サッカーJ1、あす再開
2009/04/03(金) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
底力試される鹿島
Jリーグ1部(J1)は2週間ぶりに4日、再開する。鹿島は4、5月に公式戦13試合があり、強行日程が続く。小笠原のスタメン復帰や大型新人・大迫の活躍などチームに明るい兆しはあり、連戦疲れが予想される中、勝ち点を拾う底力が試される。
興梠のロスタイム弾により土壇場で勝ち点3を手にした広島戦後、主将の小笠原は自ら切り出した。「選手を替えたことが一つのターニングポイントだった」。浦和との開幕戦こそ勝利を収めたが、続くアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)とリーグ戦はミスも絡んで2連敗した。
ホームでのACL第2戦、オズワルド・オリベイラ監督は予想外の選手起用に出た。興梠、新井場の主力2人をベンチからも外し、けが明けの小笠原、新加入の大迫、朴を先発に起用した。
この抜てきは大成功。小笠原が中盤の底に構えることで攻守のリズムに変化が生まれ、さらにプロ初先発の大迫が1ゴール1アシストと結果を残した。刺激を受けた興梠は、次のリーグ戦で途中出場ながら決勝点を奪う意地を見せた。青木は「競争意識はかなり高いものがある」と語る。
さらなる連戦となる4、5月は疲労を考えてスタメンを入れ替える「ターンオーバー制」を選択する可能性も高い。今以上の競争力に加え、したたかな戦い方も大切になる。鈴木満取締役強化部長は「(4、5月は)スケジュールもきついし、5月終わりの中断期間までをどう乗り切れるか」と話しており、チームの総合力が問われる。
【写真説明】
試合を重ねるたびに存在感を増すFW大迫
スタメンをいじり活性化したアントラーズとは小笠原主将の弁。
その結果、チーム内の競争意識が更に高まり、良い方向にチームが向かっておる。
サブ組では、ユダも復帰し、ヤスは好調である。
サブメンバーがいつ試合に出てきても何ら問題は無い。
「ターンオーバー制」とまでは行かぬとも、選手の入れ替えは多少考慮すべきやもしれぬ。
とはいえ、「勝っている時はチームをいじらない」の鉄則もある。
難しいところである。
紅白戦で主力組を完封したサブの実力を見せつける時は必ず来る。
常に準備しておくのだ。
明日からは、また再び過密日程である。
不慮のアクシデントが起こらぬとは限らぬ。
総力戦で戦うのである。
2009/04/03(金) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
底力試される鹿島
Jリーグ1部(J1)は2週間ぶりに4日、再開する。鹿島は4、5月に公式戦13試合があり、強行日程が続く。小笠原のスタメン復帰や大型新人・大迫の活躍などチームに明るい兆しはあり、連戦疲れが予想される中、勝ち点を拾う底力が試される。
興梠のロスタイム弾により土壇場で勝ち点3を手にした広島戦後、主将の小笠原は自ら切り出した。「選手を替えたことが一つのターニングポイントだった」。浦和との開幕戦こそ勝利を収めたが、続くアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)とリーグ戦はミスも絡んで2連敗した。
ホームでのACL第2戦、オズワルド・オリベイラ監督は予想外の選手起用に出た。興梠、新井場の主力2人をベンチからも外し、けが明けの小笠原、新加入の大迫、朴を先発に起用した。
この抜てきは大成功。小笠原が中盤の底に構えることで攻守のリズムに変化が生まれ、さらにプロ初先発の大迫が1ゴール1アシストと結果を残した。刺激を受けた興梠は、次のリーグ戦で途中出場ながら決勝点を奪う意地を見せた。青木は「競争意識はかなり高いものがある」と語る。
さらなる連戦となる4、5月は疲労を考えてスタメンを入れ替える「ターンオーバー制」を選択する可能性も高い。今以上の競争力に加え、したたかな戦い方も大切になる。鈴木満取締役強化部長は「(4、5月は)スケジュールもきついし、5月終わりの中断期間までをどう乗り切れるか」と話しており、チームの総合力が問われる。
【写真説明】
試合を重ねるたびに存在感を増すFW大迫
スタメンをいじり活性化したアントラーズとは小笠原主将の弁。
その結果、チーム内の競争意識が更に高まり、良い方向にチームが向かっておる。
サブ組では、ユダも復帰し、ヤスは好調である。
サブメンバーがいつ試合に出てきても何ら問題は無い。
「ターンオーバー制」とまでは行かぬとも、選手の入れ替えは多少考慮すべきやもしれぬ。
とはいえ、「勝っている時はチームをいじらない」の鉄則もある。
難しいところである。
紅白戦で主力組を完封したサブの実力を見せつける時は必ず来る。
常に準備しておくのだ。
明日からは、また再び過密日程である。
不慮のアクシデントが起こらぬとは限らぬ。
総力戦で戦うのである。