたが、2000年ころは77歳だったのです。WHOの2014年の統計によれば世界の男性の平均寿命は68歳、最低はシエラレオネの48歳とのことです。医学の発展で日本人の寿命は随分伸び、健康に長生きできるようになりました。長生きすることは喜ばしいことですが、高齢者の犯罪が急増しているとのニュースを聞くと、長生きに幸せが伴っていないのではと考えさせられます。介護施設は順番待ちですし、核家族化した現代では自宅介護は親族に多大な迷惑をかけてしまいます。寿命は延びたが、高齢者受け入れの社会インフラの整備が伴っていないのです。

 高齢者が皆幸せな時代の到来を夢見ながら、無為の時をまた一年重ねるしかない年寄りになってしまいました。来年もまた初日の出を拝み、実現見込みのない夢を見るしかない思います。

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