アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

桔梗

2017年07月06日 | うちの庭では

秋の七草でお馴染みの桔梗ですが、自生原種は絶滅危惧種なのだそうです。我が家の桔梗は、園芸店から購入した改良種のようで、2度ほど地植えを試みましたが、定着しませんでした。里山植物ですので、適当に手を差し伸べなければ、生存競争には勝てないようです。今あるコンテナー植えの桔梗は、過密気味になってきましたので、株分けして再び地植えしてみようと思います。

桔梗の花言葉は「永遠の愛」です。人類にとり「永遠の愛」とは、コミュニティーを維持することでしょう。日本語では、地域共同体の維持です。人は、頼り頼られて生きる喜びを感じることができます。今月末に土浦では、八坂祇園祭が開催されます。祭りは地域コミュニティーの力を発揮する数少ないチャンスです。町内の老若男女が、団結力を確かめ合う年中行事です。小中生徒の子供たちが祭りの主役で、祭り囃子や山車曳きの役を担います。大人たちは山車の準備・交通整理・飲食物配給・獅子舞などで、縁の下を演じます。しかし子供たちはどんどん大きく育ちますので、「新」子供たちにお囃子を教え、先祖から引き継いだ地域を団結させるこの行事を続けてゆくのも、大人たちの役割です。こ祭りを絶やさないことこそが、永遠の地域愛なのではないでしょうか。

しかし最近はこの「永遠の愛」にも影が差し始めました。町内には外部から賃貸マンションに移住してきた、地域愛に欠けた新町民が増えてきました。祭囃子の練習の音は、我々には季節の風物詩と懐かしいのですが、彼らには「騒音」でしかないのです。練習が始まると、番号非通知の電話が警察にかかり、取り締まりを要求してくるのです。告訴されると警察も黙ってはいられず、我々に善処を打診してくるのです。

今年の祭囃子の練習場所は、町内から追い出されてしまいました。桜川堤防に面し周囲に民家のない隣町の集会場を借りることになりました。丁度隣町では、少子高齢化のあおりで、子供が極度に少なくなり、祭りができなくなってしまったのです。そこでその少数の子供たちも我が町内の祭りに参加してもらうことにして、ご先祖様から引き継いだ「永遠の愛」をつなげてゆこうと思います。いっその事、両町で祭りを合同運営したらよさそうなものですが、抵抗勢力がおり、調整がつきません。

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