うとうと

　今朝のＮＨＫ朝ドラ「カーネーション」で、主人公の糸子が父親と喧嘩し、いざという時に頼りになる神戸の祖父母の元へ家出しました。しかし神戸の家の主は従兄弟夫婦に代替わりしていて、年老いて生気を失いぼんやりと暮らす祖父母の姿を見てしまいました。祖父は縁側で「うとうと」と転た寝しながら当椅子にもたれ、訪ねてきた糸子にも気づきません。そこで糸子は、これまで頼ってきた祖父母を今度は自分が守ってやらねばならぬと自覚するのです。
　家内に「私もいずれあゝなるのだな」言うと、「あなたはもうあゝなっているよ」とショッキングな返事が戻ってきました。そう言えば、読書やワープロなど何か作業をしていればそうではないのですが、ぼんやりとテレビを観ているといつの間にか「うとうと」と眠っていることが多いのです。特に夕食後は「うとうと」が顕著で、「うとうと」のために45分間の大河ドラマを通してまともに観たことはほとんどありません。
　薬が残り少なくなったので午後病院へ定期診察に出かけました。私の主治医の循環器内科医が言うには、「うとうと」時は血圧が低下していることが多く、血流が停滞し脳梗塞を起こしやすいので注意しなければならない、と脅します。とりあえず寝不足に気を付け、「うとうと」が始まったら寝てしまうように指示を受けました。「うとうと」の間に三途の川を夢心地でうっかり渡ってしまうということもあるやもしれません。現在服用している５種類のうち２種類が眠気を誘う薬があるので、私としては老化現象ではなく薬害と考えたいのですが。